赤石岳・・小赤石岳 赤石小屋より | |
友歩会夏山例会 | |
赤 石 岳 標高3121m |
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百間洞山ノ家〜赤石岳〜富士見平〜赤石小屋(泊)〜樺段〜椹島 | |
8月1日から5日で、友歩会夏山例会を聖岳、兎岳、中盛丸山、大沢岳、赤石岳縦走を行った。第4日目8月4日、百間洞山ノ家から赤石岳に登って赤石小屋に下るコースだ。 百間洞山ノ家、今日は久々に天気が素晴らしい、出発準備をして5時20分赤石岳を目指して登り始める。10分ほどで大沢岳の分岐にを通過する。昨日、大沢岳をピストンしないで進むとここに下ってくるのだ。 ここからおおむね東方向に登っていく。標高2760mまで登ると百間平の西端になる。登りながら振り返ると、中盛丸山、大沢岳が形を変えながら山の陰から見えてくる。さらに兎岳が見え、中盛丸山、大沢岳のパノラマになってくる。中央アルプスが雲に浮かんで素晴らしい。 |
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百間洞山の家(標高2470m)にて |
百間洞山の家を出発 |
中盛丸山 |
赤石岳へ |
中央アルプス遠望 |
赤石岳へ |
兎岳 |
中盛丸山 |
大沢岳 |
赤石岳へ |
百間平に足を踏み入れると、広々した平原の向こうに聖岳、兎岳、中盛丸山、大沢岳の縦走してきた山並みが一望できる。聖岳はさすがに大きな山容だ。 | |
中央アルプス遠望 |
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聖岳・兎岳・中盛丸山・大沢岳 百間平 |
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聖岳・兎岳・中盛丸山 百間平 |
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聖岳 百間平 |
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百間平の中心部へ進んでいくと、朝日を背にした赤石岳がまばゆく、その左側に悪沢岳が見える。中央アルプスは、ハイマツの上に載っている。聖岳は、百間平が考えられないほど広いので平原の端に山頂を覗かしている感じだ。 | |
赤石岳へ |
赤石岳へ |
悪沢岳・赤石岳 百間平 |
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中央アルプス遠望 百間平 |
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百間平にて |
聖岳 百間平 |
百間平 |
百間平を行く |
百間平の中央部に、百間平の標識が建っている。少し先に進むと登山道わきが白く光っている。草原の朝露が朝日に照らされて輝いて見えるのだ。 | |
百間平にて |
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さらに進むと赤石岳がどんどん大きくなり、雄大な赤石岳に見えてくる。一方、右側を見ると聖岳が山裾まで見えるようになり、赤石岳と聖岳の二座が勇姿を誇っている。更には赤石岳の左に悪沢岳も大きく迫っている。 振り返ると、聖岳の右に兎岳が見え続いて小兎岳、中盛丸山、大沢岳がパノラマになって見える。そのパノラマの尾根を歩いてきたのだ。聖岳と兎岳の間に台形の山が見えている。昨日、聖平、小聖岳から眺めた光岳だ。光岳の左はイザルガ岳その左前が易老岳だ。 |
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赤石岳 |
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聖岳・兎岳 易老岳・イザルガ岳・光岳(中央奥) |
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兎岳・小兎岳 易老岳・イザルガ岳・光岳(奥) |
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大沢岳 |
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光岳 兎岳・小兎岳・中盛丸山・大沢岳 百間平 |
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正面には、赤石岳が朝日で依然として輝いている。その左に悪沢岳の荒川東岳、荒川中岳、荒川前岳が見え、前岳の手前が大崩壊地になっている様子がうかがえる。その左には塩見岳、仙丈ヶ岳など山並みが見える。 雲上の平といえば北アルプスの雲ノ平や、新潟の苗場山は有名であるが、ここ百間平はそんなに広くはないがゆったりした気持ちにさせてくれるようだ。 |
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仙丈ヶ岳・塩見岳・ 悪沢岳(荒川前岳・中岳・東岳)・小赤石岳・赤石岳 |
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仙丈ヶ岳・塩見岳・ 悪沢岳(荒川前岳・中岳・東岳) |
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塩見岳・悪沢岳(荒川前岳・中岳・東岳) |
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聖岳・光岳 兎岳・中盛丸山・大沢岳 百間平 |
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広々した百間平から今度は尾根道の馬の背を進む。馬ノ背の名前からかなりトリッキーな尾根と思っていたが、地図通りの普通の尾根だった。尾根を進むと正面に岩石の壁に突き当たった。 | |
赤石岳へ |
赤石岳へ 馬ノ背を行く |
赤石岳 |
赤石岳へ |
赤石岳へ |
赤石岳へ 登りに備えてエネルギー補給 |
聖岳に雲が湧いてきた |
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兎岳・中盛丸山・大沢岳 百間平・馬ノ背 赤石岳への急登取付きより |
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赤石岳主峰の付け根で標高2830m、ここから岩石の道を大きく右に巻いて標高差約300mの急登だ。岩石の道は、石グルマに乗らないよう注意しながら登って行く、大きく巻いて標高2950m辺りからガラ場道になり思いっきり急登になってくる。 | |
赤石岳へ 岩石の大斜面を登る |
赤石岳へ |
赤石岳へ |
穂高湖へ赤石岳へ |
この先余りにも急登で休憩できそうなところがなさそうなので標高2970mで一休みにした。このあと急登を足の滑りをこらえながら胸突き八丁を必死で登る。途中、安全なところを探して一息入れ、標高3070mの平らなところにたどり着いた。赤石岳へ今日一番の最も厳しい登りだった。 | |
赤石岳山頂は遠い |
ちょっとお休み |
赤石岳へ |
赤石岳山頂が霧の中に見えてきた(標高3070m) |
平らなところまで登ると、雲の中に山頂と避難小屋が見え始めた。ここまでくればほぼ登頂達成、少し晴れるのを待って山頂の景色を確認して山頂に向かった。 | |
赤石岳へ 後方に山頂と避難小屋 |
赤石岳山頂をバックに |
赤石岳 |
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赤石岳にて |
赤石岳山頂 |
赤石岳 |
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赤石岳は、標高3121mで一等三角点になっている。山頂からの360度の大パノラマを期待したがあいにく雲の中で何も見ることはできなかった。山頂から見たかった眺望は、百間平で思う存分見ることができたのでよかったと思う。コーヒータイムなどとり1時間ほど山頂でゆっくりくつろいだ。 | |
赤石岳 山頂は大賑わい |
赤石岳 山頂 |
赤石岳 一等三角点 |
赤石岳 一等三角点(標高3120.5m) |
赤石岳 山頂 |
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赤石岳 山頂 |
赤石岳 山頂 |
山頂で1時間も居たのは初めてだが、夕立も心配なので下山を始めた。下り始めると山の人気者、雷鳥の親子が道案内してくれた。暗部まで下り少し登り返すと、赤石小屋への分岐になる。この分岐から先を覗いてみると雲の中にうっすら小赤石岳の頭を見ることができた。悪沢岳の景色を楽しみたかったが残念だ。 | |
イワツメグサ |
分岐のピークうしろに小赤石岳がうっすら |
小赤石岳 分岐より |
赤石小屋へ |
分岐から水場まで標高差約230m、かなり急な下り、両側はお花畑でお花を楽しみながら足元に注意しながら下る。水場で小休止をとり、さらに標高2700m辺りまで急斜面を下る。 | |
赤石小屋へ |
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ハクサンフウロ |
赤石小屋へ |
ウスユキソウ |
マツムシソウ |
赤石小屋へ |
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シシウド |
トリカブト |
水場(標高2800m) |
赤石小屋へ |
標高2700m辺りにを巻きながら沢をアップダウンを繰り返し富士見平まで約45分トラバース道を歩く。富士見平で小休止、赤石小屋はもうすぐだ。 | |
赤石小屋へ |
赤石小屋へ |
赤石小屋へ |
オトギリソウ |
赤石小屋へ |
赤石小屋へ |
富士見平(標高2710m) |
赤石小屋へ |
富士見平から標高差約160m、尾根道を快適に下る。赤石小屋に13時30分到着、到着すると赤石を目指して登ってきたKさんが出迎えてくれた。 受付を済ませ、赤石岳、聖岳、悪沢岳の展望を楽しんだ。残念ながら雲間に見えるシルエットの山だった。赤石小屋の近くに三角点があるので行ってみた。小屋から10分ほど南東に小さな尾根を歩くとハイマツの中に見つけられた。 赤石小屋の三角点は、点名奥樺沢で三等三角点、標高は2564.5mだ。標石は薄緑で苔が生えてきそうな感じがした。文字は、ハイマツ側で見えない。 小屋に戻って、出迎えてくれたKさんと5名で談話室で乾杯、団欒した。小屋は超満員で隣の人の足けり、肘鉄でよく眠れなかった。夜空の星は、天野川も見え満天の星空だった。 |
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赤石小屋に到着 途中参加のKさんが出迎え |
赤石小屋(標高2550m) |
赤石小屋 三角点 |
赤石小屋 三等三角点(標高2564.5m) |
悪沢岳 赤石小屋より |
聖岳 赤石小屋より |
赤石岳 赤石小屋より |
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第5日目8月5日、今日は赤石小屋を出て椹島に下山し、帰阪の予定だ。 4時50分過ぎに日の出ということで、小屋横の少し高い展望台で日の出を待った。日の出は、残念ながら悪沢岳、千枚岳の右側になるのだが木が茂っていて木の隙間からの真っ赤な太陽が覗く程度だった。山が焼けるかと思ったが丁度朝食の時間になり見られなかったがどうも山は朝焼けしなかったようだ。 |
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悪沢岳・千枚岳(木のうしろ)右から日の出 |
赤石岳の朝焼けを待つ |
聖岳と兎岳の空が赤くなってきた |
赤石岳 |
赤石岳 |
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赤石岳・赤石小屋分岐ピーク・小赤石岳・・富士見平 |
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聖岳・兎岳 |
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小屋を出発しようとしたら小屋の人が窓を閉め始めた。ヘリがやってくるようで窓を塞いでいるということだった。そんなところで記念写真を撮って下山を開始した。下山は1人増えて5人グループになった。 下りは、樹林帯の尾根道を標高差約1400mとかなり長い下りだ。5時40分赤石小屋を出発、快適に下っていく、何組かのグループと抜きつ抜かれつしながらだ。 |
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赤石小屋にて(写真 I 氏) |
赤石小屋にて |
赤石小屋をあとに椹島へ |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ | 椹島へ |
樺段まで順調に下り、樺段でコーヒーブレークにする。山の中で飲むコーヒーはなかなかなもんだ。20分ほど休んでまた下り始める。 | |
樺段でコーヒーブレーク |
摩耶山 樺段にて |
標高1400mあたりまで下ったところでハプニング、一人が足をつりだした。しばらく休んで歩いてみたが改善せず。リュックを他のメンバーに託し空身で下ってもらった。時々休憩しながらなんとか登山口に下山できた。 | |
椹島へ |
椹島へ |
椹島登山口(標高1160m)に無事下山 |
椹島登山口に無事下山 |
椹島ロッジに戻り、さっそくシャワーを浴びて4日間の汗を落とした。すっかりいい気分になったところでビールで乾杯、あわせて昼食もとり、送迎バスで畑薙第一ダムへ。静鉄バスを待って14時25分発の静鉄ジャストラインで静岡へ、静岡からひかりで帰阪した。 今回は、半月前に六甲で顔合わせと訓練登山をしただけでの本番、なにか行き届かないことがありはしないかと心配したがみなさんの協力で無事縦走ができました。みなさんの協力に感謝します。またチケットの手配から山小屋の手続き、タイムキーパーなどしていただいた I さんに深く感謝します。みなさん楽しい山旅ありがとうございました。またどこかの山でお会いしましょう。 |
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兎岳・中盛丸山・大沢岳に戻る | |
赤石岳 基準点名:赤石岳 等級種別:一等三角点 標高:3120.5m 所在:長野県大鹿村 地図:赤石岳 赤石岳 山頂 赤石岳 赤石小屋より |
赤石岳 一等三角点 3120.5m 2016.08.04 |
赤石小屋 基準点名:奥樺沢 等級種別:三等三角点 標高:2564.5m 所在:静岡県静岡市葵区 地図:赤石岳 |
赤石小屋 三等三角点 2564.5m 2016.08.04 |
コース |
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