三本杭 山頂
日本三百名山 
三 本 杭 標高1226m
万年橋〜雪輪ノ滝〜千畳敷〜億千畳〜熊ノコル〜三本杭〜御祝山〜万年橋
 12月2日から5日で四国の三本杭と篠山に行った。第1日目は移動日で、12月2日22時オレンジフェリーで東予港に向かった。

 第2日目、12月3日早朝6時東予港に入港、早速バスに乗り換えて三本杭に向かった。当初予定では、今日は篠山で明日三本杭に登る予定だったが、明日の天気予報が雨のため、今日の良い天気のうちに三本杭に登ることになった。

 近くのコンビニで昼食のおにぎりなど購入して、いよ小松ICから走り出した。8時前に道の駅みまに立ち寄り休憩後滑床渓谷へと走る。滑床に到着、登山準備をして万年橋登山口を9時10分に出発。

滑床 登山準備

御祝山

御祝山

万年橋登山口(標高355m)

小春日和の道を出発
 小春日和の公園を出発、ほんの少しで渓谷に入って、雰囲気が全く変わり、左下に滑床渓谷を楽しみながら遊歩道を登っていく。渓谷の入口には自然の軌跡ともいえる大きな岩があり、鳥居岩と名付けられていた。

 滑床は延々と続き、どこまでが一枚岩なのか全く見当がつかない。そして流れる水は長い年月をかけ硬い岩を削って流れているさまは大自然そのものだ。

奥千畳へ

鳥居岩

滑床渓谷

滑床渓谷

滑床渓谷

奥千畳へ

滑床渓谷

滑床渓谷

奥千畳へ

百石

奥千畳へ

奥千畳へ

大きく口を開いた岩

すごい滝が見えてきた
 大自然の営みを感じながら30分ほど歩くと大きな滑滝に到着する。左岸に展望台が有り右岸に素晴らしい滝、雪輪ノ滝がある。滑滝で垂直の滝ではないので瀑布の様相はないが素晴らしい滝だ。沢の上流にはびっくりするくらい大きな落合淵があり、水の大きな力を目の当たりにした。

雪輪ノ滝と落合淵

雪輪ノ滝

雪輪ノ滝展望台

雪輪ノ滝

雪輪ノ滝

落合淵

右岸へ橋を渡る

橋から見る落合淵

奥千畳へ

奥千畳へ 滑滝をトラバース
 雪輪ノ滝の後橋を渡り、今度は右岸に沿って登っていく。左右の尾根から沢へたくさんの滑滝があり、足元に注意しながらトラバースして進んでいく。雪輪ノ滝から約20分で千畳敷に到着する。千畳敷は、広い沢一面が広い広い岩だ。

千畳敷に到着

千畳敷(標高600m)

千畳敷
 千畳敷からさらに登っていく、滑滝のトラバースは注意しながら渡っていく。小さな無数の岩は苔むしてなかなか美しい。雨上がりなど素晴らしい苔が見られるのではないだろうか。渓谷には大きな岩、鼓岩などもある一方、岩の間には大きな淵があって自然の力、パワースポットに来ているようだ。

奥千畳へ

奥千畳へ 滑滝をトラバース

奥千畳へ

奥千畳へ

鼓岩

左岸にあった滝 かなり落差がある

滑滝をトラバース

トラバースした滑滝を見上げる

苔が美しい

奥千畳へ

渓谷

奥千畳へ

渓谷

奥千畳(標高695m)
 千畳敷から45分ほどで奥千畳に到着、沢が二又に分かれていて千畳敷に比べるとその比にならないくらい狭い奥の千畳敷だ。

 ここから左側の沢に沿って登っていく。ここまでは登山口から標高差約350mを1時間50分ほどかけて登ってきたが、ここから熊ノコルまで2kmほどで標高差が340mぐらいと少し登りが厳しくなる。数回トラバースして最後は急坂を登り切ると熊ノコルだ。熊ノコル近くになると動物よけのフェンスが目に入ってくる。

「2.0km黒尊越」 熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ

熊ノコルへ シカ防護ネットが出てくる

熊ノコルを通過
 熊ノコルからは今までと違って、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラなど広葉樹林でとても明るい。小春日和を感じながら三本杭の山頂を目指して登っていく。左上に木々の間から三本杭の山頂も見えワクワクしてくる。

 尾根に沿って快適な登りを楽しみながらいくとやがてタルミに到着する。よくわからないがタルミの南側に標高1200m程のピークが有り、北側には主峰の三本杭、もしかして双耳峰なんだろうか。すすきの間のフェンスがあり、入ると花の時期ではないがアセビのトンネル、その上にまたフェンスがあり、その上が三本杭の山頂だ。

三本杭へ

三本杭へ

三本杭へ

三本杭へ

三本杭へ 動物よけフェンスを通へ
 

三本杭山頂 タルミより

三本杭 山頂に到着

三本杭 山頂にて
 三本杭は、標高1226mで一等三角点になっている。展望は360度、明日登る篠山が南に尖って見え、西には九州の山由布岳、くじゅう連山、阿蘇、祖母山などうっすらと確認できる。また雲海に浮かぶ山塊はよく見かけるが海に浮かぶ小島も幻想的に見え素晴らしい。

 三本杭の山名の由来は、宇和島藩、伊予吉田藩、土佐藩の境界を示す杭が山頂近くに立てられていたことによるらしい。

 小春日和、山頂で昼食を食べた。予想では風が強く食事どころか早々退散を予想していたがラッキーな昼だった。

三本杭 山頂

三本杭 一等三角点(標高1226.1m)

三本杭山頂よりの展望 中央奥が篠山

三本杭 山頂にて

三本杭 山頂をあとに

アセビのトンナルを下る

タルミより南のピーク(双耳峰?のピーク)
 アセビのトンネルを下りタルミへ、前に見えるピークを巻きながら進むがここもアセビの群生だ。少し登って振り返ると今登った三本杭の山頂がよく見える。

三本杭 尾根道より

アセビ群生の中を行く

三本杭 尾根道より
 アセビの森を抜けると北東に延びる尾根筋に出る。アセビに続いてブナ、ヒメシャラ、ミズナラ、コナラなどの森が続き、やがてシャクナゲの森になる。ここで時期はずれのシャクナゲが数輪咲いていてびっくりした。

小春日和のブナ、ミズナラ、ヒメシャラの森を下る

季節はずれのシャクナゲ開花

季節はずれのシャクナゲ開花

シャクナゲのジャングル

御祝山へ
 尾根をどんどん下ると御祝山に到着した。御祝山は、標高998mで四等三角点になっている。雑木林で展望は全く望めない。この山は万年橋登山口から頭上に見えていた山だ。

御祝山へ

御祝山 山頂にて

御祝山 山頂

御祝山 四等三角点(標高998.4m)
 御祝山をあとに万年橋登山口へ下山開始した。かなり急な斜面もあり注意しながら下る。どんどん下ると林道出合、ここで休憩をして最後の下りになる。数回林道を横切り尾根に沿って下る。下に車道が見えると御祝山側の登山口だ。

万年橋へ

万年橋へ

万年橋へ

万年橋へ 林道に出る

万年橋へ

万年橋登山口に下山

万年橋登山口(標高360m)

鬼ヶ城山系山道 案内板

滑床 森の国

滑床 足摺宇和海国立公園碑
 全員無事、登山口に下山、みなさん楽しい山旅をありがとう。リーダーさんありがとうございました。今回、滑床渓谷を登り、ブナなど美しい森を見て山頂へ、下りはアセビ、ブナなどの林を下り、シャクナゲの群落を楽しんだ。三本杭は硬い渓谷、山頂の大らかさ、御祝山へと続くお花の尾根と素晴らしい山だった。
篠山へ   
 
三本杭

基準点名:滑床山
等級種別:一等三角点
標高:1226.1m
所在:愛媛県宇和島市
地図:松丸

三本杭               山頂 

三本杭 一等三角点 1226.1m 2016.12.03
御祝山

基準点名:藤生
等級種別:四等三角点
標高:998.4m
所在:愛媛県宇和島市
地図:松丸

御祝山               山頂 

御祝山 四等三角点 998.4m 2016.12.03

コース
12/02 移動 晴れ
 大阪南港(22:00)=[オレンジフェリー]= (船中泊)
12/03 三本杭 晴れ
 東予港(6:00/6:10)=[バス]=いよ小松IC=道の駅みま(7:58/8:08)=
滑床万年橋登山口(8:54/9:10)〜[滑床渓谷]〜雪輪ノ滝(9:40/9:50)〜
千畳敷(10:09/10:15)〜奥千畳(10:58/11:07)〜(11:58/12:11)〜熊ノコル(12:21)〜
タルミ(12:43)〜三本杭(12:49/昼食/13:21)〜タルミ(13:26)〜御祝山(14:08/14:22)〜
林道出合(15:01/15:10)〜万年橋(15:31/15:40)=[バス]=宇和島市 
宇和島グランドホテル(16:30) (泊)
12/04 篠山 雨  附:宇和島城 卯之町
 宇和島グランドホテル(8:27)=[バス]=宇和島城(8:30/登城/9:07)=津島(9:25)=
篠山八合目P(10:14/10:25)〜観世音寺跡(10:55)〜篠山(11:10/11:27)〜
八合目P(12:03/12:14)=島津(13:05)=
道の駅津島やすらぎの里・熱田の湯(13:06/入浴・昼食14:43)=
卯之町(15:16/散策/16:12)=東予港(19:06/22:30)=[オレンジフェリー]=(船中泊)
12/05 移動 晴れ
 大阪南港(6:10)

参加者 10名 
実施日 2016.12.02-12.05
毎日新聞旅行  kawamura  

篠山へ