大台ケ原 正木ヶ原
 日本百名山   
大杉谷から大台ケ原へ  日出ヶ岳 標高1695m
Vol.2
桃の木山の家〜七つ釜滝〜堂倉滝〜粟谷小屋〜シャクナゲ平〜日出ヶ岳〜大台BS
 
 4月22日、23日で大杉谷から大台ケ原を縦走した。第2日目、4月23日は桃の木山のから大杉谷を詰、大台ケ原へ登るコースだ。

 桃の木山の家を6時20分に出発、七つ釜、大台ケ原方面へと登り始めるとすぐ昨日のような、岩の中腹に作られ、クサリのついた巻き道を登る。そんな巻道を何回もアップダウンを繰り返し登っていく。

桃の木山の家を出発(標高480m)

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

七ツ釜滝の最下段?

大台ケ原へ
 左下にほんの小さな滝と滝壺が見えてきた。七つ釜滝の一番下の釜なんだろうか。巻きながら登っていくと左側に滝が見えてきた。七つ釜滝でさらに登ると東屋があり展望台になっている。樹木が邪魔して全容は見られないが素晴らしい滝だ。

 七つ釜滝は、落差120mあまりで、日本の滝百選に選ばれているそうだ。目で見るには感激するが写真にはうまく収まらない。

 ここでトラブル、女性メンバーがこれ以上着いて行けないということで、サブリーダーと2人で下山することになった。ここからサブリーダーを仰せつかりしんがりを務めることになった。

七つ釜滝

七つ釜滝

七つ釜滝
 ここから先の登山道は、2004年(平成16年)の台風21号で岩盤斜面崩壊し、通行止めになっていたが10年ぶりの2014年(平成26年)より再開されたコースだ。

 七つ釜滝展望台から少し登ると、その面影となるゲートがあり、ここから先は通行止めになっていたのだろう。さらに進むと岩をえぐった登山道が続き、クサリがかかっていて迫力がある。そして七つ釜吊橋を渡り、河原近くの右岸を沢沿いに登っていく。岩を削った登山道と、大杉谷の河原とが緊張感を高める。

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

七つ釜滝吊橋

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

崩壊地

崩壊地

 やがて前方に岩盤崩壊した地点が近づいてくる。流れていた川の水はなくなり、崩壊したところは伏流水になっているのであろう。崩壊した巨岩は、山積みになっている感じだ。

 そんな巨岩の間に登山道が付けられ通行できるようになった。10年経って崩壊現場も落ち着き新名所になりつつある。崩壊した垂直の断面が新たな岩になっているが、最近起きた地震の断層がズレた感じにも見える。


崩壊地

崩壊地

崩壊地

大台ケ原へ 崩壊地を通過

崩壊地
 崩壊地を越え沢に降りると、砂の沢の中に大きなサワグルミの木が崩壊現場を見守ていたかのように大きく伸びている。

 ほどなく少し離れた左岸に、光滝が見えてくる。右岸より巻いて登っていくと、隠滝吊橋に出る。隠滝は、橋の下にあってあまり良く見えないがそんなに大きな滝ではない。

大台ケ原へ

光滝

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

隠滝吊橋 隠滝は橋の下に!
 谷底を感じながらクサリを持って前進、岩をえぐった道を注意しながら前進する。やがて堂倉吊橋が現れ、ダムが見える。そして堂倉滝吊橋になり、堂倉滝が見えてくる。

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

堂倉吊橋

堂倉ダム

堂倉滝(標高850m)
 堂倉滝は、大杉谷を代表する滝のひとつで、水量も多くマイナスイオンで癒される。滝に陽が射し、周囲は虹色で素晴らしい。ここでしばらく休憩、ここから大杉谷に別れを告げて1.6km、標高差約330m、1時間あまりの急登だ。滝で鋭気を養って急登にかかる。しばらく登ると尾根道に出て黙々と登る。

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ
 やがて目の前が開けて大台林道に出る。大台林道を右にとって進むと、登山道本線の分岐があるがパスして進むとまた登山道本線の分岐があり、そこに延命水がある。水を補給して一旦そのまま前進して粟谷小屋へと進む。ここで少し早い昼食をとる。

大台ケ原へ 林道に出る

粟谷小屋(標高1150m)
 昼食を済ませ、分岐まで戻りここから大台ケ原日出ヶ岳山頂まで、標高差550m、2時間余りの登りだ。歩くこと1時間20分、シャクナゲ平に到着。

大台ケ原へ 登山道本線分岐

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ
 シャクナゲ平からは緩やかな登りになり、小さなアップダウンを繰り返す。シャクナゲ平標識から次のピークまで来ると雑木林の向こうに日出ヶ岳の山頂が見えてくる。ほぼ尾根がなくなり広々した緩やかな斜面になってくる。大台ケ原のイメージが伝わって来る。

大台ケ原へ シャクナゲ平(標高1520m)

大台ケ原へ 花芽がないシャクナゲ

大台ケ原へ 日出ヶ岳が木々の向こうに見えてきた(標高1510m)

大台ケ原へ 残雪が出てきた

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原へ
 とわ言え最後の登り、標高差約120m頑張って登る。登山道は概ね階段道になっている。登りが緩やかになると山頂が見え山頂に到着した。

大台ケ原へ 残雪を登る(標高1580m)

大台ケ原へ

大台ケ原へ

大台ケ原 山頂に到着
 日出ヶ岳は、標高1695mで一等三角点になっている。山頂には展望台があって360度の展望が楽しめる。日出ヶ岳は、大台ケ原の主峰だ。

 素晴らしい景色を山頂でしばらく展望を楽しんで、正木ヶ原から尾鷲辻へと進み、大台ケ原の魅力を満喫した。尾鷲辻から大台ケ原バス停へと歩いて奈良交通のバスを待った。


 途中げリタイヤした女性とサブリーダーが、バスを引き寄せたため大幅に到着が遅れるとのことになった。そこで奈良交通の定期バスで杉の湯まで行きそこで合流することになった。上手く合流でき梅田に18時すぎ無事到着した。

大台ケ原 山頂

大台ケ原 一等三角点(標高1695.1m)

大台ケ原より大峰奥掛の山々
笠捨山・・・・・・釈迦ヶ岳・・・仏生獄・・・・・・・・・・・・・・・・八経ヶ岳・・・弥山・・・・・・行者還岳・・・・・・・大普賢岳・・・山上ヶ岳

大台ケ原より大峰奥掛の山々

大台ケ原

大台ケ原
 今回の途中リタイヤでは、乗ってきたバスを引き寄せバスの運行時間を大きく変えてしまった。たまたま奈良交通の路線バスがあったから遅れがほとんど生じなかった。途中下山しても交通手段が限られる場合の対応は非常にむつかしい。旅行の規定では、「万一事故などが発生した場合に要する費用はお客様の負担となります。」とあるので安易な参加は止めるべきだ。今回は、旅行会社が便宜を図ってくれたのでラッキーだったと思う。

 楽しい山旅ができた参加者の皆さん、リーダーさんありがとうございました。
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大台ケ原山 日出ヶ岳

基準点名:大台ケ原山
等級種別:一等三角点
標高:1695.1m
所在:三重県大台町
地図:大台ケ原山

日出ヶ岳 山頂

日出ヶ岳 一等三角点 1695.1m 2017.04.23

コース
4/22  晴れ
 梅田(7:50)=[バス]=針TRS=大杉谷自然の家(11:22/11:33)=
大杉谷登山口(11.57/昼食/12:14)〜地獄谷(12:57)〜京良谷(13:24/13:36)〜
千尋滝(14:14/14:25)〜シシ淵(15:05/15:18)〜桃の木山の家(16:17) (泊)
4/23  快晴
 桃の木山の家(6:19)〜七ツ釜滝(6:44/6:58)〜崩壊地(7:27〜7:43/7.52)〜光滝(7:54)〜
堂倉滝(8:35/8:46)〜粟谷小屋(9:55/昼食/10:22)〜シャクナゲ平(11:42/11:51)〜
日出ヶ岳(12:34/12:52)〜正木ヶ原〜尾鷲辻(13:32)〜大台ケ原BS(14:07/14:30)
=[奈良交通バス]=杉の湯(16:00/16:17)=[バス]=梅田(18:03)

参加者 16名
実施日 2017.04.22-04.23
毎日新聞旅行 nagao fumimoto