天狗岳(東天狗) 山頂にて | |
友歩会夏山例会 | |
北八ヶ岳 白駒池 天狗岳 標高2646m | |
麦草峠〜白駒池・白駒荘(泊)〜高見石〜丸山〜中山〜中山峠 〜東天狗岳・西天狗岳〜根石岳〜箕冠山〜夏沢峠〜オーレン小屋(泊) |
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8月1日から8月4日、友歩会夏山例会で北八ヶ岳から南八ヶ岳の縦走を行った。1日目8月1日は移動日で、新大阪を7時40分のぞみで出発、名古屋でしなの号に乗り換え、塩尻から高尾行きで茅野へと行った。 ちの駅前で昼食をとり、14時のアルピコバス麦草峠線で麦草峠へ行った。バスは、白駒池まで行っているが、麦草峠で降りて、苔の庭を散策しながら白駒池へ向かった。 |
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麦草峠・麦草ヒュッテ |
麦草峠 |
白駒池へ |
黒曜の森 |
白駒池付近の森には名前がつけられていて、苔と原生林が美しい。麦草峠から入ると、黒曜(こくよう)の森、白駒の奥庭、白駒の森などを楽しみながら歩く。 | |
白駒池へ |
白駒池へ |
白駒の奥庭 |
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白駒池 |
白駒荘 |
森を過ぎると前が開け、白駒池に到着する。ひとまず今日の宿、白駒荘にチェックイン、明るいうちに白駒池を一周することにした。 白駒荘から時計方向に一周することにした。あとでパンフレットを見たら、混雑時は半時計方向に一方通行にご協力くださいとあった。 白駒池は、明日登る丸山の噴火によって川が堰き止められ出来たそうだ。白駒池は標高2115m、周囲が1.8km、水深は8.6m、一周45分で回れるそうだ。 しばらく樹林帯を歩いて、白駒荘の反対側辺りに「もののけの森」と名付けられたところがあり、このあたりの苔がとても美しい。 苔の森と白駒池を散策して、白駒荘に戻り、ゆっくりくつろぎ美味しいご馳走を頂いて就寝。 |
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白駒池 |
白駒池 |
白駒池周遊 |
白駒池 苔の森 |
白駒池 苔のオブジェ |
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白駒池周遊 |
白駒池 苔と根っ子のオブジェ |
白駒池周遊 |
白駒荘 |
2日目8月2日、白駒池の周囲が赤く焼けてきて、5時2分ご来光になった。ご来光を拝んで朝食をいただき出発準備。 | |
白駒池のご来光 |
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7時10分過ぎ、白駒荘の主人に記念写真を撮ってもらって、高見石へと出発した。大きな石や岩の階段道を登り、木道をしばらく登り、木道がなくなったところに大きな苔むした木が目にとまる。 | |
白駒荘にて |
高見石へ |
JR東日本のキャンペーンで、この苔むした大きな木に、吉永小百合さんがそっと手を添えているポスターが白駒荘に貼ってあったがまさにその木だ。 ポスターは、白駒池の周辺には485種類もの苔が旺盛に生育し、「日本の貴重なコケの森」にも選定されている。苔をじっくり観察し、そして手で触れ、ルーペの奥に広がる神秘的な苔の世界に魅了される、大人の好奇心をくすぐる旅を描いているそうだ。時間が許せばゆっくり滞在して神秘な苔の世界を覗いてみるのもいいだろう。 |
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吉永小百合さんが訪れた 苔の樹 |
高見石へ |
高見石へ |
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高見石へ |
苔の樹林 |
苔 |
高見石へ |
高見の森と名付けられた苔と樹林を楽しみながら登っていくと、高見石小屋に着く。小屋の右手に大きな岩や石が高く山積したピークがある。高見石と呼ばれていて、展望もよく、白駒池も見えるそうだが今日はそれは残念ながらかなわない。 | |
高見石小屋 |
高見石 |
高見石にて |
高見石 |
高見石小屋前に戻り、ザックをデポして丸山を往復した。15分ほどで山頂に到着。 丸山は、標高2329mで三等三角点になっている。山頂は岩や石でやや広いが樹林に囲まれ展望はない。山頂から北へ進めば麦草峠へと続いている。 |
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高見石の標識 |
丸山への道 |
丸山へ |
丸山 山頂 |
丸山 三等三角点(標高2329.3m) |
丸山 山頂にて |
苔 |
苔 |
高見石小屋前に戻り、夏沢峠へと縦走にかかった。先ずは中山へと登っていく。しばらくは苔が美しく、その後登山道は大きな岩や石の道になる。高見石から約20分で、中山の方にある展望台に着く。 | |
苔 |
苔 |
中山へ |
中山へ |
中山へ |
中山へ |
中山 展望台 |
中山 展望台 |
展望台は岩がごろごろした広っぱだ。残念ながらガスがかかっていて何も見えない。中山の山頂はここから数分だ。 中山は、標高2469mで樹林に囲まれ登山道脇だ。従って展望は全くないが、ほんの少し先へ行くと樹林がなくなり、展望が開ける。 |
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中山 山頂(標高2496m) |
中山 山頂にて |
中山山頂を過ぎたところからの眺めにて |
シャクナゲ |
中山山頂をあとに中山峠へと下っていく。途中霧の中の天狗岳が垣間見られるが登り返しが厳しそうだ。中山から30分余りで中山峠に下る、中山峠は岩がごろごろした峠だ。ここから天狗の奥庭、スリバチ池廻りを考えたが約30分余分にかかる、ガスで展望が期待薄いなどで、寄らずに直進することにした。 | |
天狗岳へ |
天狗岳 |
オトギリソウ |
天狗岳へ |
中山峠 |
天狗岳へ |
中山峠から天狗岳まで標高差約240m登りだ。登り道は、大きな岩や石が続き、岩を超えて登っていく感じだ。左側はガスではっきりしないが、中山山頂付近から東側が大きく切れ落ちていて、視界が良ければ足が竦むようなところを通過してきてこれからもそのようなところを登っていく。 | |
天狗岳 |
天狗岳へ |
天狗岳へ |
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天狗岳へ |
天狗岳へ |
黒百合平分岐辺りまで登ると、頭上に東天狗岳、右に西天狗岳が見えてくる。岩をよじ登りながら頑張って登る。 | |
東天狗岳・西天狗岳 黒百合平分岐より |
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天狗岳へ |
天狗岳へ |
東天狗岳 |
西天狗岳 |
天狗岳へ |
天狗岳 山頂 |
山頂が近づき石ころの山肌を注意しながら登りきる。東天狗岳山頂に到着。 東天狗岳は、標高2640mと推定されるが、国地院の地図では標高は記されていない。ここからの展望は北八ヶ岳第一で素晴らしいらしいが、残念ながら今回は何も見えなくて残念だ。 西天狗岳が天狗岳の主峰になっているようで、一旦鞍部に下り登り返す。約15分ほどで西天狗岳に登頂。西天狗岳は、標高2646mで二等三角点になっている。 |
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東天狗岳 山頂(標高2640m) |
東天狗岳 山頂にて |
西天狗岳 |
東天狗岳 |
西天狗岳 山頂 |
西天狗岳 二等三角点(標高2646.0m) |
東天狗岳から硫黄岳への縦走路 |
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東天狗岳に戻り、縦走を続けた。東天狗岳から標高差約95mを下り、根石岳へ標高差約55mを登り返す。振り返ると、西天狗、東天狗が円弧を描いた尾根でつながって見える。東天狗岳からここまでも歩いてきた尾根が見える。 | |
天狗岳をあとに夏沢峠へ |
夏沢峠へ |
根石岳 |
夏沢峠へ |
西天狗岳・東天狗岳 |
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夏沢峠へ |
ニホンカモシカ |
根石岳の山頂に到着、山頂の草むらにニホンカモシカがごそごそしていて食事中だ。 根石岳は、標高2603mで大きな岩が山頂になっている。展望は相変わらずガスで望めない。 |
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根石岳 山頂(2603) |
根石岳 山頂にて |
根石岳 山頂にて |
夏沢峠へ |
根石岳をあとに石ころ道を下る。しばらく下ると道の両側がお花畑になり、コマクサが群生している。根石山荘分岐を過ぎ少し登ると、樹林帯になり道沿いに季節遅れのシャクナゲがたくさん咲いていた。 オーレン小屋、夏沢峠の三叉路になり、箕冠山(みかぶりやま)の山頂になる。箕冠山は、標高2590mで樹林のピークだ。 直進すればオーレン小屋だが、左をとり夏沢峠まで行くことにした。夏沢峠へは尾根道を約30分で下る。 夏沢峠は、ヒュッテ夏沢があり、賑やかだろうと思っていたが、ヒュッテは営業しておらず静かな峠だった。 |
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コマクサ |
シャクナゲ |
箕冠山(みかぶりやま) 山頂(標高2590m) |
箕冠山 山頂にて |
夏沢峠へ |
夏沢峠 |
夏沢峠からオーレン小屋へ下った。オーレン小屋に15時40分に到着、今日はここでゆっくりくつろいだ。明日は南八ヶ岳、いい天気になって欲しいと祈りながら就寝。 | |
オーレン小屋へ |
オーレン小屋 |
南八ヶ岳へ | |
丸山 基準点名:丸山 等級種別:三等三角点 標高:2329.3m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 丸山 三等三角点 |
丸山 山頂 2329.3m 2017.08.02 |
中山 基準点名:−−− 等級種別:−−− 標高:2496m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 |
中山 山頂 2496m 2017.08.02 |
東天狗岳 基準点名:−−− 等級種別:−−− 標高:2640m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 東天狗岳 |
東天狗岳 山頂 2640m 2017.08.02 |
西天狗岳 基準点名:東岳 等級種別:二等三角点 標高:2646.0m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 西天狗岳 西天狗岳 二等三角点 |
西天狗岳 山頂 2646.0m 2017.08.02 |
根石岳 基準点名:−−− 等級種別:−−− 標高:2603m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 根石岳 |
根石岳 山頂 2603m 2017.08.02 |
箕冠山(みかぶりやま) 基準点名:−−− 等級種別:−−− 標高:2590m 所在:長野県茅野市 地図:蓼科 |
箕冠山 山頂 2590m 2017.08.02 |
コース |
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南八ヶ岳へ |