大東新道 黒部川をへつって下る | |
赤 牛 岳 標高2670m | |
vol.1 | |
折立〜太郎平〜薬師沢小屋〜大東新道〜高天原 | |
9月1日から9月4日で、赤牛岳に登った。1日目9月1日は、大阪を出発して富山へそして登山口の折立、ここから登山で太郎平小屋までの行程だ。 大阪を7時サンダーバード3号で金沢へ、つるぎに乗り換えて富山駅に10時12分到着、タクシーに乗り換えて折立登山口に11時35分到着した。登山準備をして太郎平へと登り始める。 |
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折立 登山口(標高1356m) |
太郎平へ |
太郎平へ |
アラレちゃん広場で休憩(標高1690m) |
折立登山口からいきなりの急登、ゆっくりと登っていく。標高差約330m登ると、ちょっとした広場がある。太郎を愛する会が付けたアラレちゃんの看板が木に付けられている。誰が言ったかアラレちゃん広場というそうだ。 | |
太郎平へ 巨木(標高1800m) |
三角点に到着 |
更に標高差70mを登ると、三角点広場に到着する。点名、有峰の三等三角点で、標高1870mだ。霧が出てきて景色が全く見えなくなってきた。 小さなピークを越えて太郎平小屋までゆるやかな登りが続く。道沿いにお花畑があるが、秋の季節に変わり秋色になってきた。 |
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有峰 三等三角点(標高1869.8m) |
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太郎平へ |
太郎平へ |
太郎平へ |
太郎平へ |
太郎平へ |
池塘の周りも紅葉始まる |
チングルマ |
太郎平小屋(標高2325m)に到着 |
16時、太郎平小屋に到着、今日はここまでだ。赤牛岳は奥深くさらに明日も歩いて、3日目にやっと山頂に立てる奥深い山だ。 2日目9月2日、周囲の山々には、雲が少しかかっているが今日は良い天気のようだ。今日は、薬師沢小屋まで下り、黒部川を少し下って沢を越え、高天原峠まで登り高天原温泉までのコースだ。 太郎平小屋を6時15分出発、しばらくの間は周囲の山々が展望でき素晴らしい眺めだ。薬師岳、水晶岳、ワリモ岳、祖父岳、北鎌尾根、三俣蓮華岳、双六岳が見える。黒部五郎岳は雲がかかっていてその右に北ノ俣岳そして太郎山が見え素晴らしい。そんな景色を楽しみながら薬師沢へと下っていく。 |
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薬師岳 太郎平より |
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水晶岳・ワリモ岳・祖父岳・北鎌尾根・三俣蓮華岳・双六岳 太郎平より |
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太郎山 |
黒部五郎岳・北ノ俣岳 |
薬師岳 |
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秋色 |
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薬師沢小屋へ 正面は北ノ俣岳 |
薬師沢小屋へ |
トリカブト |
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薬師沢小屋へ |
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薬師沢小屋へ |
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急な下りになってから標高差250mほど下ると沢に下る。中俣だがこの辺りを薬師沢出合いというのだろうか。ここで休憩、お花がたくさん咲いていてホッとする。 少し下ると薬師沢に橋が架かっていて渡りしばらく歩くと、広々してくる。カベッケガ原と云うそうで、山の中の静かな草原だ。ところどころにバイケイソウの葉っぱが黄色く色づいて すっかり秋色だ。 |
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カベッケガ原 |
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薬師沢小屋へ |
薬師沢小屋に到着 |
薬師沢小屋(標高1920m)と吊橋 |
吊橋を渡る |
尾根の下り道になり下っていくと小屋が見えてくる、薬師沢小屋に到着だ。何人かの人が休憩していたが4人ほどのグループが薬師沢の遡上に出発していった。太郎平まで登るそうだ。 我々は、小屋の前の吊橋を渡り、黒部川の右岸に降りる。岩や石ころがごろごろする黒部川の沢を下っていく。約1時間下ると、大きな岩に赤ペンキでA沢の表示があった。 |
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高天原へ 大東新道 |
吊橋を振り返る |
高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 |
黒部川の上流 |
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高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 A沢辺り |
A沢から先に進むには、ここまでのようなゴロゴロしの沢はなく切り立っている。岩をへつりながら進む、なかなかトリッキーだ。 | |
高天原へ 大東新道 岩をへつりながら進む |
高天原へ 大東新道 へつりもトリッキーだ |
黒部川とお別れ(標高1860m) |
高天原へ 大東新道 B沢へ |
さらに下ると、B沢に到着、黒部川沿いで休憩する。ここで黒部川にお別れしてB沢を登っていくが、黒部川をさらに下ると、上ノ廊下から黒部湖になり、黒部ダムから下ノ廊下を経て宇奈月から富山湾へと続いている。 B沢標高差約40m登り、尾根を巻きながらさらに登っていく。標高2050m辺りから下るとC沢に降り着く。 |
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高天原へ 大東新道 B沢 |
高天原へ 大東新道 B沢 |
高天原へ 大東新道 B沢 |
高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 C沢へ下る |
高天原へ 大東新道 C沢 |
C沢で休憩をとり、また尾根を巻きながら進むとやがてD沢に下り、さらに進むとE沢を通過する。ここからしばらく巻きながら進み、その先高天原峠への急登になる。 | |
高天原へ 大東新道 D沢へ |
高天原へ 大東新道 D沢を渡る |
高天原へ 大東新道 E沢を渡る |
高天原へ 大東新道 |
高天原へ 大東新道 |
薬師岳 大東新道標高2180m辺りから |
一挙に峠まではしんどいので標高2180m付近で休憩、ここから薬師岳がよく見える。一休みして急坂を登りきると尾根に出て、しばらくで高天原峠に到着した。この峠は雲ノ平へと続いている。 | |
高天原へ |
高天原峠(標高2250m) |
高天原へ |
高天原へ |
峠をあとに下り着くと高天原になって広い窪地の平原になる。高天原をどんどん進むと高天原山荘に着く、宿泊手続きをして高天ヶ原温泉へ行った。 | |
高天原へ(標高2110m) |
高天原 |
高天原 |
ワタスゲ |
高天原 |
高天原 |
高天原 |
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高天原山荘(標高2125m)に到着 |
高天ヶ原温泉へ |
温泉の沢まで下っていい機会なので竜晶池に足を延ばしてみた。結構大きな池で水草が水面をおおっていた。 | |
竜晶池(標高2060m) |
竜晶池 |
竜晶池 |
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高天ヶ原温泉に戻って、広々した河原の温泉に早速山荘から持ってきたビールを飲みながら入浴した。日本一高所の露天風呂で、本沢温泉(2150m)、白馬鑓温泉(2100m)次いでこの温泉、高天ヶ原温泉(2060m)だ。さらの高天ヶ原温泉は、日本一遠い温泉、来るだけで普通の登山者で2日はかかるという温泉だ。今回我々も大阪を出発して2日目に到着した。 温泉は、昭和20年頃まで創業していた大東鉱山のモリブデン鉱山がこの付近にあった。そこで働いていた作業員によって発見されたそうだ。泉質は、単純硫黄泉で白濁したお湯だ。 高天原山荘から20分ほど、汗しないようゆっくり戻り、明日の赤牛岳登頂にむけゆっくりくつろいだ。 |
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高天ヶ原温泉(標高2060m) |
高天ヶ原温泉 |
高天ヶ原温泉 河原の湯 |
高天ヶ原温泉(女湯:左 男湯:右) |
高天ヶ原温泉 |
高天ヶ原温泉 |
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有峰 基準点名:青淵 等級種別:三等三角点 標高:1869.8m 所在:富山県富山市 地図:有峰湖 |
有峰 三等三角点 1869.8m 2017.09.02 |
コース |
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