蝶ヶ岳 山頂にて
友歩会定例会 700回記念  
上高地  蝶ヶ岳 標高2677m
Vol.2
徳沢〜長塀山〜蝶ヶ岳〜蝶槍〜蝶ヶ岳
 5月10日から12日の予定で友歩会定例会蝶ヶ岳の雪中登山を行った。友歩会ができて今回で、700回目の節目の例会になった。

 2日目5月11日は、蝶ヶ岳の登頂だ。徳沢ロッジを予定より40分早く、7時20分に出発した。キャンプ場を抜け蝶ヶ岳、長塀山登山口から登り始める。

徳沢ロッジ

朝日に輝く明神岳

徳沢ロッジにて

徳沢ロッジを出発

徳沢キャンプ場

蝶ヶ岳・長塀山登山口(標高1565m)
 登り始めるといきなりの急登になる。この急登は、標高2000m辺りまで続く。登山口の標高は1565mなので、標高差約440mの急登が続くことになる。

 気合を入れて登り始める。しばらく登ったところで衣服調整、今日は天気がいいので汗が出てくる。登山口から約60分で1km地点を通過、標高は、1840mだ。

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ 徳沢から1km登ってきた(標高1840m)

長塀山へ
 標高1900m辺りから次第に雪道になってくるが、アイゼンを付けるほどではない。慣れない雪に足をとられながら標高2000mまで登りきる。

長塀山へ 標高1900m辺りから雪道になる

長塀山へ 写真:Mさん

長塀山へ

長塀山へ 写真:Mさん

長塀山へ

標高2000mの広場でアイゼン装着・休憩
 少しの広場になっていてここで、アイゼンを付ける。ここから本格的な雪山登山のなるのだろう。時期的に積もった雪は、緩んできているので踏み抜きしないよう注意しながら登っていく。Yさんがかなり深い踏み抜きをしたようで、脱出に時間がかかっていたようだ。

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ ちょっと休憩
 アイゼンをつけて約30分で小休止、さらに20分ほど登ってまた休憩。もう少しで中間点だ、頑張れ。中間点を11時に通過、蝶ヶ岳まであと3kmだ。

長塀山へ

長塀山へ 一休み(標高2265m)

長塀山へ

中間点(標高2320m) 徳沢から3km・蝶ヶ岳へ3km
 中間点の標高は、2320mでこっからしばらく緩やかな登りになってくる。斜度や周囲の状況からスノーシューハイキングに良さそうな場所だ。

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ

標高2485m くぼんだ広場で昼食(11:57〜12:24)
 中間点から約1時間で、標高2485mのくぼんだ広場に到着した。途中で追い越していった多くのパーティが休憩していた。ちょうど昼時間になったのでここで昼食にした。

 昼食後、比較的緩やかな雪面を登っていった。前方にピークがあり、ちょっと急斜面を登り切ると長塀山の山頂に着いた。

長塀山へ

長塀山へ 写真:Mさん

長塀山へ

長塀山へ

長塀山へ

長塀山山頂に到着
 長塀山は、標高2565mで、三等三角点になっている。昨年の夏に来た時を思い起こすと、肩ぐらいの高さの山頂標識が建っていたがそれは全く見えない。おそらく3m近い積雪があるのだろう。

長塀山(標高2565m) 山頂にて

参考 長塀山山頂 2018.08 今回この標識が埋まっていた

長塀山山頂をあとに鞍部へ下る
 長塀山の山頂から急斜面を鞍部まで下る。今回の雪上歩きで下りがここが初めてで注意しながら下る。下り終えると穏やかな雪面になり、周囲の景色を楽しめる。

蝶ヶ岳へ

蝶ヶ岳へ続く雪道
 長塀山から20分ほどで、蝶ヶ岳まであと1kmの標識が雪に埋まりかけていた。ここからスノーハイキングのようになり、小さな池が見えてきた。雪にうもれて余りにも小さいので妖精の池かと疑った。昨年夏に来た時には緑に囲まれて美しいと感じる池だった。

蝶ヶ岳へ

蝶ヶ岳へ3km(標高2575m) (13:23)

蝶ヶ岳へ

蝶ヶ岳へ

蝶ヶ岳へ

妖精の池

参考 妖精の池 2018.08 今回雪にほとんど埋まっていた

槍ヶ岳が見えてきた
 妖精の池を過ぎると、すぐに左手の樹林の間から雪を頂いた槍ヶ岳が突然現れた。まず感激の第1号だ。土手のようになった雪面を大きな希望を持って登りきった。

この斜面を登り切ると絶景が待っていそうだ

穂高連邦も見えてきた
 素晴らしい絶景の大パノラマが目に飛び込んできた。緑に包まれた山々も素晴らしいが、雪を頂いた穂高連峰、槍ヶ岳そして周囲の山々は圧巻だ。

 素晴らしい景色に見とれていたいが、先もあるのでここで、アイゼンを外し、蝶ヶ岳の山頂へと登っていった。

樹林帯を抜けるとこの絶景が目に飛び込んでくる 圧巻だ! 大展望(標高2650m)より

蝶ヶ岳 大展望(標高2650m)より ここから雪はなさそうだ

蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきた

穂高連峰・槍ヶ岳・東鎌尾根・大天井岳・常念岳の大パノラマ

穂高連峰・槍ヶ岳・東鎌尾根・大天井岳・常念岳の大パノラマ

明神岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・槍ヶ岳・東鎌尾根の大パノラマ

穂高連峰・槍ヶ岳・東鎌尾根・大天井岳・常念岳 蝶ヶ岳ヒュッテの大パノラマ

南岳・中岳・槍ヶ岳・東鎌尾根・大天井岳・常念岳の大パノラマ

蝶ヶ岳へ

山頂まであと少し

蝶ヶ岳ヒュッテ 奥は常念岳

蝶ヶ岳 山頂(標高2677m)
 蝶ヶ岳山頂に登頂、標高は2677mで360度の大展望だ。乗鞍岳の左奥に御嶽山も見えてきた。残念ながら南の方が見えにくく、富士山、南アルプスは望めなかった。

蝶ヶ岳山頂 背景は穂高連峰

蝶ヶ岳山頂 背景は常念岳

蝶ヶ岳 山頂にて

蝶ヶ岳 山頂にて

乗鞍岳

焼岳

南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳東鎌尾根

乗鞍岳・焼岳・明神岳・前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳・東鎌尾根

北穂高岳・大キレット・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳・東鎌尾根・大天井岳・常念岳 蝶ヶ岳ヒュッテ

蝶ヶ岳ヒュッテ

蝶ヶ岳ヒュッテ
 蝶ヶ岳山頂をあとに、蝶ヶ岳ヒュッテに入り受付を済ませて、蝶槍までの散策に出かけた。ヒュッテの目の前にあるピークが、瞑想の丘で標高が2630m、方位盤がある。

蝶ヶ岳瞑想の丘(標高2630m) 左肩に槍ヶ岳

蝶槍に続く尾根 大天井岳・常念岳

蝶槍へ

蝶槍に続く尾根
 蝶ヶ岳の尾根をどんどん進んでいくと、横尾への分岐になる。分岐の先にピークがあり、三角点峰になっている。

横尾分岐 蝶ヶ岳三角点峰

蝶槍へ 横尾分岐通過

蝶ヶ岳を振返る

蝶槍へ
 ヒュッテから約50分で三角点峰に到着、のっぺらぼうな山で山頂には石がゴロゴロしている。三角点は、三等三角点で標高2664mだ。ここから360度の展望で北方向にはこれから行く、蝶槍が後ろの常念岳と重なって見える。

蝶ヶ岳三角点峰山頂

蝶ヶ岳三角点 蝶槍 大天井岳・常念岳

蝶ヶ岳 三等三角点(標高2664.3m)

蝶槍へ
 少し下って登り返す、尖った円錐の蝶槍とその奥に同じような山容の常念岳が雪を頂いて見える。蝶槍の頂へと登る。

蝶槍 後方は常念岳

蝶槍

蝶槍山頂(標高2660m)と槍ヶ岳
 超槍は、標高2660mで岩が積み上がったような山頂だ。超槍の山頂と有名な槍ヶ岳を合わせて写真に撮ってみた。蝶槍も360度の展望だが、常念岳の写真を撮り忘れて残念だった。

蝶槍 山頂にて

蝶槍

蝶ヶ岳ヒュッテへ

蝶ヶ岳ヒュッテ近くから振返る

蝶ヶ岳と蝶ヶ岳ヒュッテ
 蝶槍をあとに蝶ヶ岳ヒュッテに戻り、疲れを癒した。18時10分ころから穂高連峰に沈む夕陽を見ようと多くの登山者が、瞑想の丘辺りで待っていた。夕陽は、穂高連峰の大キレットに真っ赤になって沈んでいった。素晴らしいひとときだった。

穂高連峰・槍ヶ岳に沈む夕日

穂高連峰・槍ヶ岳に沈む夕日

穂高連峰・槍ヶ岳の夕焼け
 ヒュッテで夕食後、しばらく懇談して床についた。今日は素晴らしい1日だった。明日もいい天気のようでご来光を拝んで、今日登ってきた雪道を下ろう。おやすみ
      
長塀山

基準点名:長塀
等級種別:三等三角点
標高:2564.3m
所在:長野県安曇市
地図:穂高岳

長塀山 山頂 2018.08.13撮影

長塀山 山頂 2564.3m 2019.05.11
蝶ヶ岳

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2677m
所在:長野県安曇野市
地図:穂高岳

蝶ヶ岳

蝶ヶ岳 山頂 2677m 2019.05.11
蝶ヶ岳瞑想ノ丘

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2630m
所在:長野県安曇野市
地図:穂高岳

蝶ヶ岳瞑想ノ丘

蝶ヶ岳瞑想ノ丘 2630m 2019.05.11
蝶ヶ岳(三角点)

基準点名:蝶ケ岳
等級種別:三等三角点
標高:2664.3m
所在:長野県安曇市
地図:穂高岳

蝶ヶ岳 三等三角点        三角点峰 

蝶ヶ岳 三等三角点 2664.3m 2019.05.11
蝶槍

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2660m
所在:長野県安曇野市
地図:穂高岳

蝶槍 

蝶槍 2660m 2019.05.11

コース
【1日目】5月10日(金)
  新大阪(7:46)=[のぞみ302]=京都(8:02)=名古屋(8:38/9:00)=[しなの5]=
  松本(11:04/11:30)=[松本電鉄]=新島々(12:00/12:10)=[アルピコバス]=
  上高地ターミナル(13:15/昼食/13:48)〜明神(14:47)〜明神池(15:00/15:10)〜
  明神(15:20/15:30)〜徳沢(16:20)  徳沢 徳沢ロッジ  (泊)
【2日目】5月11日(土)
  徳沢ロッジ(7:20)〜登山口(7:24)〜徳沢から1km(8:27)〜
  H2000・広場(9:14/アイゼン装着/9:28)〜H2175(10:08/10:18)〜
  H2265(10:41/1051)〜H2320・中間地点(11:03)〜
  H2485(11:57/昼食/12:24)〜長塀山(12:56/13:02)〜
  H2575・蝶ヶ岳まで1km(13:23)〜妖精の池(13:44)〜
  H2640・大展望(13:57/眺望・アイゼン外す/14:14)〜蝶ヶ岳(14:22/14:35)〜
  蝶ヶ岳ヒュッテ(14:39/受付/14:55)〜蝶ヶ岳三角点(15:43/15:49)〜
  蝶槍(15:56/16:04)〜蝶ヶ岳ヒュッテ(16:46)  (泊)
【3日目】5月12日(日)
  蝶ヶ岳ヒュッテ(6:30)〜蝶ヶ岳(6:35/6:38)〜H2640(6:48/アイゼン装着/6:58)〜
  妖精の池(7:04)〜H2540(7:22/衣服調整/7:26)〜長塀山(7:33/7:36)〜
  H2350(8:20/8:30)〜H2000(9:21/9:30)〜
  H1875・徳沢へ1km(9:55/アイゼン外す/10:03)〜
  登山口(10:55)〜徳沢園(10:56/昼食/11:26)〜徳沢ロッジ〜明神(12:33/12:36)〜
  河童橋(13:28)〜上高地ターミナル(13:40/14:40)=[アルピコバス]=新島々(15:45/16:04)
  =[松本電鉄]=松本(16:34/16:53)=[しなの20]=名古屋(19:05/19:13)=[のぞみ55]=
  京都(19:47)=新大阪(20:03)

天候   5/10 晴れ  5/11 晴れ  5/12 晴れ 
参加者 7名 
実施日 2019.05.10-05.12 
友歩会 ohki