比婆山御陵 伊邪那美命(いざなみのみこと)御陵
古事記 神話の山 
Vol.1 
比 婆 山 標高1264m 
烏帽子山 標高1225m 池ノ段 標高1279m 立烏帽子山 標高1299m
広島県民の森〜出雲峠〜烏帽子山〜比婆山〜越原越
越原越〜池ノ段〜立烏帽子山〜立烏帽子P〜展望園地〜県民の森
 11月29日から12月1日で、1日目道後山、2日目比婆山、3日目三瓶山に登る予定だ。第2日目11月30日は、比婆山(ひばやま)で高原荘を7時45分頃バスで出発、30分程走ると広島県民の森に到着。

ひば・道後山高原荘前の景色

ひば・道後山高原荘

ひば・道後山高原荘

広島県民の森(出発800m)

広島県民の森
 県民の森で支度してまず、出雲峠を目指して8時30分過ぎに出発歩き始める。10分ほどでよく整備された山道になって落ち葉を踏みながら登っていく。

出雲峠へ

出雲峠へ

出雲峠へ

出雲峠へ

出雲峠へ

出雲峠へ
 歩き始めて45分ほどで出雲峠に到着、峠といっても広々した鞍部でベンチなどおいてある。東側に木々の間から今回は登らない毛無山が見える。最初に登る山は烏帽子山なので左側の尾根を登っていく。

出雲峠(標高965m)

出雲峠

出雲峠より望む毛無山(今回登らず)

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ
 しばらくは樹林の中を登っていく、所々に朽ちかけた大きな木があり面白い。標高1000mを越えた辺りから一面雪化粧になってくる。

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ(標高1080m)

烏帽子山へ

みなさん思わず写真タイム
 標高1130m辺りまで登ると、霧氷が素晴らしく美しくなってくる。思わずみなさん立ちどまって写真タイムになっていた。この辺りから山頂付近までの北側斜面は素晴らしい霧氷が続いている。

 小春日和の中、積雪もほとんどないのに白銀の世界で、霧氷を堪能でき実に素晴らしい。こんなに美しい至福のひとときを感謝感謝。

霧氷

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ

烏帽子山へ
 出雲峠から約50分で烏帽子山の山頂に到着。烏帽子山は、標高1255mで三等三角点になっている。三角点は残念ながら雪がかぶったクマザサの中で見つけることはできなかった。

 広い山頂には、方位盤が雪の中に埋まっていた。山頂の周囲は霧氷の林でなかなかの見ものだ。霧氷の向こうにこれから登る比婆山が見えている。

 山頂の北側に烏帽子岩があった。比婆山連峰には烏帽子の形に似た巨石が神格化されている。御陵の峰には太鼓岩、立烏帽子山にある備中烏帽子に対して、島根県の接するこの烏帽子岩は出雲烏帽子岩とも呼ばれているそうだ。条溝石という案内があったが雪をかぶっているからか見つけることができなかった。

烏帽子山 山頂に到着

烏帽子山 方位盤(標高1225m)

烏帽子山 烏帽子岩(出雲烏帽子岩)

烏帽子山から望む比婆山

樹氷と比婆山

樹氷と毛無山

烏帽子山  山頂をあとに比婆山へ

比婆山へ

比婆山へ 鞍部・県民の森分岐(標高1195m)

比婆山へ
 烏帽子山山頂をあとに一旦鞍部に下り、比婆山に向かって登り返す。比婆山への登り返しは北側の尾根なので烏帽子山と同じように霧氷の花が満開だ。

雪の華

比婆山へ

比婆山へ 大きな岩(この辺りに神話の岩が多いとか)

雪の華

比婆山 標高点付近を通過

比婆山 標高点(標高1264m)付近
 霧氷を楽しんでいるとあっという間に比婆山のピークを通過する。このピークは、国土地理院の標高点で標高1264mになっている。ここからほんの少し下って登り返すと、比婆山の山頂に到着する。

 比婆山は、標高1264mで山頂は御陵になっている。その御陵は、国生みの神伊邪那美命(いざなみのみこと)の御陵だ。比婆山は、その御陵のある山として古来より信仰を集めている。

 山頂のブナ林の中に開けた円丘の中央に、樹齢千年を越える七本のイチイの老木に囲まれ、伊邪那美命の陵墓とされる苔むした巨石が横たわっている。巨石はしめ縄かと思われるが、縄でぐるぐる巻かれている。

比婆山 御陵標識

比婆山御陵説明版 画面クリックで拡大します

比婆山 御陵・山頂(標高1264m)

比婆山御陵 伊邪那美命(いざなみのみこと)御陵

比婆山(御陵)十合目

比婆山伝説地説明版 画面クリックで拡大します

比婆山御陵で昼休憩

山頂の太鼓岩・産子の岩戸案内
 ここ山頂でしばらく昼休憩を取って、古事記を想像してみた。

 伊邪那美命は、伊邪那岐命とともに生れ、夫婦になり日本の国土を形作る多数の子をもうける。淡路島、隠岐島からはじめ日本列島を生んでいく。更に、山や海などの神様を生んだ。

 最後に火の神を産んだために、陰部に火傷を負って病に伏せたのちになくなった。死後、伊邪那美命に、伊邪那岐命が会いにやってくるが・・・その後離縁したという。

 比婆山の伊邪那美命に会いたいと、烏帽子山から伊邪那岐命が眺めているとか・・・。
にわか仕立ての古事記で正しいかどうか分からないがこんなよなお話のようだ。どこかの山でお会いしたら本当のお話をおしえてください。

太鼓岩・産子の岩戸へ

太鼓岩
 一休みして、太鼓岩、産子の岩戸に行ってみた。産子の岩戸と呼ばれる巨石は、いまにも赤子を産み落とそうとする姿に似ていることからこの名があると伝えられている。リーダーが伊邪那美命、伊邪那岐命について熱弁をふるってくれてみんなで聞いた。

産子の岩戸(うぶこのいわと)

伊邪那美命についてリーダーの熱弁を聞く

門栂(もんとが) イチイの木

池ノ段へ

池ノ段へ

池ノ段へ

池ノ段へ

池ノ段へ 越原越を通過
 比婆山の山頂をあとに越原越へと下り、池ノ段へと登り返す。  (Vol.2へ続く)
 
       
烏帽子山

基準点名:烏帽子山 *三角点は藪の中で確認できず
等級種別:三等三角点
標高:1225.1m 
所在:広島県庄原市
地図:道後山

烏帽子岩               烏帽子山 山頂 

烏帽子山 山頂方位盤 1225m 2019.11.30
比婆山

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:1264m 御陵:1264m
所在:広島県庄原市
地図:道後山

比婆山 山頂 御陵    

比婆山 山頂 御陵 1264m 2019.11.30

コ ース 
【1日目】 晴れ
 大阪梅田(7:20)=[バス]=加西SA=大佐SA=東條IC=道後山スキー場=
月見ケ丘駐車場登山口(11:57/12:24)〜東屋(12:44/12:50)〜岩樋山(13:10/13:24)〜
最低鞍部(13:34)〜大池分岐(13:38)〜道後山(13:54/14:04)〜大池(14:16)〜
大池分岐(14:28)〜最低鞍部分岐(14:33)〜東屋(14:47/14:55)〜
月見ケ丘駐車場(15:11/15:17)=[バス]=庄原市・道後山高原荘(15:30) (泊)
【2日目】 晴れ
 道後山高原荘(7:43)=[バス]=広島県民の森(8:17/8:33)〜出雲峠(9:16/9:24)〜
烏帽子山(10:14/10:38)〜県民の森分岐(10:42)〜比婆山P(10:54)〜
比婆山御陵(11:00/参拝・昼食/11:21)〜太鼓岩・産子の岩戸(11:35)〜
越原越(11:57)〜池ノ段・P1289(12:24/12:55)〜立烏帽子山(13:08/13:14)〜
立烏帽子駐車場(13:30/13:41)〜展望園地(14:26/14:34)〜
広島県民の森(14:58/入浴/16:00)=[バス]=大田市・プラザホテル三瓶(18:41) (泊)
【3日目】 曇り 風やや強し
 プラザホテル三瓶(6:45)=[バス]=青少年交流の家前・名号登山口(7:12/7:22)〜
女三瓶山分岐・H700(7:49/7:59)〜H900(8:34)〜H1100(9:12)〜
男三瓶山(9:17/9:27)〜避難小屋(9:29/9:44)〜男三瓶山(9:47)〜分岐(9:50)〜
扇沢・室の内池分岐(10:32/10:35)〜子三瓶山(10:58/11:04)〜
風越(11:25/昼食/11:40)〜孫三瓶山(11:54/11:57)〜奥の湯峠(12:11)〜
大平山(12:29/12:39)〜室の内展望所(12:42)〜女三瓶山(13:00/13:03)〜
トイレ(13:29/13:35)〜男三瓶山分岐(13:36)〜
名護登山口・青少年交流の家前(13:56/14:00)=[バス]=加田湯(14:44/入浴/15:44)
=三次IC=神郷PA==赤松PA=大阪梅田(20:57) 

天候   −−−
参加者 12名
実施日 2019.11.29-12.01 
毎日新聞旅行 (中級) nishijima  takayama