越前岳 山頂
 富士山展望の山 愛鷹連山の最高峰 
愛鷹山 越 前 岳 標高1504m
十里木登山口〜十里木高原展望台〜越前岳〜富士見峠〜山神社登山口
 
 1日目は、雨の満観峰だったが、2日目の2月23日今日は快晴のいい天気だ。ホテルの3階から真っ白い富士山の山頂が見えていて心わくわくしてきた。

 裾野市へとバスは走る。裾野ICを過ぎ、十里木高原に近づくにつれ車窓から富士山が見え隠れしてくる。愛鷹登山口BSを過ぎ、山塊の北側に回り込むと、十里木高原に到着する。

 十里木高原の駐車場に着くと、真っ白な雪を頂いた富士山が輝いて見える。静岡側から眺める富士山は、右中程の宝永火口が特徴だ。1月1日に山梨側の三ツ峠山から望む富士山とは少し印象が違う。

富士山 十里木登山口にて
 駐車場で登山準備をして、十里木登山口を出発した。十里木高原展望台までは、観光地になっているようで木の階段道が続いている。階段の段差があり、結構厳しい登りだ。時々振り返って富士山を望み気を紛らわしながら登る。

十里木登山口(標高880m)

十里木登山口

越前岳へ

十里木高原展望台(標高965m)
 広くなった高現状のところで中央には櫓もある展望台だ。眞白な富士山が正面に聳え、東側の稜線は雪煙が捲き揚げており美しさの中にも厳しさが伝わってくる。

 今日の雪煙は、昨日満観峰で雨に降られ、夜半も降っていた。富士山五合目以上では、雨は雪になり相当新雪が積もったのだろう。その新雪が気温上昇と強風で巻き上げられ雪煙になっているようだ。

 雪煙は、偏西風の影響で富士山では東側に発生するだそうだ。また、暖かくなると湿った雪になり、雪煙は少なくなって来るという。今日はその貴重な雪煙を見ることができたようだ。

 展望台から望むと、富士の山裾はとてつもなく広い。この展望台からその広さにきょうがくするほどだ。数字に表してみると、標高3776m、山頂の周囲約3km、裾野約40km、裾野面積約1200平方kmだ。

十里木高原展望台より

十里木高原展望台より

十里木高原展望台

十里木高原展望台にて
 展望台から越前岳の山頂を目指して登っていく、時々振り返っては富士山を眺め息抜きしながら登る。やがて正面に越前岳が見えてくる。木々のないところはすすきが太陽で輝き美しい。

越前岳へ

越前岳へ

富士山を振り返る

越前岳へ

越前岳へ

富士山

越前岳へ

越前岳へ

富士山

越前岳へ
 展望台から20分ほど登ると、馬ノ背見晴台に到着。ここからの展望はさらに視界が広がり雄大な富士山を眺めることができる。

 ここに、三等三角点があり、点名は越前岳で、標高1099mだ。今日は越前岳に登っているが、三角点の点名はここが越前岳、山頂までまだ標高差が405mもある。ちなみに、山頂に二等三角点があるが、点名は印野村だそうだ。

馬ノ背見晴台

馬ノ背見晴台 三角点

馬ノ背見晴台 三等三角点(標高1098.9m)

富士山 馬ノ背見晴台より

富士山 馬ノ背見晴台より
 馬ノ背見晴台を過ぎると、樹林帯になり、岩が横たわる尾根を登っていく。また樹林帯になり木の根を気にしながら登っていく。また道が大きく掘れたところもあり、自然と誰かが道を作っているようだ。

越前岳へ

越前岳へ

越前岳へ

越前岳へ
 標高1300m辺りまで登ると、平坦地という展望広場に到着する。ここまで登ると富士山が目線になってくるのでさらに迫力が出てくる。富士山の左下の宝永火口が大きく見える。円錐形の中腹に大きくえぐられた宝永火口は印象的だ。

富士山 平坦地(標高1300m)より

富士山 平坦地(標高1300m)より

富士山 平坦地(標高1300m)より
 平坦地を過ぎると登山道は掘れたところがあり、道がいっぱい出来ている。標高1460m辺りに、勢子辻分岐があり、山頂はもう少しだ。

越前岳へ

越前岳へ

越前岳へ

越前岳 山頂に到着
 越前岳山頂に到着、越前岳は、標高1504mで二等三角点になっている。前述のように三角点の点名は、印野村で、越前岳ではないのは面白い。

 山頂から木々の上に富士山の山頂部が望める。ここまで登ってくるのに展望所が多くあったが山頂からは少し寂しい感じだ。富士山の左側には、毛無山が白く輝いて見え、その奥が北岳、間ノ岳だろうか。

 山頂からの展望は、富士山にはまっていて、周囲の景色はほとんど見られなかった。頭の中は富士山が99%だったのだろう。したがって愛鷹山の連山、駿河湾など楽しむことができなかった。

越前岳 山頂

越前岳 山頂にて

越前岳 山頂

越前岳 二等三角点(標高1504m)

越前岳 山頂

越前岳山頂より望む富士山

富士見峠へ

富士見峠へ
 山頂で富士山の眺望を楽しんで、20分ほど尾根を進み富士見台へ。富士見台は、かつて写真家の岡田紅陽氏が富士山を撮影した場所だそうだ。

 その写真は昭和13年発行の50銭紙幣の図案になったそうだ。富士見台から望む富士山の姿は、一番輪郭が良いそうだだがよくわからない。現在では、木々の枝が茂っていて限られた構図しかとれないと思った。

 その木々の枝は、アシタカツツジのようで5月中旬から山頂付近はピンクに染めてくれるようだ。

富士見台から望む富士山

富士見台から望む富士山

富士見台から望む富士山 =昭和13年発行の50銭紙幣の富士山の写真はここで撮られたそうだ

富士見峠へ

富士見峠へ

富士見峠へ

富士見峠へ
 富士見台で、富士山を楽しみ、尾根を富士見峠へと下っていく。富士見台から30分ほど下ると、鋸岳展望台に到着する。ここから山頂で見なかった、位牌岳、鋸岳のギザギザの尾根を展望できる。

位牌岳・鋸岳・・  鋸岳展望台より

富士見峠へ

富士見峠へ
 鋸岳を眺めて約20分尾根を下ると、富士見峠に到着。富士見峠で大いに期待していたのが富士山の展望だったが、残念ながら樹林の中の峠でがっかりした。

富士見峠(標高990m) −富士山は見えない!

富士見峠をあとに山神社へ
 富士見峠から尾根を直進すれば、25分で黒岳に行けるが今回は山神社へ下山することに。黒岳を巻くような感じで沢筋に沿って下っていく。結構急な下りもあり、注意しながら下る。

 しばらく下ると、愛鷹山荘があり、斜面に沿ってどんどん下っていく。標高800m辺りから沢筋になり樹林帯を下っていく。

山神社へ

山神社へ 愛鷹山荘を通過(標高970m)

山神社へ

山神社へ

山神社へ

山神社へ

山神社へ
 やがて先の方に社が見えてくると、山神社に下山する。お参りして少し下ると鳥居があり、その先の山神社y駐車場に到着する。

山神社へ

山神社へ

山神社

山神社駐車場へ

山神社入口(登山口)越前岳1507m (標高745m)

山神社駐車場に全員無事下山
 全員無事下山、バスで近くの温泉へ向かう。沼津市の天然温泉ざぶーん、ボウリング場、ゲームセンターのようでその3階が温泉施設になっている。面白そうな施設だ。温泉に入りゆっくりくつろぎ食事を頂いてバスに乗り帰途についた。

 1日目の満観峰は雨にたたられたが、2日目の越前岳は快晴の天気で富士山を堪能するほど眺められ大満足した。ご一緒の参加者のみなさん楽しい山旅をありがとうございました。リーダーさんありがとうございました。
 
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越前岳

基準点名:印野村
等級種別:二等三角点
標高:1504.2m
所在:静岡県裾野市
地図:愛鷹山

越前岳 二等三角点 

越前岳 山頂 1504.2m 2020.02.23
馬ノ背見晴台

基準点名:越前岳
等級種別:三等三角点
標高:1098.9m
所在:静岡県裾野市
地図:愛鷹山

馬ノ背見晴台 三等三角点 .

馬ノ背見晴台 三等三角点 1098.9m 2020.02.23

コ ース 
2月22日  曇りのち雨
 大阪梅田(7:25)=[バス]=土山SA=浜名湖SA=焼津IC=
花沢の里駐車場(12:30/12:44)〜法華寺登山口(12:54)〜日本坂峠(13:34)〜
H370(13:44/13:51)〜徳川ベンチ(13:55)〜三角点(14:10)〜満観峰(14:37/14:46)〜
三角点(15:07)〜徳川ベンチ(15:19)〜日本坂峠(15:30)〜焼津辺展望台(15:32/15:38)〜
法華寺登山口・法華寺(15:58/16:04〜花沢の里駐車場(16:14/16:22)=[バス]=静岡IC=
愛鷹SIC=CVS=沼津インターグランドホテル(17:45) (泊)
2月23日  快晴
 沼津インターグランドホテル(7:20)=[バス]=CVS=沼津IC=裾野IC=
十里木登山口(8:04/8:17)〜十里木高原展望台(8:30/8:38)〜
馬ノ背見晴台・三角点(8:59/9:07)〜平坦地・H1300(9:37/9:42)〜越前岳(10:15/10:30)
〜富士見台(10:49)〜鋸岳展望台(11:20/11:28)〜富士見峠(11:49/11:53)〜
愛鷹山荘(11:56)〜山神社・山神社登山口(12:23/12:35)=[バス]=裾野IC=愛鷹PA=
天然温泉ざぶ〜ん(13:17/入浴/14:55)=CVS=駿河湾沼津SIC=掛川SA=刈谷SA=
甲南PA=大阪梅田(20:30)

参加者 15名
実施日 2020.02.221-02.23 
毎日新聞旅行 (中級) nishijima kawamura  

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