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涸沢岳 山頂にて |
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北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳縦走 |
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涸 沢 岳 標高3110m |
Vol.3 |
北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 |
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Vol.2 から続き
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北穂高小屋にて |
北穂高岳山頂にて(標高3106m) |
(参考) 朝日を浴びる槍ヶ岳 北穂高岳にて 撮影:2019/9/27 |
(参考) 奥穂高岳・(涸沢岳)・北穂高岳南峰 北穂高岳山頂にて 撮影:2019/9/27 |
第3日目9月27日、今日は今回の一番の難所でトリッキーなところが連続すると思われるが、総合的に判断して前進することにした。霧がかなり濃いのでしばらく出発を遅らせコーヒータイムにして緊張をほぐした。北穂高岳から涸沢岳を経て穂高岳山荘まで2時間30分のコースなので、休憩も含め3時間余りの予定で安全第一で行くことにした。
霧が少し薄くなった7時前に出発、北穂高岳の山頂で見えない槍ヶ岳をバックに写真を撮る。そして出発進行、昨日登ってきた松涛のコルまで下り、西穂分岐へ登り返す。
ここから先は大人数で行くのは未知の世界だ。少人数で最初に行ったのが1966年、ついで1999年そして逆コースで2003年に行っている。NHKの実践にっぽん百名山「穂高岳」のビデオでは、涸沢小屋を出発して、北穂高岳に登り、涸沢岳を越えて穂高岳山荘へのコースを紹介している。 |
北穂高小屋にて |
北穂高小屋で出発準備 |
北穂高小屋を出発 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
北穂分岐(標高3080m) 7:02 |
さあ!これから涸沢岳まで厳しい稜線の縦走が始まる。3点支持を確実に一歩一歩進んで行った。幸か不幸か霧がかかっていて谷底が見えないので恐怖感が少し和らぐ、しかし今どの辺りを進んでいるのか検討が付きにくい。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ 先の見通し!? |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ この先どうなるの? |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ ちょっと人休み(標高3060m) 7:37 |
35分ほど下った岩のところで小休止、山頂から標高差50mほど下ってきた。さらにここからアップダウンを繰り返しながら下っていく。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
急な崖を登り回り込む、どうもドームを巻いて登り、中腹を巻いて下っているようだ。登りも急だたが下りは結構厳しい。 |
涸沢岳へ 7:45 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ この先すごいぞ! ドーム? |
涸沢岳へ(標高3070m) 7:51 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ ドームを巻いて下る(標高3050m) 8:00 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高3040m) 8:05 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ 8:16 |
涸沢岳へ |
標高3010m辺りまで下ると、岩間の草が紅葉して黄金色になり冷たい岩の塊から少し安らぎを感じる。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高3010m) 8:22 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高3000m) 8:33 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高2970m) 8:45 |
涸沢岳へ |
涸沢槍? |
涸沢岳へ |
8時52分最低のコル、標高2945mまで北穂高岳山頂から標高差160mを2時間かけて下ってきた。時間はかかっているがここからハシゴ、クサリ場もあり、時間を気にせず安全第一で登っていこう。 |
涸沢岳へ 最低のコル(標高2945m) 8:52 |
涸沢岳へ 涸沢槍? |
最低のコルから先ず目の前のピークに取り付く、標高差25m程のピークだが結構厳しい登りだ。涸沢から眺められた三角錐の涸沢槍を見たかったが定かな確認はできなかった。 |
涸沢岳へ 最低のコルから振り返る |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ ちょっと脇見 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ 標高2970mピークにて 9:13 |
頑張って登りきると思わずみんなで万歳、しかしせっかく登ったのにまた下ったり登ったりでかなり厳しい。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高2960m) 9:15 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高2965m) 9:17 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高2975m) 9:20 |
涸沢岳へ 厳しい切り立った岩を今から登る! 9:21 |
見上げるとハシゴやクサリが上空にたくさんついている。頭のてっぺんに見える、クサリをしっかり三点支持で登っていかないと、うっかりしてバランスが崩れれば彼の世行きだ。気を引き締め登り続ける。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ 越えてきた山塊 |
涸沢岳へ(標高3025m) 9:40 |
涸沢槍? |
20分程登ると、標高3025mで踊り場になりほっと一息つく。さらに15分程登ると、霧が晴れて視界が開けてきた。正面に涸沢岳が見えてくる。手前には三角点のある峰が見え、左奥に少し霧がかかった涸沢岳の主峰が見える。
振り返ると、ここまで歩いてきた尾根と2つのピークが見える。我々のあとをやってきた、1人の女性と夫婦がやってきている。少し遅れ気味のようだ。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳 三角点峰 |
涸沢岳(左奥) |
涸沢岳へ 後ろを振り返る(標高3035m) 9:55 |
涸沢岳へ |
霧が晴れて涸沢が見えてきた |
前穂高岳 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ(標高3080m) 10:10 |
標高3080mまで登ってきた。山頂まであと標高差30m後ひと頑張りだが、周囲が晴れてきたので展望を楽しんでみよう。振り返ると、北穂高岳からここまでのせりたった尾根筋が見える。みんなよくここまでこれてこの景色が見れて良かった。周りを眺めると、前穂高岳から続く北尾根、屏風ノ頭、そして涸沢カールが見える。 |
北穂高岳 涸沢岳より(標高3080m) 10:12 |
涸沢と前穂高北尾根 |
前穂高岳 |
残りのエネルギーを使って最後の登りに挑む。登りきると、涸沢岳の三角点峰に到着する。 |
涸沢岳へ |
涸沢岳へ |
涸沢三角点峰に登頂(標高3103m) 10:22 |
涸沢岳三角点峰 |
涸沢岳の三角点は、標高3103mで三等三角点になっている。主峰は少し回り込んだ南側の尾根だ。ここからの北穂高岳、槍ヶ岳の展望が素晴らしい。 |
涸沢岳 三等三角点(標高3103m) |
涸沢岳主峰 |
涸沢岳主峰 |
涸沢 |
北穂高岳 涸沢岳より |
北穂高岳 涸沢岳より |
北穂高岳 涸沢岳より |
涸沢槍? |
涸沢と屏風ノ頭 |
涸沢岳山頂へ |
涸沢岳山頂へ |
涸沢岳山頂へ |
ほんの少し下って登り返すと、涸沢岳山頂に全員無事登頂だ。涸沢岳は、標高3110mで東斜面は切れ落ちている南西は比較的緩やかなガレ場の山容になっている。
涸沢岳からの展望は、これから登る奥穂高岳、その右側にジャンダルム、西穂高岳が見える。また左側には前穂高岳と北尾根が見える。残念ながら今日は、雲で北穂高岳がやっと見える程度だ。参考に、槍ヶ岳、穂高や周囲の山々の写真を見てリベンジしてみてください。 |
涸沢岳 山頂(標高3110m) |
奥穂高岳・ジャンダルム 涸沢岳より |
涸沢岳 山頂(標高3110m)にて 10:39登頂 |
前穂高岳 奥穂高岳 ジャンダルム 西穂高岳 |
前穂高岳・奥穂高岳 涸沢岳より |
奥穂高岳・ジャンダルム・・西穂高岳 涸沢岳より |
北穂高岳 涸沢岳より |
(参考) 槍ヶ岳 涸沢岳より 撮影:2015/7/26 |
(参考) 薬師岳・立山・槍ヶ岳・大喰岳・南岳・大キレット・北穂高岳・涸沢岳(三角点峰) 涸沢岳より 撮影:2015/7/26 |
穂高岳山荘へ |
穂高岳山荘へ |
穂高岳山荘へ |
穂高岳山荘へ |
奥穂高岳 |
穂高岳山荘(標高2985m)に無事到着 11:11 |
穂高岳山荘にて |
涸沢岳山頂をあとに穂高岳山荘へと下った。穂高岳山荘で、チェックインして荷物を置き、昼食をとってサブザックで奥穂高岳に登った。
北穂高岳から穂高岳山荘まで、一般的に2時間30分と言われているが、今回4時間20分ほどかかってしまった。幸いにも追い越しや対向者がいなかったので、危険箇所ではあるが確実に一歩一歩進めたのが良かったのではないかと思う。何よりあの急峻な尾根を無事踏破できたことに感謝したいと思います。
続く
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涸沢岳
標高:3110m(主峰)
基準点名:三等三角点
等級種別:奥穂高
標高:3103.3m
所在:岐阜県高山市
地図:穂高岳
涸沢岳 |
涸沢岳 三等三角点 3103.3m 2015.07.26 |
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コ ース
【1日目】9月25日(金) 雨
新大阪(7:46)=[のぞみ302]=京都(8:02)=名古屋(8:38/9:00)=[しなの5]=
松本(11:04/昼食/12:09)=[松本電鉄]=新島々(12:39/12:50)=[アルピコバス]=
上高地ターミナル(13:55/14:15)〜河童橋(14:20)〜明神(15:03/15:14)〜
徳沢(16:08/16:15)〜横尾・横尾山荘(17:14) (泊)
【2日目】9月26日(土) 曇り
横尾山荘(6:17)〜岩小屋跡(6:42)〜本谷橋7:28/7:45)〜涸沢小屋分岐(9:37)〜
H1985(8:22/8:32)〜涸沢ヒュッテ(9:50/10:18)〜涸沢小屋(10:28/10:33)〜
東稜分岐(12:19)〜岩場(12:46)〜[南稜]〜北穂分岐(14:42)〜北穂高岳(14:57/15:02)〜
北穂高小屋(15:03) (泊)
【3日目】9月27日(日) 曇り
北穂高小屋(6:48)〜北穂高岳(6:49/6:52)〜北穂分岐(7:02)〜ドーム〜ツルム〜
最低コル(8:52)〜涸沢槍〜D沢のコル〜涸沢岳三角点(10:21/10:33)〜
涸沢岳(10:39/10:52)〜穂高岳山荘(11:11/受付・昼食/12:01)〜奥穂高岳(12:53/13:12)〜
穂高岳山荘(13:58) (泊)
【4日目】9月28日(月) 晴
穂高岳山荘(6:35)〜[ザイテングラート]〜パノラマ分岐(8:22)〜[パノラマルート]〜
涸沢ヒュッテ(9:18/9:39)〜パノラマ分岐(9:41)〜[パノラマルート]〜コル(11:00/11:25)〜
屏風ノ耳三角点(11:54/11:59)〜屏風ノ耳(12:00/12:11)〜コル(12:30/昼食/12:48)〜
奥又白谷(14:52)〜細い林道(15:28)〜林道出合(15:41)〜新村橋(15:50)〜
徳沢(16:08/16:18)〜明神・明神館(17:15) (泊)
【5日目】9月29日(火) 晴
明神館(7:40)〜明神池(7:52/8:13)〜岳沢湿原(9:00/9:06)〜河童橋(9:22/9:40)〜
上高地BT(9:47/9:52)=[タクシー]=湯温泉・ひらゆの森(10:09/入浴/10:18)=[バス]=
高山BS(12:31/昼食/13:29)=[ひだ12号]=名古屋(16:08/16:19)=[ひかり647号]=
新大阪(17:27)
【6日目】9月30日(水) 予備日
参加者 9名(9/25-26) 8名(9/27-29)
実施日 2020/09/25-9/29
友歩会 ohki
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