九千部山 山頂
九州百名山  
九千部山 標高848m 石谷山 標高754m 
蛤 岳 標高863m 脊振山 標高1055m
大峠〜九千部山〜石谷山〜七曲峠〜坂本峠〜蛤岳〜脊振山
 
 12月18日から20日で九千部山から蛤岳、脊振山そして金山の重曹に参加した。18日は大阪南港を17時に出航、船中泊で新門司港へと向かった。

 12月19日、フェリーは5時40分(定刻5:30)入港、早速バスに乗り込んで九千部山の登山口、大峠に向かった。筑紫野ICから山へと入っていくが道路が通行止めで大きく迂回ししかも細い道を登っていった。やっと大峠登山口かと思ったらまた通行止、ここでバスを降車し、300mほど歩いてやっとやっとで大峠に到着した。

大峠登山口手前でバスを降りる(通行止めの為)

大峠登山口へ 通行止めで300mほど歩く

大峠登山口(標高545m)

大峠登山口を出発(8:15) 2.8km/1時間30分
 大峠から尾根に取り付く、標高差15mほど登り切ると、尾根筋に出る。九州自然歩道で小さなアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。

九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ1.8km(標高625m/8:35) ここから西方向に歩く
 約20分南に向かって標高差50mほど歩き、ここから九千部山へ西方向へと登っていく。また小さなピークを越えながら約30分登っていくと九千部反射板に到着する。

九千部山へ

九千部山へ

九州自然歩道 九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ

九千部山へ 登り切ると車道で九千部反射板

九千部山へ

九千部山へ(標高780m/9:04)
 九千部反射板から舗装した作業道路を進むと山頂方向でアンテナなど見えるのだが、九州自然自然歩道はその道路から外れて左の谷へと下っていく。

 谷底に向かって標高差40mを下り、九千部山山頂を目指して標高差50mほど登り返していく。ここから山頂を半周するような感じで山頂へと標高差約60m頑張って登っていく、ぐるーっと巻いているのでなかなか山頂につかない。最終的に南側から登り詰めると小さな運動場ぐらいの広い山頂に到着する。

九千部山へ 車道から谷へ標高差40m下る

九千部山へ 登り返す

九千部山へ

ぐるーっと巻いて登り切ると九千部山だ
 九千部山は、標高848mで一等三角点になっている。山頂は広く、展望台があり360度の大展望だ。平安時代に打ち続く風水害を鎮めようと、一万部の読経をしようとしたそうだが、果たせず九千部で終わってしまったという伝説があるそうで山名もそこから来ているそうだ。

 山頂の西北にはたくさんのアンテナ鉄塔が建っている。また今日の最終目的地、脊振山が遥か遠くに見えている。気が遠くなりそうな距離、本当に歩けるのかなあ!

九千部山へ九千部山へ

九千部山 三角点ピーク

九千部山 一等三角点(標高847.5m)

九千部山からの展望

九千部山からの展望

九千部山からの展望 今から向かう脊振山が遠くに見える

九千部山をあとに

七曲峠へ
 しばらく山頂で展望台に登ったりしながら時を過ごし、遠くに見える脊振山を目指して九千部山山頂をあとにした。

 下り始めたが道が怪しくなってきた。どうも四阿屋方向に歩いていたようだ。分岐まで戻り右手に進むと標識があり一安心だ。

七曲峠4.8km/九千部山0.5km(10:05)

N0.214 脊振山14km(10:09)

七曲峠へ

七曲峠へ

石谷山分岐(標高770m/10:37)

石谷山へ
 九州自然歩道に戻り、七曲峠へと南へ続く尾根を約30分進んでいくと。石谷山分岐がある。案内状では行くのかどうか不明だったが立ち寄ってくれるようだ。

 分岐から5分弱で石谷山に到着、石谷山は標高754mで三等三角点になっている。山頂からの展望は樹林で望めないがベンチがあり休憩場所になっている。

石谷山

石谷山

石谷山 三等三角点(標高754m)

石谷山分岐に戻る

七曲峠へ

七曲峠へ

七曲峠へ

七曲峠(標高495m/11:44)
 石谷山から分岐に戻り、西へ延びる尾根を七曲峠へと下っていく。分岐から約30分で七曲峠に到着、お昼の時間なのでここで昼食にした。車道は峠から北行きは通行止めになっていて数台引き返したり、坂本峠への細い道を行き交っていた。

 昼食後、坂本峠へ出発、いきなり壊れかけた古い石段を登り尾根筋に出て登りが続く。結構きつい登りが続き小さな山に登る感じだ。七曲峠から標高差約100mを約35分で登り切り、坂本峠まで下りが続く。

坂本峠へ

坂本峠へ

坂本峠へ

坂本峠に到着(標高525m/12:27)

坂本峠でリタイヤ

本隊は蛤岳〜脊振山へ
 坂本峠に12時27分到着、ここから蛤岳を経て脊振山へのコースだが、私はここでリタイヤにした。今回のコースは中級だったが、いつもの中級より歩くピッチが早く、平坦部は小走りしないとついて行けないので、これから登り基調で標高差530mを4時間で登る自信がなかったからだ。時間もう少し余裕があれば登頂は可能と思われるが日没などみなさんに迷惑をかけられないので決断した。

 追尾してくれているバスで一足早く脊振山の駐車場に向かった。脊振山へ向かう福岡県側にある自衛隊道を登る予定で入口まで行くと通行止めだ。道路工事のため9月1日から令和3年3月31にまで通行止めだ。

 仕方なく引き返して大きく遠回りし、吉野ヶ里から県道46中原三瀬線で北上し、305脊振山公園線で脊振山駐車場へと向かった。

バスで脊振山へ

脊振山へ
 脊振山駐車場に14時25分到着、少し休憩して運転手さんと脊振山山頂に登った。自衛隊基地内にお祀りしてある役行者にお参りして登っていく。

 役行者は私のふるさと出身で大和葛城山で修行を行った後、熊野や大峰山で修行を重ね修験道の基礎を築いたとされる。脊振山は平安時代以降に九州北部の山岳仏教の一大拠点となり山頂付近には「脊振千坊」といわれ栄えたそうだ。

..山頂へは、石段が続き登り切ると脊振神社上宮がある。その上に山頂標識と二等三角点、標高1055mがあり、北面にレーザードームが建っている。展望は北側のレーザードーム以外は素晴らしい光景が見られる。午前中登った九千部山も遠くに見え足元には自衛隊の基地が広がっている。

自衛隊基地内にお祀りしてある役行者像

脊振山

脊振山

脊振山

脊振山

脊振山 山頂

脊振山 二等三角点(標高1054.6m)

九千部山と脊振山南峰

脊振山南峰

九千部山と脊振山南峰

ナイキ-J地対空ミサイル

ナイキ-J地対空ミサイル

脊振山 駐車場より
 気温は−2℃ほどに下がっていて結構寒い、バスの中でみんなが登ってくるのを待つ。16時20分本隊が登ってきた。駐車場から山頂へは勢いがついたまま登っていった。私も再度あとをおって山頂へ登った。

蛤岳からの道

本隊が到着(16:20)

本隊が脊振山へ

脊振山山頂に本隊登頂

脊振山航空自衛隊基地

脊振山

九千部山・・・脊振山への山並み(蛤岳は右ピークの奥で見えない)
 全員無事下山後、バスは遠回りして今日の宿へと向かった。吉野ヶ里温泉ホテルに17時30分到着。温泉でゆっくり疲れを癒し、ご馳走を頂いて就寝した。
 明日にと続く・・・
 
   
九千部山

基準点名:田代山
等級種別:二等三角点
標高:847.5m
所在:佐賀県鳥栖市
地図:
脊振山

九千部山 二等三角点

九千部山 二等三角点 847.5m 2020/12/19
石谷山

基準点名:石谷山
等級種別:三等三角点
標高:754.1m
所在:佐賀県鳥栖市
地図:
脊振山

石谷山 三等三角点

石谷山 三等三角点 754.1m 2020/12/19
脊振山

基準点名:背振山
等級種別:二等三角点
標高:1054.6m
所在:佐賀県神埼市
地図:
脊振山

脊振山 二等三角点

脊振山 二等三角点 1054.6m 2020/12/19

コ ース 
12月18日 晴れ
 大阪南港(17:00)=[名門大洋フェリー]= (船中泊)
12月19日 晴れ
 新門司港(5:30)=[バス]===大峠登山口(8:00/8:15)〜九千部山(9:25/9:40)〜
石谷山分岐(10:38)〜石谷山(10:42/10:51)〜石谷山分岐(10:56)〜七曲峠(11:44/12:04)〜
坂本峠(12:27/12:33) [坂本峠〜蛤岳〜脊振山]間リタイヤ
坂本峠(12:33)=[バス]=自衛隊道入口(13:02*自衛隊道通行止)===
脊振山駐車場(14:25/14:34)〜脊振山(14:42/14:52)〜駐車場(15:01/待機/16:20)〜
脊振山(16:30)〜駐車場(16:40/16:44)=[バス]=吉野ヶ里温泉ホテル(17:30) (泊)
12月20日 晴れ
 吉野ヶ里温泉ホテル(7:43)=[バス]=三瀬峠登山口(8:33/8:47)〜三瀬山(9:20/9:25)〜
山三角点(9:36)〜城の山・四等三角点(9:45/9:51)〜アゴ坂峠(10:07/10:14)〜
金山(11:00/昼食/11:34)〜(12:39/12:44)〜遊歩道出合(12:46/12:57)〜鉄塔(13:02)〜
鉄塔(13:07)〜林道出合(13:19)〜湧水千石の郷駐車場(13:32/13:35)=[バス]=
ヒナタの社小戸の湯どころ(14:25/入浴/15:33)=博多駅(15:52/フリー/17:39)
=[新幹線のぞみ56号]=新大阪(20:07)

参加者 12名
実施日 2020.12.18-12.20 
毎日新聞旅行 (中級) nishijima