わさび平小屋にて
友歩会定例会 
Vol.10
槍ヶ岳〜双六岳縦走
わさび平 / エピローグ
わさび平小屋〜新穂高温泉
 (Vol.9からの続き)

 朝少しゆっくりしてわさび平小屋を出発、今日は新穂高温泉に下り、平湯温泉でゆっくりして帰阪する予定だ。わさび平小屋を出発すると、道ばたにたくさんのお花が咲いていて楽しみながら下っていく。

わさび平小屋

わさび平小屋をあとに

シシウド

  

  

新穂高温泉へ

クガイソウ

新穂高温泉へ

アジサイ

笠ヶ岳へ続く尾根 行ってみたいな!
 20分ほど下ると、笠新道の登山口に到着する。登山口の少し手前辺りから右上に笠ヶ岳から延びる尾根が見えてくる。なにか迫力のある尾根で挑戦してみたい感じだ。
 笠新道登山口へは、明日双六小屋で別れ笠ヶ岳に行ったKさんが降りてくる予定だ。単独幸なので安全を祈った。

  

笠新道登山口

Kさん明日ここに降りてくるのかな!

笠新道登山口にて

  

西鎌尾根・北鎌尾根・槍ヶ岳・大悔岳・中岳・南岳

笠ヶ岳へ続く尾根

ハクサンオミナエシ
 お花などを楽しみながら下っていくと、苔むした岩の斜面があり、なかなか美しい。さらに下ると左の岩から涼しい風が感じられるようになってきた。結構大きな風穴だ。そこから少し下ると、風穴に名前が付けられていて、「お助け風」と呼ぶそうだ。


ハンゲショウ

  

  

新穂高温泉へ

風穴

新穂高温泉へ

風穴「お助け風」

風穴「お助け風」

風穴「お助け風」

風穴「お助け風」にて

ゴゼンタチバナ

新穂高温泉へ

新穂高温泉へ

新穂高温泉登山口

新穂高温泉登山口

新穂高温泉に全員無事下山
 林道をどんどん下ると、橋がある。橋の手前を左折し、ロープウエイ乗り場へと進めていく。橋を渡ると、ロープウエイ乗り場に到着だ。
 ここからバスに乗って平湯に向かった。平湯温泉の平湯の森へ温泉の開店を待って温泉に入る。いろんな温泉にゆっくり浸かって疲れを癒やした。
 温泉でくつろぎ、バスで高山へ、高山で昨年行ったそば屋さんで昼食をとり、ひだ号とのぞみで帰阪した。全員無事、かなり厳しい山行ができて良かった。みなさんお疲れ様でした。

新穂高温泉

新穂高ロープウエイ前BS

平湯温泉 平湯の森

ひだ12号 高山駅
 
 エピローグ 
 今回は体力を考えて少しゆったりした行程にした。
1日目、移動日で大阪から上高地に入り、上高地を散策した。例年だと河童橋や遊歩道は人でいっぱいだが、新型コロナウイルスのからみで閑散期のようだ。
2日目、上高地から槍沢ロッジまでの行程、ほぼ予定通りでお花を楽しみながら楽しい一日だった。
3日目、槍ヶ岳登頂の行程で、今日頑張らなければいつ頑張るのかそんな一日、みんな頑張った。槍沢ロッジを5時30分に出発、槍ヶ岳山荘に12時30分到着、予定より約1時間遅れた。しかしそのあと槍ヶ岳山頂にアタックした。今回の山行のメインイベントだ。下りに少し時間を要したが、全員無事登頂できた。皆さんの山頂に立った素晴らしい笑顔は、記憶に残るだろう。少し霧が出ていたので穂高連峰や周囲の北アルプスの山並みが見られなかったのが残念だった。
4日目、鑓ヶ岳の肩で夜明けを楽しみ、ご来光を拝むことができて良かった。6時槍ヶ岳山荘を出発、西鎌尾根に入る、早速槍ヶ岳を眺め、小槍、曾孫槍、孫槍そくて主峰の大槍が楽しめた。西鎌尾根を慎重に下り、千丈沢乗越へ、予定ではかなり厳しいので余裕を持って計画したが40分の早く着いた。しかしここから遅れが出始め、双六小屋に1時間余り遅れて13時10分過ぎに到着した。夕食時間までに下山が難しいので双六岳の登頂は明日に延ばした。幸か不幸かしばらくすると夕立になった。
出かけていたらずぶ濡れになるところだった。結果良しだ。
5日目、双六小屋を5時20分に出発、天気に恵まれ素晴らしい双六岳を肌で実感した。もちろん鑓ヶ岳、穂高連峰、笠ヶ岳などなど素晴らしい展望を楽しんだ。双六岳下山後、弓折岳へと縦走した、大パノラマを楽しんだ。花見平のお花畑は実に素晴らしかった。弓折岳からの展望も素晴らしい。鏡平で鏡池に移る逆さ槍ヶ岳を期待したが残念ながら見られなかった。当初予定では1時間あまり時間を当てていたのだが朝一に双六岳に登ったのでここでは時間がとれなかった。秩父沢を下り、全員無事わさび平小屋に下山できた。
6日目、予定通り平湯温泉に浸かり疲れを癒やし、帰阪した。

上高地

槍沢ロッジ

槍沢を登る

槍ヶ岳山頂へ

槍ヶ岳に登頂

槍ヶ岳山頂から下る

槍ヶ岳の夜明け

千丈沢乗越にて

左俣乗越にて

雷鳥

樅沢岳にて

双六小屋にて

双六岳にて

双六岳にて

双六小屋前にて

槍ヶ岳

花見平にて

花見平の雪渓にて

弓折岳分岐にて

鏡平にて

チボ岩にて

わさび平に全員無事下山
 今回の一番のごちそうは天気に恵まれた琴だと思う。そしてみんなあの危険な槍ヶ岳や西鎌尾根を事故もなく無事だったことだろう。皆さん、天狗にならないで必ず、三点支持で岩場の行動を遵守しましょう。
 何はともあれ楽しい山旅をありがとうございました。
 
     

コース
【1日目】7月29日(木) 晴れ
 新大阪(7:46)=[のぞみ212]=京都(8:02)=名古屋(8:38/9:00)=[しなの5]=
 松本(11:04/昼食他/12:50) =[松本電鉄]=新島々(13:20/13:30)=[アルピコバス]=
 上高地BT(14:35)〜河童橋(14:50)〜西糸屋(14:58)〜[上高地散策]〜西糸屋(17:12) (泊)
【2日目】7月30日(金) 晴れ
 西糸屋(7:34)〜河童橋(7:38/7:53)〜岳沢湿原(8:05/8:12)〜
 明神池・穂高神社奥宮(9:01/9:15)〜明神(9:26/9:35)〜徳沢(10:35/10:55)〜
 横尾(12:02/昼食/12:40)〜一ノ俣分岐(13:48)〜二ノ俣(14:00)〜槍沢ロッジ(14:36) (泊)
【3日目】7月31日(土) 晴れ時々霧
 槍沢ロッジ(5:35)〜ババ平キャンプ場(6:21/6:29)〜水俣乗越分岐・槍沢大曲り(7:00)〜
 天狗原分岐(8:19/8:30)〜水場(9:13)〜ヒュッテ大槍分岐(10:02)〜
 播骭A(10:21/10:27)〜殺生分岐(11:19)〜 槍ヶ岳山荘(12:25/CI・昼食/13:25)〜
 槍ヶ岳(14:00/14:40)〜槍ヶ岳山荘(15:25) (泊)
【4日目】8月1日(日) ・・・日の出 4:53 晴れ夕方雨
 槍ヶ岳山荘(5:57)〜千丈沢乗越(7:13/7:16)〜[西鎌尾根]〜左俣乗越(9:18/9:37)〜左俣岳〜
 硫黄乗越(10:54)〜樅沢岳(12:18/12:31)〜双六小屋(13:12) (泊)
 *天候急変予測と到着1時間遅れ、夕食早く16:15等で双六岳を先送り。
【5日目】8月2日(月) 晴れ
 双六小屋(5:19)〜巻道分岐(5:40)〜中道分岐(5:49)〜双六岳(6:37/6:55)〜
 中道分岐(7:42)〜巻道分岐(7:45)〜双六小屋(8:02/8:15)〜くろゆりベンチ(9:18/9:26)〜
 花見平(9:52/10:06)〜弓折岳分岐(10:26)〜弓折岳(10:44/10:53)〜
 弓折岳分岐(11:03/11:07)〜鏡平小屋・鏡平(12:02/昼食・展望/12:42)〜
 熊の踊り場(13:01)〜シシウドヶ原(13:30)〜イタドリヶ原(14:14)〜チボ岩(14:46)〜
 チチブ小沢・水場(14:53/15:04)〜秩父沢(15:13)〜わさび平小屋(16:31) (泊)
【6日目】8月3日(火) 晴れ
 わさび平小屋(6:46)〜笠新道分岐(7:05)〜お助け風(風穴)(7:48)〜
 新穂高ロープウエイ(8:32/8:55)=[濃飛バス]=平湯温泉BS(9:28)〜
 平湯の森(9:50/入浴/11:20)〜平湯温泉BS(11:30)=[濃飛バス]=
 高山(12:31/昼食/13:29)=[ひだ 12]=(16:09/16:32)=[のぞみ 95]=新大阪(17:21)
【7日目】8月4日(水) 予備日

天候   晴れ 
参加者 8名 
実施日 2021/07/29-08/03 
友歩会 ohki 
写真協力  参加の皆さん