|
||
日本百名山 | ||
飯 豊 山 標高2105.2m 大日岳 標高2128m vol. 2 | ||
三国岳〜種蒔山〜切合小屋〜草履塚〜姥権現〜御秘所〜御前坂〜 一ノ王子〜本山小屋・飯豊山神社〜飯豊山 |
||
三国小屋を後に飯豊本山までの尾根歩きを始めた。三国岳から少し下り尾根道を行くとハシゴがあり下った分ほど一気に登る。ここから緩やかな登りを咲き誇ったお花たちに励まされて登って行く。雪渓の解けかけたところでシラネアオイを見つけみんなで楽しんだ。 七森のピークを過ぎ高度を上げていくと種蒔山に着く。たくさんのお花が目に飛び込んでくる。大きな雪渓に来ると雪解けの後にシラネアオイが咲いている。雪渓を渡りしばらく行くと切合小屋が見えてくる。 切合小屋は水が豊富で、美味しい水をいただき、汗を拭いてすっきりした。昼食を済ませゆっくり休憩した。 |
||
三国小屋を出発 |
ハシゴを登る |
|
アカモノ |
||
シラネアオイ |
ヒメサユリ |
|
タニウツギ |
コイワカガミ |
|
種蒔山への登り |
種蒔山山頂標識 |
|
ハクサンチドリ・ヒメサユリ |
||
もうすぐ切合小屋だ |
霧の中に切合小屋が見えてきた |
|
シラネアオイ |
||
切合小屋を出発、ここからが飯豊山の醍醐味を味わうコースのようである。切合小屋からしばらく広い尾根を行くと雪渓に出る。雪渓はかなり大きく、今まではトラバースだったが今度は雪渓の直登だ。雪渓を楽しみながら登る、途中雪渓が解けたところにたくさんのシラネアオイが可愛く咲いていた。またその近くにはサンカヨウの花も咲いていて目を楽しませてくれた。 雪渓の登り終え湿った薄暗い溝状の道を登り切ると、草履塚に到着する。 |
||
飯豊本山が雲間に見えてきた |
切合小屋を出発 |
|
シラネアオイ |
サンカヨウ (右下は実 登山口にて) |
|
シラネアオイ |
||
草履塚へ雪渓を登る |
草履塚 |
|
草履塚のピークはかなり広く北側へ長く尾根が続いている。草履塚は昔ここで草履を履き替えて飯豊山参りをした、古い草履が塚のようになったことからその名がついたようだ。今でこそ登山靴で登るがその昔は草履を何足も使って登ったのであろう。 草履塚の北の端からの展望は素晴らしい。これから登る御秘所の岩場などが一望できる。ここから姥権現まで標高差80mほど下りが続く。下りの道沿いには多くの花が咲いていてヨツバシオガマ、ダイモンジソウ、ハクサンフウロなどが美しい。 |
||
飯豊山 草履塚より |
||
ヨツバシオガマ |
ハクサンフウロ |
|
ヨツバシオガマ |
ダイモンジソウ |
|
飯豊山 草履塚より |
飯豊山 草履塚より |
|
御秘所 草履塚より |
||
草履塚から下りきると、姥権現に着く。飯豊山は女人禁制の山だったそうで、江戸時代に禁を破って女が神の怒りに触れて石にされたと言い、ここにお祀りしてある。 姥権現を過ぎると、御秘所(おひそ)と言われる岩尾根になる。飯豊山参りで一番危険な場所で、ここを越えると一人前の男として認められたそうだ。尾根の東側は切立っていてかなりスリルのある岩尾根だ。なんでも登るルートの難易度により御利益が違うとのこと。 |
||
姥権現 |
||
ニッコウキスゲ・ヨツバシオガマ |
飯豊山とイワギキョウ |
|
御秘所の岩場を登る |
||
御秘所の岩場を登る |
御秘所の岩場を登る |
|
御秘所を無事通過すると、広い場所に出る。ここから上に見上げるようなピークが飯豊本山に続く尾根だ。ここで休憩をして前に見上げる御前坂を登る。疲れもきているのでこの登りはかなり厳しいものがある。 | ||
御秘所の岩場を越えて |
御前坂下で休憩 |
|
ウスユキソウ |
イワギキョウ |
|
御前坂を登る |
来た道を振り返る |
|
歯を喰いしばって登り切るとまた広いところにでる。左手の高くなったところが一ノ王子と呼ばれるところだ。飯豊山の神を五神にみたて一ノ王子、二ノ王子、三ノ王子、四ノ王子、五ノ王子を祭神としてお祀りしたといわれる。二ノ王子、三ノ王子は本山小屋の前辺りだろうか、飯豊山神社には四ノ王子が、五ノ王子は飯豊山山頂にお祀りしてある。 一ノ王子からひと登りすると飯豊本山に到着した。小白布沢登山口を出発して約9時間の行程だった。飯豊山神社にお参りして本山小屋に入った。今夜はここでお泊りだ。 |
||
一ノ王子で最後の休憩 |
||
一ノ王子の広場 |
本山小屋が近づいてきた |
|
本山小屋に到着 |
飯豊山神社 |
|
日暮れまでに時間があり雨も降りそうにないので明日登頂予定の飯豊山に登った。片道20分ほどで飯豊山山頂に到着。 飯豊山は標高2105mで一等三角点になっている。360度の大展望で非常に素晴らしい。明日登る大日岳はガスで見ることができなかった。パーティーの中に日本百名山登頂達成が飯豊山になった人がいて予定の前日に登れて大変喜んでいた。明日の本番では大日岳までの素晴らしいパノラマを期待した。 飯豊山付近にはお花がたくさん咲いていて、ヒメサユリやニッコウキスゲが熱烈歓迎のようすだ。途中にはイイデリンドウが数輪咲いていた。 日の入の頃には大日岳も見えるようになり、夕日の飯豊山を楽しんだ。 |
||
飯豊山 小屋より |
スミレ |
|
イイデリンドウ |
イイデリンドウ |
|
イワギキョウ |
シャクナゲ |
|
ヒメサユリ |
飯豊山 山頂 |
|
飯豊山 五ノ王子 |
飯豊山 山頂にて |
|
飯豊山・大日岳 飯豊本山より |
||
大日岳 飯豊本山より |
夕暮れの飯豊山 飯豊本山より |
|
登山1日目小白布沢〜三国岳に戻る | 登山2日目 大日岳往復〜切合小屋へ | |
登山3日目 切合小屋〜小白布沢へ | ||
ページ先頭へ | ||
コース |