飯豊山 飯豊本山より
 日本百名山 
飯 豊 山 標高2105.2m 大日岳 標高2128m vol. 3
本山小屋〜飯豊山〜駒形山〜御西岳〜御西小屋〜文平ノ池〜大日岳
〜[往路を戻る]〜本山小屋〜御秘所〜草履塚〜切合小屋
 
 7月13日飯豊山から飯豊連山の最高峰である大日岳を往復し、切合小屋までの行程を歩いた。本山小屋を5時過ぎに出発し飯豊山に登った。可愛いイイデリンドウ、山頂付近の露を浴びたヒメサユリやニッコウキスゲはさわやかな朝を演出しているようだ。

 飯豊山山頂に今朝改めて立った。日本百名山全山登頂をこの山で達成した方を皆で称えあった。百座目は、昨日そして今朝、これから大日岳に登りのその帰りまた山頂に3回も立てると大いに喜んでおられた。昨日は太陽が逆光だったが、今朝は順光で山頂が輝いて見えた。

 飯豊連峰の主な山は、この主峰の飯豊山(標高2105.1m)、これから登る最高峰の大日岳(標高2128m)大日岳への途中の御西岳(標高2012.5m)、初日に登りついた三国岳(標高1644m)そして御西岳から北に連なる烏帽子岳(標高2017.8m)、北俣岳(標高2024.9m)などだ。

 ところで地図を見ていて気づいたのだが、飯豊山の県境の決め方に相当のこだわりがあるようだ。飯豊山は山形県と新潟県の県境に位置するが、三国岳から登山道の尾根を経て飯豊山から御西岳までの登山道が福島県喜多方市になっている。明治の廃藩置県で新潟県にされたが、飯豊山神社を本宮とする福島県側の猛烈な反対運動により、登山道すなわち参道と山頂付近を福島県にすることになったそうな。

牛首山・大日岳・御西岳・駒形山・飯豊山・北俣岳 飯豊本山より

イイデリンドウ

イイデリンドウ

ヒメサユリ

ニッコウキスゲ

飯豊山 山頂

飯豊山 山頂にて

飯豊山 山頂

飯豊山 一等三角点

飯豊山から大日岳の往復に出発
 飯豊山を登り、飯豊連峰の最高峰の大日岳に向かった。広々とした尾根を歩く、一面お花畑になりオオヤマエンドウやウスユキソウなどが咲き乱れ、ところどころにハクサンシャクナゲの可愛い花も見られ大自然の楽園になっていた。

 尖って見えていた駒形山に到着、山頂標識は朽ちていて山名などはなかった。山頂から先を見ると緩やかな高原が遠くまで広がっている。お花を楽しみながら歩く。

駒形山へ

オヤマノエンドウ

ウスユキソウ

ハクサンシャクナゲ

駒形山山頂

御西岳へ
 玄山道分岐の標識があり、お花畑が延々と続く。分岐から少し先は草月平と呼ばれハクサンコザクラ、コバイケイソウ、ハクサンフウロ、チングルマ、ハクサンイチゲなどの花を楽しみながら歩いた。

玄山道分岐

ハクサンコザクラ

コバイケイソウ

 

大日岳・御西岳とと御鏡雪

 

草月平

ハクサンフウロ

ウズラバハクサンチドリ

チングルマ

ミヤマキンポウゲ

ハクサンイチゲ
 やがて御西岳に到着、標識はピークにはなくお花畑を避けて登山道脇に建っている。ここまで来ると大日岳が正面に大きくなり、御西岳の山肌に残る雪、御鏡雪と言うのだそうだが、調和が取れていて大日岳を大きく威厳あるものにしているようだ。

 御西岳を下ると御西小屋になるが少し手前で雪渓に下り、水場で水を供給した。御西小屋へ進みしばらく休憩した。御西小屋の北側一面にミヤマキンポウゲが咲き乱れていた。

御西岳山頂標識

大日岳 御西岳より

大日岳と御鏡雪 御西岳より

大日岳と御鏡雪 御西岳より

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

御西小屋
 大日岳を正面に見ながら進む、大日岳とコバイケイソウ、大日岳と御鏡雪、大日岳とハクサンイチゲと大自然の組み合わせが巧妙だ。

 やがて右下に文平ノ池が見えてくる。またこの池と大日岳との調和も素晴らしい。振り返ると御西岳と北俣岳、烏帽子岳が美しく見える。

大日岳とコバイケイソウ

大日岳へ

大日岳へ

大日岳へ

大日岳とハクサンイチゲ

大日岳へ

北俣岳・烏帽子岳

大日岳と文平ノ池

北俣岳・烏帽子岳・御西岳

大日岳と文平ノ池
 文平ノ池を過ぎるとまたお花畑が連続する。ヒメサユリ、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、チングルマが大きく目を引く、また小さな花コイワカガミ、ハクサンコザクラなども美しく咲いていて天空の楽園のようだ。

ヒメサユリ

エンレイソウ?

大日岳へ

ヒメサユリ

ニッコウキスゲ

コイワカガミ

ハクサンイチゲ

ハクサンコザクラ

消えかかった雪渓を渡る


チングルマ

ニッコウキスゲ
本山小屋を8時13分に出て、大日岳に8時43分到着、3時間30分お花畑を楽しみながらの行程だった。

 大日岳は、標高2128mで飯豊連峰の最高峰だ。山頂には何もなく朽ちた標識が建っているだけだ。展望が360度のパノラマだがあいにくガスが昇ってきてあまり見えなかった。

 山頂でしばらく休憩をして、往路を戻り本山小屋へ取って返した。

大日岳 山頂

大日岳 山頂にて

大日岳 山頂にて

北俣岳・烏帽子岳 大日岳より

北俣岳・烏帽子岳 文平ノ池近くより

北俣岳・烏帽子岳・文平ノ池

飯豊山

草月平

飯豊山と雪渓
 本山小屋で昼食にした。昼食はカップラーメンだった。小屋の主人はへんこつなところもあるが面白い人でいろいろ話をしてくれた。この小屋は福島県と言うことで救難ヘリを呼ぶと遠くの福島県からやってくるそうだ。そんな話もしてくれた。

 昼食後、今日の宿泊地、切合小屋まで下った。一ノ王子、御前坂、御秘所、姥権現、草履塚そして雪渓を下り切合小屋も下山した。

飯豊本山を後に

一ノ王子

御秘所と草履塚

御秘所を下り始める

草履塚

御秘所

御秘所

御秘所

御秘所

御秘所の標識

御秘所を振り返る

大日岳を振り返る

大日岳・飯豊山・御秘所 姥権現辺りより

草履塚

姥権現

飯豊山・御秘所・姥権現

飯豊山・御秘所・姥権現

草履塚から雪渓を下る

草履塚から雪渓を下る

切合小屋が見えてきた

切合小屋
登山1日目小白布沢〜三国岳に戻る
登山1日目 三国岳〜飯豊山に戻る 登山3日目 切合小屋〜小白布沢へ
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コース
7 7/11
 伊丹空港(9:45)=[ANA513]=新潟空港(10:50/11:05)=[ジャンボタクシー]=
喜多方(12:55/昼食/14:20)=川入 民宿村杉荘(15:07) (泊)
7/12
 村杉荘(4:38)=[送迎]=登山口P(5:55)〜小白布沢登山口(5:00/5:19)〜
君命水(6:03)〜長坂出合(6:54)〜地蔵山分岐下(7:15)〜峰秀水(7:23/7:41)〜
地蔵山分岐上(7:51)〜剣ヶ峰(8:36)〜三国小屋(9:00/9:16)〜種蒔山(10:44)〜
切合小屋(11:10/昼食/11:53)〜草履塚(12:24)〜姥権現(12:48)〜御秘所下(12:57)
〜御前坂(13:12/13:24)〜一ノ王子(13:50)〜飯豊山神社・本山小屋(14:06)〜
飯豊山〜本山小屋 (泊) 
6/13
 本山小屋(5:13)〜飯豊山(5:28/5:35)〜駒形山(5:52)〜玄山道分岐(6:05)〜
御西岳(6:37)〜水場〜御西小屋(7:05/7:12)〜文平ノ池(7:37)〜
大日岳(8:43/9:00)〜御西小屋(10:24/10:34)〜御西岳(10:41)〜玄山道分岐(11:11)
〜駒形山(11:26)〜飯豊山(11:56)〜本山小屋(12:43/昼食/13:02)〜御前坂(13:26)
〜御秘所下(13:43)〜姥権現(13:56)〜草履塚(14:14)〜切合小屋(14:47) (泊) 
6/14
 切合小屋(5:22)〜種蒔山(5:42)〜七森(6:11)〜三国小屋(6:50/7:22)〜
剣ヶ峰(7:45)〜峰秀水(8:33/8:52)〜横峰小屋跡(9:10/9:17)〜
小白布沢登山口(10:22)〜登山口P(10:28/10:30)=[送迎]=村杉荘(10:41/10:54)
=[バス]=いいでのゆ(11:10/入浴/12:05)=一ノ戸弘法そば(昼食)=飯豊山神社
=新潟空港(15:34/17:15)=[ANA520]=伊丹空港(18:20)

天 候  7/11 晴れ 7/12 晴れ 7/13 晴れ 7/14 晴れ
参加者 6名 
実施日 2011.07.11〜07.14