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聖岳(中央)・上河内岳(右) 茶臼岳より | ||||
日本二百名山 | ||||
聖岳〜上河内岳〜茶臼岳〜光岳 vol.3 | ||||
上河内岳 標高2803m | ||||
聖平小屋〜南岳〜上河内岳〜茶臼小屋 | ||||
聖平小屋で少し早い昼食をとった。朝から日本百名山の聖岳に登頂、南アルプスの雄大な山容を堪能できた。午後も引き続きこの雄大な南アルプスの尾根を縦走して行きたい。 聖平小屋を10時50分に出発、聖平から今度は左側に道をとり上河内岳を目指した。尾根筋に沿って樹林帯の中を登る。思ったより急登で昼食後なので少しきつい。しばらくの急登が過ぎると小さなピークを越え鞍部に出る。上河内岳に登っているという感覚はなく、手前の小山を一山越えて大きく回りこんだようで先はまだ長い。ここからまた登りが続き、小屋から45分ほどの樹林の中で小休止だ。 |
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聖平から茶臼小屋へ出発(10:50) |
赤くなったゴゼンタチバナの実 |
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標高2500m辺りまで登ると森林限界も過ぎハイマツとガレ場になってくる。この辺りから展望が開け午前中に登った聖岳の勇姿が素晴らしい。 ガラバ道の急登を頑張って登る。頭上には鍋底のような大きな山があり、上河内岳手前の南岳だ。さらに登ると右側が大きく崩壊して南岳山頂付近まで切れ落ちている。火山の火口のように切れ落ちたところに来ると、南岳の山頂が見え、その先に遠くに上河内岳が見えてくる。 絶壁の縁を巻いて登り、南岳山頂へとガレ場の急登をひたすら登る。登るに連れ時間とともに聖岳山頂付近に雲が上がってきた。 |
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聖岳 |
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南岳への急登 |
下から見上げる南岳 |
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急登が続く |
ガレ場の向こうに上河内岳 |
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南岳への急登 |
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聖岳 |
南岳への急登 |
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南岳への急登 |
南岳(標高2702m)(12:23) |
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南岳に到着、南岳は標高2702mで標識は登山道脇に建っている。展望は360度で、雲がかかり始めた聖岳、赤石岳、悪沢岳、千枚岳そして笊ヶ岳の連山が見える。 | ||||
赤石岳・悪沢岳 |
笊ヶ岳連山 |
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聖岳(雲の中)・赤石岳・悪沢岳・千枚岳 |
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南岳山頂をあとに急なガラバ道を下り尾根筋を進む。道中マツムシソウ、カワラナデシコなどが可愛く咲いていた。左手には笊ヶ岳の連山が続いている。 鞍部に近くなると箱庭のような雰囲気になり安らぎが感じられる。上河内岳への登り返しも右側の尾根のゆるやかな裾の道を登って行く。上河内岳肩に到着、ここは峠のようなところだ。 |
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上河内岳へ |
マツムシソウ |
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カワラナデシコ |
上河内岳へ |
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笊ヶ岳連山(生木割山・笊ヶ岳・布引山・稲又山) |
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上河内岳へ |
上河内岳へ |
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上河内岳肩より仰ぐ上河内岳 |
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上河内岳肩にリュックを置いて上河内岳をピストンした。山頂へは10分足らずで登れる。 上河内岳(かみこうちだけ)は、標高2803mで日本二百名山に選定された山だ。三等三角点になっていて360度の展望が得られる。残念ながら午後になって山頂付近に雲が上がってきたため雲間にしか聖岳、赤石岳、笊ヶ岳など展望することができなかった。 |
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上河内岳肩に到着(13:05) |
上河内岳肩に到着 |
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上河内岳へ |
上河内岳へ |
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上河内岳山頂に到着(13:18) |
上河内岳 山頂にて |
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上河内岳 山頂 |
上河内岳 三等三角点(標高2803m) |
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上河内岳山頂(雲の向こうは聖岳) |
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上河内岳尾根と笊ヶ岳連山 |
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上河内岳を下山 |
茶臼小屋へ |
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上河内岳山頂をピストンして、茶臼小屋へと進めた。高原状の広々した尾根を下り、ゆるやかになったところに大きな岩がある。 奇岩竹内門と呼ばれる奇岩の間を通る。奇岩の岩肌には文様、皺(しわ)があり、氷河時代の名残らしい。竹内門をあとに高原状の道を快適に歩く。 |
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上河内岳を振り返る |
茶臼小屋へ |
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奇岩竹内門(13:54) |
奇岩竹内門 |
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奇岩竹内門の岩の紋様 |
奇岩竹内門を振り返る |
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茶臼小屋へ |
茶臼岳 |
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光岳はまだまだ先だ |
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茶臼岳手前のピークを右から巻いて越える |
お花畑へ |
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鞍部は草原でお花畑になっているが今は、時期はずれだ。亀甲状土が見られ周氷河作用によってできたそうだ。 | ||||
草原・お花畑を行く |
草原・お花畑の向こうに茶臼岳 |
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亀甲状土 | 亀甲状土 | |||
いよいよ今日の縦走も終わりに近づいてきた。右側のピークを巻くようにガラバ道を登って行くとその先に茶臼岳が見えてくる。上に出ると広々とした大地の尾根に出る。大地の向こうには茶臼岳そして光岳への連山が重なっている。あいにく上河内岳から次第に雲が出てきて遠くのピークは見えなくなってきた。まだ昼の3時前なのに薄暗くなった感じがする。 | ||||
最後の急登を頑張ると茶臼岳が見えてきた |
茶臼岳が見えてきた |
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尾根道より南東方向を望む |
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茶臼岳 |
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茶臼岳 |
茶臼小屋分岐(14:47) |
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茶臼小屋分岐に到着、明日はこの先を進み光岳を往復するのだ。左に折れて茶臼小屋へと下った。茶臼小屋に到着、今日明日はここでの宿泊だ。登山シーズンを1週間ほど過ぎているので小屋は空いていた。昨日まではかなり混んでいたようだ。南アルプスは、今年水不足で小屋は大変だとか、小屋から少し下った水場の水もチョロチョロ水で水汲みにも時間がかかるありさまだ。聞くところ、光岳までの行程では水場は全滅で水がないとの情報だった。夕暮れまで小屋の正面に見える富士山に注目が寄せられていた。笊ヶ岳の連山で青薙山の上に富士山が雲で見え隠れ、一喜一憂しながら富士山を楽しんだ。 | ||||
茶臼小屋へ下る |
茶臼小屋が見えてきた |
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茶臼小屋 |
茶臼小屋(14:58) |
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笊ヶ岳・布引山・稲又山・青薙山と青薙山の上に富士山が見え隠れ 茶臼小屋より |
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