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越百小屋に到着 18時14分 |
日本三百名山 |
まぼろし 越百山・南駒ヶ岳・空木岳縦走 |
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越 百 山 標高2613m 風雨のため越百小屋で撤退 |
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伊奈川ダム〜伊奈川ダム登山口〜福栃平〜越百小屋 (悪天候撤退往路下山)
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9月7日から9月9日の予定で越百山、南駒ヶ岳、空木岳の縦走だ。1日目9月7日、早朝起床して梅田に集合、6時50分バスで出発した。養老SAで休憩して中津川ICから国道19号線を走り、道の駅大桑で休憩。少し走って、JR須原駅手前から細い道に入っていく。伊奈川沿いの伊奈川林道を伊奈川ダムへと登っていく。
伊奈川ダムの手前1kmのところで通行止めになっている。8月16日の豪雨災害によりダムから上は林道が崩壊して車の通行はきなくなっているとのことだ。
通行止めのところでバスを降り、登山支度をして林道を歩き始める。橋を渡り、しばらく歩くとトンネルになり、トンネルを出ると伊奈川ダムになる。 |
災害のため一般車両通行禁止(標高940m) |
この先林道通行止め(ダムまで1km下) |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ 伊奈川林道 |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
伊奈川ダム |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
伊奈川ダムは、関西電力が開発して1977年完成、伊奈川発電所が運転を始めた。その後ダムの上流に伊奈川第二発電所が1986年に完成した。第二発電所は、ダムのない水路式発電所で落差400mを利用して2万キロワット以上が発電できるそうだ。
伊奈川ダムは、水がなく湖底が出ていて空ダムのようだ。ダムの下流では轟々と水が流れていたのに不思議だ。
ダムからしばらく登ると、崖崩れになっていて岩肌は滝のようになっている。さらに進むと、林道が大きく崩落して足元は崖になっている。川に架かる橋は、取付きが流され、橋梁だけが独立している。 |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
通行止め箇所から約50分歩いて、伊奈川ダム登山口の駐車場に到着した。一休みして林道を福栃平へと歩き始める。 |
伊奈川ダム上登山口(標高1080m) |
約40分歩いてやっと登山口(駐車場) |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
ここからの林道の崩壊はさらに厳しくなってくる。道幅の半分以上が崩落、斜面の沢から崩れ落ちた倒木、岩、大きな石、砂などが林道に折り重なっており凄いことになっている。またその沢からの水量も多く道を横切って流れている。 |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ 林道は倒木、落石がいっぱい |
越百小屋へ 林道が川に・・・渡渉 |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
ガードレールがヘシ折れ、堆積物がのった福栃橋を渡る。福栃平で、ここで林道から離れ登山道に入っていく。道標では越百山山頂まで4時間とあるが、厳しそうだ。 |
福栃橋に到着 |
福栃平(橋) 越百山頂上へ4時間 |
福栃平(橋)(標高1310m)に到着 |
福トチ沢 |
いきなり崩れた沢を登り右へ巻いて登っていく。少し巻きジグザグに登ていく。標高1410m辺りまでジグザグの急登が続き、そのあと少し緩やかになるがふたたびジグザグの急登になる。 |
越百小屋へ ここから急登が始まる |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ 下のコル(標高1625m)に到着 |
標高1600m辺りから少し緩やかになり、尾根が見えてくると急になって尾根にたどり着く。尾根にでる直前に下の水場があり、冷たい水が湧き出している。思わずふたくちみくち飲んだ。しばらくするとお腹の調子が悪くなってきた。水あたりだろうか。
尾根頭、下のコルで休憩をとる、お腹の調子が悪いと言っていたら正露丸を出してくれたので飲んで様子を見ることにした。
ここから越百山への尾根が続いている。結構急な尾根道が延々と続く。細い尾根道、木の根道、クマザサの道などなどどこまで続くんだろう。 |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
御岳展望台案内 天気が良ければ御嶽山が見えるそうだ |
越百小屋へ |
標高1980m辺りに来ると、御岳展望台の表示がある。この辺りの木々の間から今日は見えないが、御嶽山が見えるのだろう。
さらに登ると、標高2140m辺りに上の水場がある。水場は、1分ほど尾根を下った沢にある。元は湧水なんだろうが、水が汲めるところは沢になっている。 |
上の水場(この下へ1分) |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
越百小屋へ |
水場から越百小屋へのピーク標高2400mまで、標高差260mの急登だ。朝早くから行動、午前中バスに乗っていたとは云え、12時間程行動しているのでだんだん気力体力が落ちてきた。標高2300m辺りから付いていくのが精一杯になってきた。
標高2400mのピークを越える頃には薄暗くなってきた。小屋は標高差60mを下った鞍部にある。18時14分、皆より数分遅れて越百小屋に到着した。 |
越百小屋へ 標高2300m辺りから一人旅 |
越百小屋へ |
越百小屋は、小さなランプの小屋で主人と奥様の2人でやっておられるようだ。皆さん食欲があり元気だが、私は今ひとつ、ちらし寿司とおぜんを半分ぐらい頂いた。
夜は、寝袋でゆっくり眠れるお思ったのだがそうはいかなかった。隣の80キロはあろうかと思う人が、寝返りで押し寄せてきて潰れそうになったり、蹴飛ばされたり大変だ。反対で寝ている人も隅に偏って被害を避けているようだ。明日の寝場所はどうしようかな!
2日目、9月8日は、今回のメインイベント越百山、仙涯嶺、南駒ヶ岳から空木岳の縦走だ。6時前に小屋前にみんな集まってきた。
重大発表!リーダーから今回の登山は、越百山にも登らず、ここで撤退しますとのことだ。このコースは雨や風に対して危険度が増すので危険を冒したくない。木曽殿山荘からは、危険だから来ないで欲しい。などの総合判断のようだ。
小屋の主人らに見送られて、心残りながら往路を引き返し始めた。ピークまで登りそこから伊奈川ダムまで下りだ。しばらくすると雨が降り始めた。 |
重大発表 残念なお知らせです 越百山にも登らず下山します |
伊奈川ダムへ下山開始 |
越百小屋へまた来年秋に来てください! |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ 上の水場で休憩 |
上の水場を過ぎた辺りから雨あしが強くなってきた、風も出てきた。ここでやっとモヤモヤが吹ききれ、ひたすら尾根を下った。 |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
福栃平に下る頃には小雨になってきた。戦いは終わった感じだ。昨日、福トチ沢は清流だったが、今日は濁流が轟々と流れている。 |
伊奈川ダムへ 福栃平に下山 |
福トチ沢 昨日は清流、今日は濁流 |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ 帰りは増水の渡渉 |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダムへ |
荒れ果てた林道を下って伊奈川登山口に下山、途中の荒れた林道は水かさが増して渡渉少し厳しかった。 |
伊奈川の濁流 岩が轟音をたてて流れる |
伊奈川ダム登山口近くで休憩 |
伊奈川ダムへ |
伊奈川ダム |
林道通行止めヶ所へ |
林道通行止めヶ所に全員無事下山 |
林道の通行止めヶ所まで全員無事下山した。あらかじめ連絡していた明日迎えに来る予定のバスが来ていた。濡れた雨具を片付けてバスに乗り、温泉へと向かった。
中津川温泉クアリゾート湯舟沢に立寄り、温泉に浸かりゆっくり疲れを癒し、昼食を頂いた。そして中津川ICで高速道に乗り、大阪に17時過ぎに戻った。
今回の山旅は、天候に左右され、途中撤退が今回を入れて3回の人、2回の人そして今回1回目のひとと難儀なツアーのようだ。次回は少し時期を変えたらどうだろうか。
1日目が、早朝起床して夕方暗くなる頃までの行動は少し厳しいし、もし事故があったら大変なことになる。ツアー参加者の年齢も考慮して前泊か、もったいのなら近くの簡単な、観光のような山に登るのも一案ではなかろうか。
参加者の皆さん大変お疲れ様でした。なんやかんやで楽しい思い出ができました。リーダーさんいろいろお気遣い頂きありがとうございました。 |
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コース
9月7日 曇り 大阪=中津川=伊奈川ダム〜越百小屋
大阪梅田(6:50)=[バス]=養老SA=中津川IC=道の駅大桑=
林道通行止(12:05/12:18)〜伊奈川ダム(12:29)〜伊奈川ダム登山口(12:55/13:02)〜
福栃平(13:55/14:02)〜下の水場〜尾根頭(下のコル)H1625(14:57/15:03)〜
上の水場H2140(16:58/17:12)〜越百小屋(18:14) (泊)
9月8日 雨 撤退 往路コース下山
越百小屋(5:53)〜上の水場(6:50/6:57)〜H1750(7:51/7:56)〜下のコル(8:23)〜
福栃平(9:04/9:13)〜伊奈川ダム登山口(10:04/10:09)〜伊奈川ダム(10:31)〜
林道通行止(10:42/10:57)=[バス]=クアリゾート湯舟沢(12:11/入浴・昼食/13:46)=
中津川IC=多賀SA=大阪(17:15)
(当初予定)
9月8日
越百小屋〜越百山〜仙涯嶺〜南駒ヶ岳〜空木岳〜木曽殿山荘 (泊)
9月9日
木曽殿山荘〜うさぎ平〜四合目〜伊奈川ダム登山口=大阪
参加者 15名
実施日 2018.09.07-09.09
毎日新聞旅行 (中級+) inada nagao
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