水井山 山頂にて 写真:MRC提供
MRC 新緑例会  
京都一周トレイル 比叡〜大原
 
横高山 標高767m 水井山 標高794m
ケーブル比叡駅〜釈迦堂〜玉体杉〜横高山〜水井山〜仰木峠〜戸寺BS
 6月8日、MRC新緑例会で京都一周トレイル比叡から大原に参加した。叡電出町柳駅に集合、叡電で八瀬比叡山口駅へ。八駅から木の橋を渡りケーブル八瀬駅へ、ここからケーブルに乗って、ケーブル比叡駅へ一気に標高差560mほど上がる。きらら坂から何回か登ってきたが、2時間余りがケーブルだと9分ほどで上がれる。今日の行程は楽ちんなようだ。

叡山電鉄 八瀬駅(標高120m)

ケーブル八瀬駅へ

ケーブル八瀬駅(標高130m)

叡山ケーブル

叡山ケーブル

比叡駅(標高690m)
 比叡駅で雨具を着たりの出発準備の後、体操をして歩き始める。しばらくは林道歩きだ。下界では曇っていたが、ここは標高が高いので濃霧に包まれている。

 しばらく歩くと、正面が開けスキー場跡に到着、ここから比叡山の双耳峰のひとつ四明岳に通じているが今日はパスして釈迦堂へと向かう。

釈迦堂へ霧雨の中、出発(標高690m)

釈迦堂へ

釈迦堂へ

釈迦堂へ(標高750m)
 林道から、比叡山ドライブウエイをまたぐ橋を渡り、延暦寺境内へと入っていく。山王院、浄土院を過ぎ、常行堂で軒下を借りて雨宿り後、釈迦堂に下る。

 釈迦堂は、濃霧に包まれ幻想的だ。ここでトイレをお借りして小休止し、玉体杉へと進んでいく。

釈迦堂へ

釈迦堂へ

釈迦堂へ

霧の釈迦堂(標高650m)
 釈迦堂を出るとすぐ、トンネルがあり通り抜ける。振り返ると、トンネルの上は比叡山ドライブうエイだ。ここから歩いていく、やっと山歩きになった感じだ。

 霧に包まれた新緑の樹林帯を、何度かアップダウンを繰り返し進んでいく。光の加減で新緑がまばゆいくらいに美しい。コアジサイが霧の中にひときわ輝いて咲いていた。
釈迦堂をあとに玉体杉へ
玉体杉へ

玉体杉へ

玉体杉へ

コアジサイ

玉体杉へ
 釈迦堂から約40分快適な山歩きがつづき、そして登りつめると玉体杉に到着した。玉体杉は、説明版によると、西塔から横川から尾根づたいに通る峰道のほぼ中間点あるそうだ。回峰行者は、ここで止まって、御所に向かい、玉体加持(天皇のご安泰をお祈りする)をしたそうだ。ここにある大きな杉は、玉体杉と呼ばれている。

 玉体杉から比叡山の大比叡と四明岳が見え、眼下には京都市街、御所などが一望できる。なかなか素晴らしい休憩所、展望所だ。

玉体杉に到着(標高710m)

玉体杉

玉体杉にて

比叡山 大比叡・四明岳 玉体杉より

横高山へ
 玉体杉から少し下ると分岐で、東海自然歩道は右にとるよう案内されている。右にとると、横川中堂1.6km、仰木峠3.6kmとある。

 今回は、山登り、直進して目の前の急斜面を登っていく。みんなちゅうちょしているようだが登るしかない。丸太で作られた急な階段道を登っていく。木の根も現れた急斜面の登り、標高差約80m頑張って登る。

横高山へ

横川中堂分岐(標高685m)

分岐を直進横高山へ急斜面を登る

横高山へ

横高山へ

横高山へ

横高山へ

横高山へ
 登りきると広いピークに到着、横高山山頂で標高767mの山だ。ここで昼食にした。白い花の木があったが、名前はよく分からない、サワフタギなのだろうか。昼食後、山頂をあとに水井山へと一旦鞍部まで下る。

横高山 山頂

横高山 山頂(標高767m)

横高山 山頂にて 写真:MRC提供

横高山をあとに水井山へ

水井山へ鞍部に下る

水井山へ

水井山へ登り返し
 横高山から標高差約40m下って、水井山へ標高差約70mの登り返しだ。横高山と同じような急斜面で、木の丸太がところどころなくズルズル滑り落ちそうな急斜面を頑張って登る。

水井山へ

水井山へ 結構な急斜面だ

水井山へ

水井山 山頂
 横高山から約20分で水井山山頂に到着。水井山は、標高794mで三等三角点になっている。木々の間から琵琶湖が眺めれれる。

水井山 山頂

水井山 山頂にて

水井山 三等三角点

水井山 三等三角点(標高794m)

水井山山頂をあとに仰木峠へ

仰木峠へ
 水井山をあとに、仰木峠へと下っていく。山頂からしばらくは急斜面を下り、標高720m辺りから緩やかな尾根になり、何回かアップダウンを繰り返して下っていく。標高600m辺りから標高差50mほどの急斜面があり、その後緩やかになり仰木峠に到着する。

 仰木峠は、標高573mで京都大原の里と滋賀仰木の里を結ぶ峠だ。かつて仰木から江州米などが牛や人力で運ばれたそうだ。縁があったときは、お嫁さんもこの峠を越えたという。また、比叡山信仰の道で、義経伝説の道だそうだ。水井山、仰木、大尾山(梶山)そして戸寺を結ぶ峠になっている。

仰木峠へ

仰木峠(標高573m)

仰木峠にて

仰木峠をあとに戸寺BSへ
 今回は、仰木峠から戸寺へと下っていく。10分程下ると分岐になり、東海自然歩道は通行止めになっている。予定通り京都一周トレイルの道を下っていく。小尾根の頭辺りで一息入れてその急斜面を下り、沢に出る。

戸寺BSへ

東海自然歩道倒木で通行止め 迂回路へ(標高510m)

戸寺BSへ

戸寺BSへ
 沢に出て、沢沿いの道を下っていくと車道に出る。左手にバス停があり、10分ほどで国際会館行きのバスがあるのでしばらくバス待ちをする。

戸寺BSへ

戸寺BSへ

戸寺BSへ

戸寺BS(標高215m)
 戸寺BSでバスに乗り、国際会館へ、ここから地下鉄で京都駅へ全員無事戻った。京都の蕎麦屋さんで反省会を行いお開きになった。

 出発は霧雨の中でこの先どうなるか心配だったが、玉体杉を過ぎた辺りから天気が回復し、楽しい山旅になりました。みなさんも結構楽しまれているようでした。次の例会でお会いしましょう。リーダーさんお疲れさまでした。ありがとうございました。
   
横高山

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:767m
所在:滋賀県大津市
地図:大原









横高山 山頂 767m 2019.06.8
水井山

基準点名:釈迦岳
等級種別:三等三角点
標高:793.9m
所在:滋賀県大津市
地図:大原

水井山 山頂

水井山 三等三角点 794m 2019.06.8

コース
 叡電出町柳駅(9:07)=[叡山電鉄]=八瀬比叡山駅(9:21)〜ケーブル八瀬駅(9:30)
=[叡山ケーブル]=ケーブル比叡駅(9:40/9:55)〜(10:41/10:46)〜
釈迦堂(10:48/10:51)〜玉体杉(11:29/11:37)〜横川中堂分岐(11:42)〜
横高山(11:54/昼食/12:19)〜水井山(12:38/12:48)〜仰木峠(13:23/13:30)
〜(13:54/14:00)〜戸寺BS(14:22/14:31)=[京都バス]=国際会館駅(14:50)
=[地下鉄]=京都駅(15:30)

天 候  霧雨のち晴れ
参加者 19名
実施日 2019.06.08
MRC  ishikawa