屏風ノ耳山頂 バックは大キレット・南岳・中岳・・槍ヶ岳・北鎌尾根
  
北穂高岳 ゴジラの背とパノラマコース
 
北穂高岳 標高3106m 屏風ノ耳 標高2566m
 
Vol.6 
上高地〜横尾〜涸沢〜[ゴジラの背]〜北穂高岳〜[南稜]〜
涸沢〜[パノラマコース]〜屏風ノ耳〜明神〜上高地

  (Vol.4からの続き)

 北穂高岳南稜を涸沢へ下り、これからパノラマコースを進み、途中屏風ノ耳に立ち寄り、明神まで下るコースだ。

 涸沢ヒュッテでゆっくり休憩して涸沢の景色などを楽しんだあと、パノラマコースへ出発だ。涸沢ヒュッテから石段を下り、パノラマコースへと入っていく。

パノラマコースへ

パノラマコース
 パノラマコースは、前穂高岳の北尾根の下端部を巻いてつけられた巻道だ。少し進むと涸沢がジオラマのように見えてくる。

 穂高の山々が目線になり、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、テント場などが眼下に見えるようになる。この景色は涸沢ヒュッテ辺りでは味わえない景色だ。

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳 涸沢

パノラマコース

パノラマコース
 さらに進むと、絶壁を削った道になり次第に厳しくなってくる。標高は2300m辺りをほぼ平行に歩いていくが足元が次第に切れ落ちていくので高度感が増してくる。

 足元に注意しながら景色を眺める。涸沢岳と北穂高岳そして涸沢が美しい。、正面の北穂高岳は、昨日チャレンジしたゴジラの背が見え、その右に北穂高岳の主峰そして南峰が聳えている。朝から下ってきた南稜そして涸沢への足跡が確認できる。

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳(南稜・南峰・北峰(主峰)・ゴジラの背)

北穂高岳(南稜・南峰・北峰(主峰)・ゴジラの背)

涸沢岳 ダイテングラート(左縦の尾根)

涸沢ヒュッテ・テント場・涸沢小屋

屏風ノ頭・屏風ノ耳

パノラマコース
 パノラマコースは、次第に厳しくなり、足元は深く絶壁に、頭上も絶壁になってくる。尾根筋を回り込むとこれから登る屏風ノ耳が見えてくる。さらに北穂高岳の奥に、南岳い続いて槍ヶ岳が頭を出してくる。

パノラマコース

屏風ノ頭・屏風ノ耳

パノラマコース

槍ヶ岳が遠くに見えてきた
 このあたりまでほぼ水平に歩いてきたが、峠になるコルまで標高差100mほどの登りになる。しかも絶壁の壁を横切っていくのでかなり厳しい。

パノラマコース

パノラマコース

北穂高岳・・南岳・槍ヶ岳

パノラマコース

パノラマコースのトリッキーな道から槍ヶ岳を望む

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース
 足元は厳しいが周囲の景色も楽しまねばならない。槍ヶ岳も次第に大きく見えるようになり、屏風ノ耳も待ち受けているようだ。

槍ヶ岳

屏風ノ頭・屏風ノ耳

コル (屏風ノ耳分岐) (標高2425m)

屏風ノ耳
 コルに到着、少し休憩して、ザックをデポして空身で屏風ノ耳へと登っていく。少し登ると穂高連峰が眼前に広がり、素晴らしい。

コルにザックをデポして屏風ノ耳へ

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・・・槍ヶ岳

屏風ノ耳へ

屏風ノ耳へ

前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・・・槍ヶ岳

屏風ノ耳へ

屏風ノ耳へ
 穂高の景色が素晴らしいのはもちろんだが、このあたりの紅葉も素晴らしい。紅葉と岩のコントラスト、紅葉の向こうに映える穂高連峰と息を呑む美しさだ。

屏風ノ耳へ

屏風ノ耳へ

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳

岩と紅葉

屏風ノ耳へ

東天井岳・横通岳・常念岳

屏風ノ耳へ  涸沢岳・北穂高岳

屏風ノ耳へ

前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳

屏風ノ耳へ

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・槍ヶ岳・・・屏風ノ耳

屏風ノ耳へ

屏風ノ耳に到着
 山の景色や紅葉を楽しみながら山頂に到着。穂高に来てこの景色は見ることはできない。穂高の山に登ると縦にしか見えないがここからだと横に連なる穂高連峰が望める。一般にこの穂高連峰の景色を眺められるのは、常念岳、蝶ヶ岳の山並みから望むことができるが屏風ノ耳からはさらに迫力が増して見える。

 屏風ノ耳は、標高2566mで三等三角点になっている。山頂は360度の大パノラマが楽しめる。

屏風ノ耳 山頂

屏風ノ耳 三等三角点(標高2565.6m)

屏風ノ耳 山頂にて

常念岳

前穂高岳・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・槍ヶ岳

涸沢岳・北穂高岳・大キレット・南岳・槍ヶ岳

槍ヶ岳
北穂高岳・大キレット・南岳・槍ヶ岳

大キレット・南岳・・・槍ヶ岳・北鎌尾根・西岳・・・  屏風ノ頭

槍ヶ岳

屏風ノ頭

屏風ノ耳 山頂をあとに

コルへ

コルへ

コルへ

コルへ

コルへ
 屏風ノ耳で素晴らしい景色を堪能し、コルに戻り昼食をとる。このあとはパノラマコースを明神まで下っていく。色づき始めた紅葉を楽しみながらどんどん下っていく。

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース 眼下に梓川が見える

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース 奥又白谷に下る
 コルから1時間30分程下ると、奥又白谷に出る。ここで小休止、沢の上を見上げると前穂高岳北尾根のゴツゴツした岩稜の尾根が見える。

奥又白谷から望む北穂高岳北尾根

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

パノラマコース

新村橋

徳澤園
 奥又白谷から約35分で林道に出る。林道を10分程下ると、新村橋に着く。パーティーは直進して明神へ、一人徳沢に寄りたいとのこと、ご一緒した。

 徳沢から遊歩道を明神へと歩く、途中前穂高岳や明神岳を眺めながら歩く。明神に近づくと猿の群れがたくさんいてしばらく猿の数家族と一緒に歩く。

明神岳・前穂高岳

パノラマコースパノラマコース

明神岳・明神館

明神に無事下山

明神館
 明神館に皆さんより5分ほど遅れて15時に到着、早速みんなでビールで乾杯。全員無事下山でき素晴らしい山旅だった。今日は、ここ明神館でゆっくり宿泊だ。

明神岳 明神館テラスより

穂高連峰

焼岳と河童橋・梓川
 4日目9月28日は、明神館を出発、上高地BTから高山へそして帰阪の予定だ。

 明神館を7時50分に出発、通りなれた遊歩道を進んで上高地BTへ、8時40分到着。当初予定では、このあと平湯の森で温泉に入り高山へ、高山発15時38分ひだ36号で帰阪する予定だった。早く帰った方がいいということで温泉をカットして高山からも早い列車でということになった。

 上高地BTからタクシーで高山駅へ、高山駅に10時過ぎに到着、11時32分発のひだ8号、名古屋からのぞみで帰った。

 今回は、ゴジラの背という鳴り物入りの山登りだったが、安全第一を考えてのことだろうが、ゴジラの背の核心部は遠巻きして通過できなかったのが残念だった。年令的にも厳しいので今回が最後のチャンスと思って参加したのに残念だった。

 後で考えてみると、核心部が約70mだった。リーダーが持っていたザイルは30mなので途中で張り替えなければならない。従って核心部の岩のところに8人は待機しなければならない。セルフビレーも無しで次ステップの行動を待つのは大変危険だ。それでリーダーがつぶやいていた意味が理解できる。ほかにもっと理由があるのかもしれないがこれは私の推理だ。みなさんのご感想はいかがだったでしょうか。

 いずれにしろ楽しい山旅をありがとうございました。ご一緒いただいた皆さんありがとうございました。リーダーさん大変ありがとうございました。
     
屏風ノ耳

基準点名:屏風岩
等級種別:三等三角点
標高:2565.6m
所在:長野県松本市
地図:穂高岳


屏風ノ耳 三等三角点       屏風ノ耳 涸沢より 

屏風ノ耳 山頂 2565.6m 2019.09.27

コース
【1日目】9月25日
 大阪梅田(7:30)=[バス]=多賀SA=ひるがのSA=高山=上高地BT(13:28/13:35)
〜河童橋〜明神(14:32/14:42)〜徳沢(15:30/15:45)〜横尾・横尾山荘(16:39) (泊)
【2日目】9月26日
 横尾山荘(6:43)〜本谷橋7:49/8:00)〜H2035(8:48/9:00)〜
涸沢・涸沢小屋(9:51/10:25)〜H2630(11:17/11:30)〜東稜分岐(11:40)〜
H2725(11:50/ハーネス取付/12:07)〜H2870(12:45/昼食/13:05)〜
ゴジラの背取付(13:10)〜ゴジラの背(13:16)〜背核心部(13:24)〜
ゴジラの背取付に戻る(13:41)〜[巻いて登る]〜再度ゴジラの背に取付く(13:44)〜
ゴジラの背(13:53)〜ゴジラの背よりロアリング降下(14:25〜15:02)〜
北穂高小屋(15:39) (泊)
【3日目】9月27日
 北穂高小屋(6:28)〜北穂分岐(6:34)〜[南稜]〜H2785(7:28/7:36)〜
ハシゴ渋滞(7:36/7:50)〜H2760(7:54/8:02)〜東稜分岐(8:09)〜涸沢小屋(8:55)〜
涸沢ヒュッテ(9:02/9:35)〜 コル(10:36/10:44)〜屏風ノ耳(11:11/11:36)〜
コル(11:56/昼食/12:16)〜奥又白谷(13:48/14:06)〜林道出合(14:41)〜新村橋(14:50)〜
徳沢(15:03)〜明神・明神館(15:52)  (泊)
【4日目】9月28日
 明神館(7:47)〜河童橋(8:28)〜上高地BT(8:41/9:06)[タクシー]=高山(10:10/11:32)
=[ひだ8号]=名古屋(14:04/14:13)=[のぞみ33号]=新大阪(15:03)

天候   9/25 曇り  9/26 晴れ  9/27 晴れ 9/29 晴れ 
参加者 6名  
実施日 2019.09.25-09.28 
毎日新聞旅行 (上級) nishijima  hatakeyama(信州ガイド)