北穂高岳山頂と槍ヶ岳
  
北穂高岳 ゴジラの背とパノラマコース
 
北穂高岳 標高3106m 屏風ノ耳 標高2566m
 
Vol.5 
上高地〜横尾〜涸沢〜[ゴジラの背]〜北穂高岳〜[南稜]〜涸沢
〜[パノラマコース]〜屏風ノ耳〜明神〜上高地

 (Vol.4からの続き)

 3日目9月27日は、北穂高岳山頂で朝の山々の景色を楽しみ、南稜を柄沢へ下り、涸沢からパノラマコースを進んで屏風ノ耳に登り、明神まで下るコースだ。

 昨日は、ゴジラの背を乗り越えて北穂高岳へ登ってきた。今日はゴジラの背から見上げていた北穂高岳から360度の大展望と、刻々変化する山の景色を大いに楽しむ。

 夜明け前から山頂に上がり、朝焼けの景色を堪能するまで楽しむ。富士山、南アルプスが赤く染まって最高だ。

 前穂高岳は、シルエットで静観に見え、奥穂高岳と北穂高岳南峰は、太陽のように輝いて見える。槍ヶ岳は今は静かだ。刻々と変化を続ける周囲の山々は生きていて活動を始めているようだ。

夜明け 富士山・南アルプス 前穂高岳

前穂高岳・奥穂高岳

夜明け 富士山・南アルプス

前穂高岳・奥穂高岳・ジャンダルム・(涸沢岳)・北穂高岳南峰

槍ヶ岳

前穂高岳・奥穂高岳
 5時34分ご来光、朝陽が山々を照らし始める。北穂高岳山頂にも朝陽が射してきた。槍ヶ岳にも朝陽が射し、山肌は秋色に輝き始めた。昨日登ってきたゴジラの背は、朝陽を浴びて炎を挙げているようだ。

常念岳 ご来光

ご来光 北穂高岳山頂にて

ご来光 常念岳・・・蝶ヶ岳

朝陽を浴びる北穂高岳・槍ヶ岳

朝陽を浴びる槍ヶ岳・南岳

槍ヶ岳

炎を挙げるゴジラの背
 日の出後30分ほど過ぎると、岩肌は目を覚まし、白く輝いた土色に変わってくる。朝の躍動を感じたあと、日頃の色に戻り、新しい一日の躍動が始まる。

奥穂高岳・(涸沢岳)・北穂高岳南峰

槍ヶ岳

笠ヶ岳
 北穂高小屋で出発支度をして、山頂に上がり、ガイドさんから山の説明をける。たまたま信州のガイドの方々が取材でドローンを飛ばしていたのでみんなで手を振った。

北穂高岳山頂へ

北穂高岳 山頂にて

北穂高岳 山頂(標高3106m)

北穂高岳 山頂にて
 山頂での素晴らしい景色を満足して、下山を始める。北穂高岳南峰の裾を巻いて下っていく。下りながら南方の岩峰を見ているとすごい威力を感じる。

北穂高岳をあとに涸沢へ
涸沢へ

奥穂高岳と北穂高岳南峰の岩峰

北穂高岳南峰の巨岩

涸沢へ

涸沢へ

北穂高岳山頂を振り返る

涸沢へ 北穂分岐
 回り込むと北穂分岐になる。今回は南稜を下るが、直進すればトリッキーな岩場を超えて涸沢岳へと続いている穂高連峰の縦走路だ。

涸沢へ 南稜を下る

涸沢へ
 南稜を下り始めると、左下に太陽光線を浴びたゴジラの背が眩い。ゴジラの背は、何者も寄せ付けない感じだ。

ゴジラの背

ゴジラの背

前穂高岳・奥穂高岳

奥穂高岳・ジャンダルム・涸沢岳

ロバの耳・ジャンダルム 鞍部に穂高岳山荘
 太陽があがってくるに連れ、前穂高岳も岩肌が見え始め、奥穂高岳、涸沢岳も落ち着いた感じになってきた。

北穂高岳 南峰・北峰

ゴジラの背

北穂高岳
 南稜を下るにつれ、ゴジラの背が目線になってくる。昨日は歩いているゴジラの背、どこを歩いているのかよく分からなかった。この辺りから見るとゴジラの背びれがよく分かる。

ゴジラの背

ゴジラの背
 こちら側から眺めると、昨日歩いたゴジラの背、どこからどこまでゴジラの背というのかよく分からないが、背の中央を歩いたのはほんの少しで、安全な背びれの付け根を歩いたようだ。

前穂高岳・奥穂高岳・ジャンダルム・涸沢岳

奥穂高岳・ジャンダルム・涸沢岳

涸沢へ

北穂高岳

ゴジラの背

涸沢へ

北穂高岳 南峰・北峰

涸沢へ

涸沢へ

ゴジラの背

ゴジラの背
 ゴジラの背はバリエーションルートとは言え、涸沢岳、北穂高岳から南岳のコースの方が余程厳しいかも知れない。ゴジラの背は、少し期待外れだったがよく考えると、身の丈に合った行程だったのかもしれない。

涸沢へ

涸沢へ

ゴジラの背 大天井岳・中天井岳・横通岳・常念岳

ゴジラの背 大天井岳・中天井岳・横通岳・常念岳

涸沢へ

涸沢へ

前穂高岳・奥穂高岳

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

奥穂高岳・涸沢岳

ハシゴで渋滞 離合待ち

ハシゴで渋滞 離合待ち
 涸沢を目指して南稜をどんどん下っていく。周囲の前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、ゴジラの背、大天井岳。常念岳などなど素晴いい山の景色を堪能しながら歩く。

ゴジラの背

ゴジラの背

ゴジラの背
 南稜の端まで下ると、長いハシゴとスラブ状の大きな岩を通過しなければならない。登り下りがトリッキーで同時に何人も行けない。そのためかなり渋滞している。

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

スラブ状の岩を下る

スラブ状の岩を下る
 長いハシゴを慎重に下り、スラブ状の大岩は、備え付けのクサリで降りる。歩きばっかりだったので、ハシゴやクサリ場は変化とスリルがあって面白い。

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

ゴジラの背

北穂高岳南稜 左下凹部ハシゴ、クサリの下がったスラブ状の岩
 そのまま道なりに下っていく、振り返ると下ってきた南稜のが見える。南稜も東稜と同じような尾根で、木々が少しあり、こちらは牝のゴジラの背のようだ。

 東稜の分岐まで下る。昨日は岩を踏みながら東稜、ゴジラの背に行ったのだ。今日は、道なりにひたすら下っていく。

涸沢へ

東稜分岐まで下る

涸沢へ

涸沢へ

前穂高岳・奥穂高岳 涸沢カール

前穂高岳

涸沢へ

奥穂高岳

北穂高岳南稜

涸沢へ

涸沢へ 涸沢ヒュッテが見える!
 涸沢に近づくと、木々の葉っぱが色づいてきた。赤いナナカマドは見られなかったが黄色い葉っぱが目に付いた。岩稜の山々と黄色い葉っぱ、必死でこの秋の自己主張をしているようだ。

北穂高岳南稜

前穂高岳

奥穂高岳

涸沢へ

涸沢へ

涸沢へ

涸沢小屋まで下山
 急な階段道を下り終えると、涸沢小屋に下山、涸沢ヒュッテまで続けて下る。涸沢の紅葉は今始まったばかりで、来週あたりから大勢のハイカーが押し寄せてくるのだろう。

 涸沢の紅葉は、数回足を運んでいるが、実に芝らしい。青空の下に穂高の山々、その下に黄色の葉っぱ、その下は涸沢カールの白そして一番下は真っ赤なナナカマドが絵のように見える。また朝だと、モルゲンロートの山稜と真っ赤な紅葉が見事だ。

涸沢 前穂高岳・奥穂高岳

涸沢 北穂高岳

涸沢 涸沢岳・北穂高岳

涸沢へ

屏風ノ頭

涸沢の紅葉 北穂高岳

北穂高岳  南稜・南峰・北峰(主峰)・ゴジラの背

涸沢の紅葉
 今回は真っ赤なナナカマドは期待できなかったが、黄色の葉っぱで赤い実のナナカマドが唐沢の景色を盛り立ててくれた。

 続きは、Vol.6でパノラマコースをご覧ください。 Vol.6へ続く
  Vol.6へ   
北穂高岳

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:3106m
所在:岐阜県高山市
地図:穂高岳


北穂高岳 山頂          北穂高岳 涸沢より 

北穂高岳 山頂 31068m 2019.08.27

コース
【1日目】9月25日
 大阪梅田(7:30)=[バス]=多賀SA=ひるがのSA=高山=上高地BT(13:28/13:35)
〜河童橋〜明神(14:32/14:42)〜徳沢(15:30/15:45)〜横尾・横尾山荘(16:39) (泊)
【2日目】9月26日
 横尾山荘(6:43)〜本谷橋7:49/8:00)〜H2035(8:48/9:00)〜
涸沢・涸沢小屋(9:51/10:25)〜H2630(11:17/11:30)〜東稜分岐(11:40)〜
H2725(11:50/ハーネス取付/12:07)〜H2870(12:45/昼食/13:05)〜
ゴジラの背取付(13:10)〜ゴジラの背(13:16)〜背核心部(13:24)〜
ゴジラの背取付に戻る(13:41)〜[巻いて登る]〜再度ゴジラの背に取付く(13:44)〜
ゴジラの背(13:53)〜ゴジラの背よりロアリング降下(14:25〜15:02)〜
北穂高小屋(15:39) (泊)
【3日目】9月27日
 北穂高小屋(6:28)〜北穂分岐(6:34)〜[南稜]〜H2785(7:28/7:36)〜
ハシゴ渋滞(7:36/7:50)〜H2760(7:54/8:02)〜東稜分岐(8:09)〜涸沢小屋(8:55)〜
涸沢ヒュッテ(9:02/9:35)〜コル(10:36/10:44)〜屏風ノ耳(11:11/11:36)〜
コル(11:56/昼食/12:16)〜奥又白谷(13:48/14:06)〜林道出合(14:41)〜新村橋(14:50)〜
徳沢(15:03)〜明神・明神館(15:52)  (泊)
【4日目】9月28日
 明神館(7:47)〜河童橋(8:28)〜上高地BT(8:41/9:06)[タクシー]=高山(10:10/11:32)
=[ひだ8号]=名古屋(14:04/14:13)=[のぞみ33号]=新大阪(15:03)

天候   9/25 曇り  9/26 晴れ  9/27 晴れ 9/29 晴れ 
参加者 6名  
実施日 2019.09.25-09.28 
毎日新聞旅行 (上級) nishijima  hatakeyama(信州ガイド)  

  Vol.6へ