ゴジラの背びれ
  
北穂高岳 ゴジラの背とパノラマコース
 
北穂高岳 標高3106m 屏風ノ耳 標高2566m
 
Vol.4 
上高地〜横尾〜涸沢〜[ゴジラの背]〜北穂高岳〜[南稜]〜涸沢
〜[パノラマコース]〜屏風ノ耳〜明神〜上高地

 (Vol.3からの続き)

 ゴジラの背びれの付け根で休憩して、いよいよ核心部に挑戦だ。槍ヶ岳の勇姿を眺めながら背びれの根元を進んでいく。

南岳・槍ヶ岳

槍ヶ岳

南岳・槍ヶ岳・・・

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く
 背びれの岩壁のつなぎのところから背びれへと登っていく。頭上に三角形の背びれがありそこを目指して、落石に注意しながら登っていく。

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く
 登りきると広い背中になり、尾根の下を眺めると、ゴジラの背が尻尾の方へ延びているのが見える。もちろんゴジラの背にはたくさんの背びれがついているのが見える。

ゴジラの背を歩く

後ろを振り返る ゴジラの背東の端と屏風ノ頭

ゴジラの背東の端と涸沢・涸沢ヒュッテ

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背びれが行き先を阻む 残念ながらリタイヤ!
 広いゴジラの背を進んでいくと、行き止まりで背びれの裾まで一旦下り、少し先の難所を過ぎた辺りへ登り返すとのことだ。漏れ聞こえてきたのは人数が多すぎるから行けないとのこと、ちょっと腑に落ちない説明だ。

 覗いてみると、尖った背びれが乱立していてそれを越えていくのはなかなか危険が伴いそうだ。ブツブツ言いながら背びれの裾まで下り、巻いて先へ進む。

ゴジラの背びれに邪魔されてここでリタイヤ  後方は北穂高岳

ゴジラの背びれ付根まで下る

ゴジラの背びれ付根まで下る

ゴジラの背びれ付根まで下る

ゴジラの背びれ付根まで下る

ゴジラの背びれ付根を進む

ゴジラの背びれ付根を進む

ゴジラの背びれに登り返す

ゴジラの背びれに登り返す

ゴジラの背びれに登り返す
 少し先に進み再びゴジラの背に登り返す。登り返して先ほどの難所を眺めるとやはり厳しい背びれが乱立している。なんとか背びれをクリヤーしたかったが残念だ。しかし自分の実力をもって無事クリヤーできる自信はちょっとなさそうだ。これが身の丈にあった行動かも知れない。

ゴジラの背びれ

ゴジラの背びれ

ゴジラの背びれに登り返す

ゴジラの背びれにて

槍ヶ岳に雲がかかってきた

ゴジラの背びれにて
 先を見ると、ゴジラの背びれの先に北穂高岳の山頂が見える。この背びれの先は絶壁になっていてロアリングで降下する。

ゴジラの背・北穂高岳

ゴジラの背 先端の岩から鞍部へ降りる

ゴジラの背びれから降りる

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く

ゴジラの背を歩く
 全員降下するのを待って揃ったところで北穂高小屋を目指して尾根を登っていく。登山ルートは、バリエーションルートなので、踏み跡が所々にあるがあまりあてにはならない。一旦変なところに登ると身動きできないようなところもある。

北穂高岳

ゴジラの背

ゴジラの背

北穂高岳へ

北穂高岳へ

ゴジラの背
 時々後ろを振り返ってゴジラの背を眺めながら登っていく。リーダーが、我々がロアリング降下した、ロープの回収をしているのでしばらく岩の上に見えている。

ゴジラの背

ゴジラの背を降りるNリーダー

北穂高岳へ

北穂高岳へ
 北穂高岳山頂近くになると足場がさらに悪くなり、登りにくい。なんとか頑張って登りきると北穂高小屋のテラスの下に顔を出す。

ゴジラの背

北穂高岳へ

北穂高岳へ

北穂高岳へ

北穂高岳へ

北穂高岳へ

北穂高小屋

夜空の写真は上手く撮れませんでした

夜空の写真は上手く撮れませんでした
 北穂高小屋に到着、テラスで早速宴会?が始まる。朝6時40分に横尾出発して、涸沢から急な道を登り、ゴジラの背を越えて北穂高小屋に15時40分に到着した。約9時間の変化に富んだ山登りだった。

 北穂高小屋は、北穂高岳山頂近くの標高3100mにあり日本一高所の山小屋だ。この山小屋は若い頃から一度は泊まってみたいと思っていたがやっと念願がかなった。当時の小屋はクラシック音楽のレコードがいつもかかっているとのことで有名だったと思う。

 調べてみると、北穂高小屋をつくったのは、小山さん(大正8年生れ)で終戦後仲間と一緒に木材を担ぎ上げ小屋を造った。小屋に泊まった客がこんな夜は「第九」を聞きたいと言ったのがきっかけで、小屋にレコードや音響機器、バッテリーなどを持ち込んで、クラシックの音色で登山客の疲れを癒したと伝えられている。

 夜空が真っ暗になったところで北穂高岳山頂に行ってみた。真っ暗な大空にたくさんの星が瞬いていた。山頂に寝転んで星を見るのもなかなか良いもんだ。

北穂高岳 東稜ゴジラの背と南稜歩行データ  ゴジラの背びれa点からb点の約70mは迂回
 明日のご来光と、朝の山々の表情を楽しみながら就寝した。

 続きは、Vol.5で北穂高岳南稜をご覧下さい。 Vol.5へ続く
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コース
【1日目】9月25日
 大阪梅田(7:30)=[バス]=多賀SA=ひるがのSA=高山=上高地BT(13:28/13:35)
〜河童橋〜明神(14:32/14:42)〜徳沢(15:30/15:45)〜横尾・横尾山荘(16:39) (泊)
【2日目】9月26日
 横尾山荘(6:43)〜本谷橋7:49/8:00)〜H2035(8:48/9:00)〜
涸沢・涸沢小屋(9:51/10:25)〜H2630(11:17/11:30)〜東稜分岐(11:40)〜
H2725(11:50/ハーネス取付/12:07)〜H2870(12:45/昼食/13:05)〜
ゴジラの背取付(13:10)〜ゴジラの背(13:16)〜背核心部(13:24)〜
ゴジラの背取付に戻る(13:41)〜[巻いて登る]〜再度ゴジラの背に取付く(13:44)〜
ゴジラの背(13:53)〜ゴジラの背よりロアリング降下(14:25〜15:02)〜
北穂高小屋(15:39) (泊)
【3日目】9月27日
 北穂高小屋(6:28)〜北穂分岐(6:34)〜[南稜]〜H2785(7:28/7:36)〜
ハシゴ渋滞(7:36/7:50)〜H2760(7:54/8:02)〜東稜分岐(8:09)〜涸沢小屋(8:55)〜
涸沢ヒュッテ(9:02/9:35)〜コル(10:36/10:44)〜屏風ノ耳(11:11/11:36)〜
コル(11:56/昼食/12:16)〜奥又白谷(13:48/14:06)〜林道出合(14:41)〜新村橋(14:50)〜
徳沢(15:03)〜明神・明神館(15:52)  (泊)
【4日目】9月28日
 明神館(7:47)〜河童橋(8:28)〜上高地BT(8:41/9:06)[タクシー]=高山(10:10/11:32)
=[ひだ8号]= 名古屋(14:04/14:13)=[のぞみ33号]=新大阪(15:03)

天候   9/25 曇り  9/26 晴れ  9/27 晴れ 9/29 晴れ 
参加者 6名  
実施日 2019.09.25-09.28 
毎日新聞旅行 (上級) nishijima  hatakeyama(信州ガイド)  

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