大天井岳山頂にて
友歩会定例会 第842回  
表銀座縦走 Vol.2 
大天井岳 標高2922m 西 岳 標高2758m
 
燕山荘~切通岩~大天井岳~[喜作新道]~西岳~ヒュッテ西岳
 つづき

 8月17日、今日は燕山荘から大天井岳を経て西岳に登り、ヒュッテ西岳までの行程だ。今日は天気は良さそうだ。夜明け前から多くの人々が、燕山荘の周囲から日の出を待ち鎌えている。

 燕岳は、雲間から顔を出し、朝日に輝きはじめている。
燕岳の目覚めだ。一方、槍ヶ岳も雲の隙間に見え始めた。雲が少なくならないかなあ!
参考に、昔の写真を見てください。表銀座縦走コースの奥に穂高連峰が、そして憧れの槍が岳が際だって美しい。

夜明け 4:35

夜明け 4:45
 
燕岳の夜明け 4:45

槍ヶ岳 4:47

(参考) 大天井岳・表銀座コース 穂高連峰・槍ヶ岳 ☆こんなイメージのところを歩きたかった 撮影:2015/08/10 5:06
 ご来光の時間だが朝食に重なってしまった。このあとの行程に余裕があればいいのだがそうはいかない。朝食を始めると、ご来光だ。食堂から窓ガラス越しにその様子を写真に撮った。

 朝食を済ませ、出発までの隙間時間に、雲海の上に顔を出した富士山を眺める。富士山は心の窓でも見られるのだが、やはり現実の富士山は素晴らしい。

燕山荘 ご来光 5:12

富士山遠望 5:44

富士山遠望 5:44
 雲間に見えていた燕岳、今度は太陽いっぱいに光を受け、輝いた燕岳、時間があるならもう一度登って見たい感じだが、この素晴らしい景観の燕岳を心に刻んでおこう。

燕岳・燕山荘 5:45
燕岳 5:47

燕岳をバックに 燕山荘にて

燕山荘にて
 表銀座縦走コース、2日目の出発だ。5時50分燕山荘を出発、しばらく行っては、後を振返り、燕岳を眺めながら歩く。10分ほど進むと、目の前に、これから進む表銀座コースの山並が見えてきた。

槍ヶ岳・大天井岳・・・案内

燕岳

大天井岳へ

燕岳

表銀座縦走コース・槍ヶ岳

燕岳
 表銀座縦走コースの綠と、岩の素晴らしい景観だが、一つ残念なのが槍が岳が雲の中だ。
参考に、添付の写真のように槍ヶ岳が目に入ればみんな大きく感動しただろう。

槍ヶ岳・表銀座縦走コース

(参考) 槍ヶ岳・表銀座縦走コース 撮影:2015/08/10 5:22
 青い空のもと、綠と岩の素晴らしい、尾根を大天井岳へと進めていく。昔、映画で見たサウンドオブミュージックを思い出した。すべての山に登ろう。「山を越えて行こうよ 登る道は険しくとも・・・・」

大天井岳へ

大天井岳へ

燕岳

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

富士山
 表銀座コースの両側の遠くの山並に美しい雲海が見え始めた。南アルプスの山並のなかで目に飛び込んで来るのはやはり富士山だ。槍ヶ岳も見えるといいね!

 進んで行くと大きな岩が見えてきた。蛙岩(げーろいわ)だ。蛙がたくさん群がっているようなイメージからこの名が付いたのだろうか。なかなか興味の湧く岩だ。

蛙岩

蛙岩

蛙岩
 蛙岩をすぎると、また雲海が美しく見えてきた。雲の中に富士山に遠慮してか槍ヶ岳の穂先が少し雲間に見えてきた。

雲海

雲海

雲海

雲の中に頭を出す槍ヶ岳

トウヤクリンドウ

大天井岳へ

大天井岳へ

アキノキリンソウ
 大天井岳へと、小さな尾根を越えながら先へ先へと進んでいく。道沿いにトウヤクリンドウ、アキノキリンソウ、ウメバチソウなど多くのお花が応援団、心豊かに前進前進!

大天井岳へ 大下りの頭

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

為右衛門吊岩?
 目の前が大きく開け、正面に大天井岳が見えてくる。先へ先へと下って行くと、やがて切通岩の上にまで下ってきた。切戸岩の先は大天井岳延びる、尾根が厳しく立ちはだかっている。

大天井岳
 ハシゴまでクサリで確保しながら巻いて下り、ハシゴを下る。切通の鞍部におり、大天井岳側の岩に喜作レリーフがはめ込まれている。 

 喜作レリーフは、表銀座縦走コースの大元、喜作新道を作った、小林喜作の功績を称えレリーフにされた。17歳で、槍ヶ岳の山頂に立った。中房温泉から槍ヶ岳まで4、5日かかっていた。それまでは、大天井小屋から常念小屋を経ての槍ヶ岳だったそうだ。そこでわずか1日で行ける新ルート「喜作新道」を大正8年に開拓したそうだ。

 登山者が殺到し、憧れの槍ヶ岳を眺めながら、高山植物に出迎えられる魅力的な登山コースになった。喜作があたかも銀座を歩くかのようで、いつしか表銀座と呼ばれるようになったとのことです。

切通岩

切通岩

切通岩

切通岩

切通岩

喜作レリーフ

喜作レリーフ

大天井岳へ

大天井岳へ
 切通から岩がごろごろした急斜面を5分余り登ると、山裾を巻いて大天井ヒュッテへの分岐になる。

 ところでグループが3人3人と蛙岩手前ぐらいから分けれて進めた。先行組が少なくとも、大天井岳を越えて大天井ヒュッテへ向かっているとの推定だったが、後から見る限り、15分から20分の差しかついていない。

 大天井ヒュッテに直接行くか考えたが、時間差が少ないので我々も大天井岳に登ることにした。分岐から大天荘まで、大天井岳を巻くように登っていくことにしたが結構ハードな登りだ。

 分岐から15分足らずで、大天荘まで600mを通過、10分であと400m、8分で300m、14分であと100mと標識で調子を合わせ大天荘に到着。

大天井岳へ 大天井ヒュッテ分岐

大天井岳へ 大天荘まで500m

大天井岳へ 大天荘まで400m

大天井岳へ 大天荘まで5300m

大天井岳へ 大天荘まで100m

大天井岳
 大天井岳へと登っていく、もうすぐ山頂というところで先発組が下ってきた。15分ほどの差だ。大天荘で合流する旨伝えた。

 大天井ヶ岳に登頂、標高は2922m、三等三角点になっている。3人で記念写真、チョット寂しい写真だ。6人で登ったのに3人3人になってしまった。せっかくアルプスまで来てバラバラでは、リーダーの私の判断が甘かったようだ。反省反省。

大天井岳・三等三角点(標高2922m)

大天井岳山頂にて

(参考) 大天井岳と穂高連峰・槍ヶ岳 撮影:2015/08/10

大天井岳

東天井岳方向を望む

東天井岳方向を望む

大天荘
 大天荘へと下山ここで合流6人グループに戻った。

つづく
================先行組の記録================= 

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ 蛙岩

大天井岳へ 蛙岩

大天井岳へ 蛙岩

大天井岳へ 蛙岩

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ 大下りの頭にて

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ 切通岩

大天井岳へ 切通岩

大天井岳へ 切通岩

喜作レリーフにて

喜作レリーフ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井ヒュッテ分岐

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天井岳へ

大天荘

大天井岳

大天井岳

大天井岳山頂にて

大天井岳

大天井岳

大天荘へ

大天荘へ

東天井岳方向を望む

大天荘
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つづく
 
      

コース
 (1日目) 8月15日 穂高へ
 新大阪駅(7:18)=[ひかり]=名古屋(8:25/9:00)=[しなの]=松本(11:05/昼食/12:20)
=[信濃大町行き]=穂高駅(12:49/12:55)=[バス中房温泉行き]=有明荘(16:47) (泊)
 (2日目) 8月16日 燕岳
 有明荘(6:38)=[送迎バス]=中房温泉登山口(6:40/6:44)~第1ベンチ(7:23/7:32)~
第2ベンチ(8:02/8:08)~第3ベンチ(8:41/8:50)~富士見ベンチ(9:28/9:41)~
合戦小屋(10:17/スイカ/10:37)~合戦沢ノ頭・三角点(10:57/11:09)~
燕山荘(12:04/CI・昼食/12:59)~燕岳(13:32/13:39)~燕山荘(14:15) (泊)

 (3日目) 8月17日 燕山荘~大天井岳~西岳
 燕山荘(5:51)~P2682(6:20)~蛙岩(6:27)~P2678(6:47)~大下りの頭(6:53)~
為右衛門吊岩~切通岩・喜作レリーフ(8:25/8:38)~分岐(8:44)~大天荘(9:22/9:26)~
大天井岳(9:36/9:40)~大天荘(9:52/10:04)~大天井ヒュッテ(10:59/11:33)~
ビックリ平(12:11/12:23)~赤岩岳道標(13:33)~(赤岩岳)~西岳分岐(14:47)~
西岳(15:03/15:16)~西岳分岐(15:27)~ヒュッテ西岳(15:28) (泊)
 (4日目) 8月18日 東鎌尾根~槍ヶ岳
 ヒュッテ西岳(5:53)~水俣乗越(7:20/7:25)~[東鎌尾根]~
ヒュッテ大槍(10:00/CI/10:35)~槍ヶ岳山荘(11:41/11:47)~槍ヶ岳(12:18/12:36)~
槍ヶ岳山荘(13:14/昼食/13:38)~ヒュッテ大槍(14:47) (泊)
 (5日目) 8月19日 槍沢・天狗池~上高地
 ヒュッテ大槍(6:04)~ヒュッテ大槍分岐(6:42)~水場(7:05)~天狗池分岐(7:35/7:40)~
天狗池(8:15/8:31)~天狗池分岐(9:16/9:21)~大曲り~槍沢キャンプ場~
槍沢ロッジ(11:22/11:35)~一ノ俣(12:25/12:34)~横尾山荘(13:45/14:09)~
德沢(15]20/15:31)~明神館(16:35) (泊)
 (6日目) 8月20日 上高地(一次解散)=帰阪
 明神館(7:43)~穂高神社奥宮(7:55)~岳沢湿原(8:45)~上高地BT(9:13/9:30)
=[バス]=平湯温泉BT(9:50)~平湯の森(10:00/温泉入浴/11:20)~
平湯温泉BT(11:20/11:30)=[濃飛バス]=高山(12:31/昼食/13:35)

=[飛騨12号]=名古屋(16:09/16:10)=[のぞみ41号]=新大阪(17:00)

天候   
参加者 6名 
実施日 2024/08/15~08/20 
友歩会 ohki    
写真協力   koga