石鎚山天狗岳 弥山より
 MRC九州合同例会 A 
石 鎚 山 標高1982m
土小屋〜東稜基部〜二ノ鎖小屋〜[二ノ鎖]〜[三ノ鎖]〜
弥山〜天狗岳〜弥山〜[往路を下山]〜土小屋
 
 6月5日、今日は石鎚山に登る日、天気は崩れそうな予想なので、予定より1時間早い、5時の出発になった。瓶ヶ森の方向が茜色になり、飛行機雲が印象的だった。

 国民宿舎の奥の方から出発した。緩やかな登り道を登り切ると登山道に出た。土小屋登山口からの道に合流したのだ。しばらく行くと石鎚国定公園石鎚山の大きな看板が立っている。

 さらに進むと下り道になり、鶴ノ子ノ頭を巻いて行く。5時10分ごろ、瓶ヶ森にご来光、雲が多く期待したほどではないが気持ちがいい。巻き道が終わり尾根道になるとまもなくベンチ1に到着した。

黎明の瓶ヶ森 国民宿舎より

石鎚山へ 国民宿舎を出発

石鎚国定公園 石鎚山 愛媛県

ご来光と瓶ヶ森

快適に歩く 鶴ノ子ノ頭を巻いて行く

快適に歩く

ベンチ1に到着
 子ノベンチ1から、石鎚山の眺めが素晴らしい。ほんのりモルゲンロートになっている。今日は曇り空だがいい天気だと素晴らしいモルゲンロートが期待できるのだろう。少し休憩して尾根道を登っていく。小さなピークの左肩に石鎚山を見ながら歩く。振返ると岩黒山、鶴ノ子ノ頭など展望できる。

石鎚山 ベンチ1より

石鎚山 ベンチ1より

石鎚山 ベンチ1の先より

岩黒山・鶴ノ子ノ頭 ベンチ1の先より

深緑に混じって咲くミツバツツジ

ベンチ2を通過

石鎚山
 やがて小さなピークの手前にベンチ2があるが、先に進む。周囲の景色を堪能しながら歩く。また小さなピークを越えると今度は、石鎚山の全容が見えてくる。今まで左側しか見えなかったがシンメトリーの素晴らしい石鎚山が見える。景色を楽しみながら前進する。

奇岩が面白い

岩黒山・鶴ノ子ノ頭・筒上山

石鎚山

石鎚山

石鎚山を楽しみながら進む

ベンチ3(東稜基部)で小休止

新緑が美しい
 ベンチ3に到着、ここで小休止をとる。このノベンチ3は、東稜基部でここから岩登りができる。聞くところによると道は未整備で危険箇所が多く立ち入り禁止の看板が建っているとかだ。

 一般道を進むと、お花がたくさん咲いていた。ミツバツツジとヤマシャクヤクそしてイシヅチザクラなどが見られる。石鎚山は下から絶壁を見上げるかたちになってくる。

ミツバツツジとヤマシャクヤク

ヤマシャクヤク

石鎚山の山容が変わってくる

山頂直下の巻き道を行く

ヤマシャクヤク

イシヅチザクラ

まもなく二ノ鎖小屋だ

仰ぎ見る石鎚山
 やがて二ノ鎖小屋下の鳥居に到着、ここは石鎚神社成就社からの道と合流するところだ。二ノ鎖小屋で朝食をいただいて山頂アタックにそなえる。

 鉄製の鳥居の向こうの岩に大きな鎖が下がっている。二ノ鎖を登りはじめる、65mの長い鎖だ。垂直に近い登りなのでかなり緊張が走る。登り切ると石鎚山の岩稜が頭上に迫ってくる。

 次は三ノ鎖で、68mある。これも一気に上りきると、弥山山頂に達する。山頂には石鎚神社頂上社があり、早速お参りする。

 鎖場を登るのは今回の大きな目標だったので達成できてよかった。ちなみに成就社への道には、一ノ鎖33mがある。

成就社からの道と合流(二ノ鎖小屋下)

二ノ鎖

二ノ鎖

二ノ鎖を登る

二ノ鎖を登る

二ノ鎖を登る

石鎚山 二ノ鎖上より

石鎚山 二ノ鎖上より

三ノ鎖を登る

三ノ鎖を登る

弥山山頂に登頂

天狗岳 弥山より
 弥山山頂に立って、次の目標は天狗岳登頂だ。早速、弥山から岩場を下り、天狗岳への尾根を進む。尾根から左下を覗くと超絶壁で足がすくむ。大きな岩の尾根を進むと天狗岳山頂に到着。途中、岩場にアケボノツツジが咲いていて美しい。

 山頂に達するころから少し雨が降ってきた、急いで登頂し、楽しむ暇もなく弥山に引き返した。頂上山荘で少し雨宿り、温かいコーヒーをいただいてホッとした。

 石鎚山は、標高1982mで天狗岳が最高峰で、西日本の最高峰だ。山頂からの展望は素晴らしいはずだが今日はだめだ。石鎚山は、日本七霊山で日本三霊山の富士山、立山、白山と奈良県の大峰山、釈迦ヶ岳鳥取県の大山そして愛媛県の石鎚山だそうだ。別の説によれば白山を外して御嶽山、釈迦ヶ岳を外して月山とも言われている。

 石鎚山は、最高峰の天狗岳、石鎚神社頂上社のある弥山(標高1974m)と南尖峰(標高1982m)を総称した山名だ。三角点は神域を避けたためか北西のピークにある。

弥山から一旦下り天狗岳へ

弥山の岩場を下る

二ノ森・堂ヶ森・西ノ冠岳 天狗岳尾根より

アケボノツツジで岩場の緊張を和らげてくれる

アケボノツツジ

弥山を振返る

天狗岳山頂

天狗岳山頂

天狗岳 山頂にて

天狗岳岩尾根を戻る

弥山

天狗岳

石鎚山 山頂

石鎚神社 奥宮・頂上社

奥宮の岩座に巻かれた鎖
 下山は、雨の中となった。雨は小雨だったので助かった。鶴ノ子ノ頭が見える辺りまで来ると雨も小康状態になり、遠くの山に雲が上がっていくさまは美しく、清清しい感じがした。

 国民宿舎に最後尾をホローし、少し遅れて下山。早速、入浴し汗を流して昼食をいただいた。

帰りは人工の巻き道を下る

前社森・剣山 二ノ鎖小屋に下山

鶴ノ子ノ頭と雨上がりの風景

石鎚山を振返る

瓶ヶ森 国民宿舎より

瓶ヶ森 国民宿舎より
 しばらく、九州のメンバーと交流して、帰阪した。九州リーダーのSさんの挨拶、皆さんのお見送りで楽しかった合同例会は終了した。また、来年も素晴らしい山旅を期待しています。

 帰阪は、往路を引き返し、明石からまた空いた道を探しながら京橋に7時30分過ぎに戻った。
お世話をいただいたリーダーさん、参加者の皆さん、九州の皆さんありがとうございました。

九州・松九会とMRC全員集合 国民宿舎にて(背景は瓶ヶ森) 撮影:MRC K氏

九州チームお別れの挨拶

九州チームお別れ
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コース
6/4
 京橋(8:00)=[貸切バス]=御来光の滝展望台(15:50/16:00)=
土小屋・国民宿舎(16:20) (泊)
6/5
 国民宿舎(5:00)〜ベンチ1(5:35/5:40)〜ベンチ2(5:52)〜
ベンチ3・東稜基部(6:14/6:24)〜二ノ鎖小屋(7:00/朝食/7:17)〜[二ノ鎖]〜
[三ノ鎖]〜弥仙(7:58/8:03)〜天狗岳(8:20)〜弥仙(8:37/8:52)〜二ノ鎖小屋(9:07)〜
国民宿舎(10:33/入浴・昼食/11;58)==京橋(19:35)

天 候  6/4 晴れ 6/5 曇りのち一時雨 
参加者 23名 
実施日 2011.06.0〜06.05