筑波山 女体山と男体山 女体山より
 日本百名山 
筑 波 山 標高877m
つつじが丘〜筑波山(女体山〜男体山)〜筑波神社
 
 11月14日ツアー最終日、筑波山に登った。今日は筑波山に登り帰阪の長いバス旅が待っているので早朝の出発になった。

 江戸屋を5時前にバスで出発、つつじヶ丘のロープウエイ乗場駐車場に到着。駐車場は真っ暗で間にも見えなくヘッドランプの灯りだけだ。月は満月を過ぎ少し欠けているが月明かりにはならないようだ。ロープウエイ右横の女体山登山口を5時半過ぎに登りはじめる。少し登ったところで衣服調整し、石の道を登った。歩き始めて約40分で弁慶茶屋跡の広場に到着、ここで小休止。夜明けも近く薄明かりになってヘッドランプはいらなくなった。

江戸屋で出発準備

つつじヶ丘駐車場

つつじヶ丘高原で衣服調整

つつじヶ丘高原を出発

弁慶茶屋跡に到着

弁慶茶屋跡に到着
 案内板がありここから、色んな岩や大石がありそれを過ぎると筑波山の女体山になるそうだ。登りはじめると杉の巨木が台風か何かで倒れ、道を塞ぐかっこうになり、短く切断され道を確保していた。そんな木をまたいだりくぐったりして登る。

 弁慶七曲り、古来「石門」といわれ聖と俗を分けるもんだそうだ。弁慶が通ろうとしたとき頭上の岩が落ちそうで、七戻りしたといういわれの岩場だ。ぐるぐる回りながら登ると母の胎内めぐりになる。

 母の胎内めぐりは、大きな岩の下を潜りながら進む、外に出る。筑波山禅定の行場のひとつで、生まれた姿の立ち返ることを意味しているそうだ。

 陰陽石、約10mほどの大きな石が寄り添って見えることから名がついたとか、見たところ寄り添っているというイメージより真っ二つに切られたというイメージを受けた。さらに岩の道を登っていくと出船入船という石に着く。

 出船入船は、元来「熊野の鳥居石」といわれ船玉神を祀った。石の形が出船と入船に見えたそうで、この名がついたとか。さらに進むと裏面大黒に着く。

弁慶七戻りへ

弁慶七戻り

弁慶七戻り

弁慶七戻り

弁慶七戻り

母の胎内くぐり

母の胎内くぐり

陰陽石

岩場を登る

出船入船
 裏面大黒は、大きな袋を背負った大黒様のうしろ姿のようだ。納得納得。そしてしばらく尾根道を歩くと、北斗岩に着く。

 北斗岩は、天にそびえたつ岩で、天空に輝く北斗七星を想像したのであろう。岩の道をどんどん登って行くと、朝日が昇りはじめた。残念ながら木々の木立で枝越しにしか見ることができなかった。そんな朝日を楽しみながら登り切ると大きな岩があった。大仏を想像させる岩で大仏岩という。朝日が昇ってくるは岩は見なければならないは、早く山頂に着きたいと少しあせったがほどなく山頂に到着した。

裏面大黒

女体山山頂へ

北斗岩

大仏岩

山頂近くから望む霞ヶ浦

山頂近くから望むパノラマ
 筑波山は、茨城県つくば市の北部に位置し、標高877mで一等三角点がる。筑波山は双耳峰で今登った峰が女体山、これから登る峰が男体山だ。女体山山頂は大きな岩になっていて筑波山神社本殿がお祀りしてあり、大岩の上からは360度の大パノラマを楽しめる。

 山頂からの展望、とくに霞ヶ浦の湖面に映える朝日は実に素晴らしい。また男体山のスロープが非常に美しい。しばらく山頂で大パノラマを楽しみながら過ごした。

女体山 筑波山神社本殿

筑波山 山頂にて

筑波山山頂より

筑波山男体山 女体山より

筑波山女体山山頂

筑波山女体山山頂

筑波山女体山山頂よりのパノラマ

霞ヶ浦に映える朝日

筑波山男体山 女体山より

筑波山女体山 山頂

筑波山女体山 一等三角点(標高875.9m)
 素晴らしい景色を楽しんだ後、もうひとつの峰、男体山へ尾根道を歩いた。少し下るとガマ石があった。雄龍石と雌龍石呼ばれていたそうだが、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所にちなんでガマ石となったそうだ。その先にセキレイ岩があった。

 セキレイ岩は、この岩の上にセキレイが留まり、男女の中を教えたという。岩の前にはせきれい茶屋があり、女体山と男体山のほぼ中間点だ。さらに尾根の美しい道を進むと御幸ヶ原という広場に出る。ケーブルカー乗場や展望台、土産物屋が並ぶ。

 昭和天皇が昭和60年4月、筑波山に行幸の折、お詠みになった歌碑が建っていた。
「はるとらのを ま白き花の 穂にいでて おもしろきかな 筑波山の道」

筑波山男体山へ

ガマ石

セキレイ石

筑波山男体山へ

筑波山男体山 御幸ヶ原より

筑波山女体山 御幸ヶ原より

御幸ヶ原よりのパノラマ
 今日最後の山登り、男体山へ登る。階段、石ころ道を登るとやがて山頂に着く。

 筑波山男体山は、標高871mで、筑波山神社本殿がお祀りしてある。山頂からの景色はあまり期待できないが登る途中から女体山を眺めることができる。古いレトロな建物があり、調べてみると筑波山気象観測ステーションだそうで、さかのぼるともっと古い歴史があるのだろう。

筑波山男体山へ

筑波山男体山へ

筑波山男体山 山頂

男体山 筑波山神社本殿

女体山 男体山より

男体山 山頂にて

女体山 男体山より

男体山を下山
 男体山を下山開始、岩がごろごろした道、神社の参道にふさわしい階段道、また石ころだらけの道を下って登山口に下山した。登山口の鳥居の横に、NHK「風と雲と虹と」の標柱が建っていた。この大河ドラマの放映はいつだったかみんな分からなかった。帰って調べてみると、35年も前の1976年大河ドラマで観音寺潮五郎原作の「平清盛」「海と風と虹と」だった。

 筑波山神社に参拝した。筑波山神社は、御神体は女体山、男体山の筑波山神社拝む拝殿だそうだ。拝殿の上に女体山を拝むみことができる。

 下山後、江戸屋に戻り朝食をいただき、温泉に浸かって疲れを癒した。そのあと東京都心を通り、東名高速を走り帰阪した。都内に入って話題のスカイツリーを車窓からチラッと見ることができた。

 4日間の山旅を案内していただいたリーダーさんそして運転手さんに感謝申し上げます。またご一緒いただいた皆さんありがとうございました。

男体山を下山

男体山を下山

男体山を下山

関東ふれあいの道・NHK「風と雲と虹と」 

鳥居と登山口

筑波山神社

筑波山神社

筑波山神社

筑波山女体山

筑波山女体山
1日目 雲取山
2日目 両神山
ページ先頭へ
 
 

コース
11/11
  梅田(7:20)=[バス 名神〜中央]=養老SA=駒ヶ岳SA(11:10/昼食/11:40)=
  勝沼IC(13:17)=御祭(15:05)=[後山林道]=ゲート(15:28)=林道終点(15:59)〜
  三条の湯(16:30) (泊)
11/12
  三条の湯(6:18)〜三条ダルミ(8:40/8:48)〜雲取山(9:22/9:51)〜雲取山荘(10:12/10:20)
  〜大ダワ(10:36)〜芋ノ木ドッケ(11:28)〜白岩山(11:34/昼食/11:53)〜白岩小屋(12:08)〜
  前白岩山(12:28/12:37)〜前白岩ノ頭(12:49/12:56)〜お清平(13:21/13:33)〜
  霧藻ヶ峰(13:47/13:52)〜三角点(13:57)〜地蔵峠(14:00)〜炭焼平(14:19)〜
  奥ノ院鳥居(14:50)〜三峰神社・雲取山登山口・駐車場(15:05/15:16)=[バス]=
  大滝温泉(15:52/入浴/16:45)=日向大谷・両神山荘(17:52) (泊)
11/13
  日向大谷・両神山荘(6:00)〜七滝沢コース分岐(6:38/6:46)〜八海山(7:41/7:50)〜
  弘法之井戸(8:17)〜清滝小屋(8:27/8:39)〜鈴が坂(8:51)〜産体尾根(8:58)〜
  横岩(9:18)〜両神神社(9:28/9:38)〜両神山(10:10/昼食/10:40)〜
  両神神社(11:04/11:10)〜産体尾根(11:39)〜清滝小屋(11:51/12:07)〜弘法之井戸(12:15)
  〜日向大谷・両神山荘(13:55/14:00)=[バス 関越〜北関東]=上里SA=
  筑波・江戸屋(18:00) (泊)
11/14
  筑波・江戸屋(4:55)=[バス]=つつじが丘(5:12/5:36)〜つつじが丘高原(5:42)〜
  弁慶茶屋跡(6:05/6:11)〜弁慶七戻〜母の胎内くぐり〜出船入船〜裏面大黒〜北斗岩〜
  大仏岩〜女体山(6:46/6:53)〜ガマ石〜セキレイ岩〜御幸ヶ原(7:06/7:12)〜
  男体山(7:22/7:33)〜御幸ヶ原(7:39)〜男女川水場(7:58)〜登山口・筑波神社(8:38)〜
  筑波・江戸屋(8:45/昼食/10:05)=[バス 常磐〜首都〜東名〜新名神]=守谷SA=
  海老名(昼食)=浜名湖=草津SA=梅田(19:15)

天 候  11/11 雨 11/12 晴れ 11/13 晴れ 11/14 曇り
参加者 19名(11/13 20名) 
実施日 2011.11.11〜11.14
ツアー 毎日新聞旅行