霞沢岳 K2より
友歩会 アルプス例会
vol.2
霞 沢 岳 標高2646m
上高地〜明神〜徳本峠〜徳本峠小屋
徳本峠〜ジャンクションピーク〜K1〜K2〜霞沢岳〜[往復]〜徳本峠
徳本峠〜明神〜上高地〜焼岳(雨天中止)〜[上高地散策]〜解散
 7月31日、今日は良い天気、霞沢岳登山、ラッキーな一日になりそうだ。峠や展望台から素晴らしい穂高岳や明神岳が凛々しく見えていた。

 6時10分徳本峠小屋を出発、昨日通った霞沢岳分岐標高2100mまで下り、ここから霞沢岳へと登りはじめた。しばらく緩やかな登りのコメツガやシラビソの樹林を登って行くと次第に急な登りになってくる。

西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳 徳本峠より

西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳 徳本峠展望台より

霞沢岳分岐(登山口)

ジャンクションピークへ
 標高2300m辺りまで登ってくると右側が少し開けていて奥穂高岳、明神岳、前穂高岳から常念岳辺りのパノラマを楽しめた。素晴らしい展望だ。この辺りはスタジオジャンクションと呼ばれているそうだ。

奥穂高岳・明神岳・前穂高岳・・・大天井岳・常念岳 スタジオジャンクション付近より

ジャンクションピークへ

ジャンクションピーク
 さらに急登が続き、そのあと緩やかになってくると前方が明るくなってくる。左手が開けたジャンクションピークに到着する。開けている東方向を望むと右奥に八ヶ岳を遠望することができる。ここからの展望を期待していたがすこし残念だった。ジャンクションピークの標識は駆逐したまま木の下にあったが、この手前のスタジオジャンクションの標識は見つけることはできなかった。

 ジャンクションピークの斜面はお花畑になっていてニッコウキスゲが一面に咲いていてハクサンフウロが印象的に咲いていた。

ジャンクションピークからの展望 右奥に八ヶ岳

八ヶ岳遠望 ジャンクションピークより

ニッコウキスゲ
 ジャンクションピークからしばらく南下し、北西の尾根へと方向を変えて広い尾根を下って行く。少し下って尾根が細くなってきたところで左手の木々の間から御嶽山と乗鞍岳を望むことができた。

 ジャンクションピークから尾根を下りきると小湿原の小さな池に着く。ここから尾根を登って標高約2320mのピークへ小さなピークを一つ超えて登って行く。登って行くと左手木々の間から御嶽山が遠望できたり、これから登るK1、K2そして主峰の霞沢岳が見え隠れする。

御嶽山・乗鞍岳

小湿原の池

御嶽山遠望

2320mピーク(K2手前のピーク)へ

2320mピーク
 そのピークを超えてまた下ると、前方にこれから登るK1が顔をのぞかせかなり厳しそうだ。暗部からしばらくの登りはお花畑でニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、クルマユリ、コウリンカ、キヌガサソウ、サンカヨウなど沢山のお花が咲いていて疲れを忘れさせてくれる。

霞沢岳・K2

コウリンカ

ニッコウキスゲ

ハクサンフウロ

ニッコウキスゲ

K1へ

クルマユリ

キヌガサソウ
 K1の登りは、標高2300mから標高2580mまで、途中2400mから2450mの間が少し緩やかだが標高差280mを一気に上がる。急な登りにはロープが下がっていたり木で登山道が補強されていたりしてかなり厳しい。雨でも降ればこの道は滝のようになるのであろうか。そんな登りを暗部からK1まで約1時間15分、急登を登りきった。

K1

K2・K1

K1の急登
 K1からの360度の展望は素晴らしい。北方向には穂高連峰の凛とした岩の山塊、常念山脈へとつながり、東方向には大滝山から蝶ヶ岳への山並みが、南方向には御嶽山など、k2そして霞沢岳素晴らしい。

西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳・常念岳・・・ K1より

西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳/三本槍・六百山 K1より

西穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳・明神岳・六百山 K1より

この上 K1ピーク

K1ピーク

K1にて

御嶽山・霞沢岳・K2 K1より
 K1を越えて暗部に下りK2へ稜線を登り返す。ここからの展望も須晴らしく、K1の後方に穂高の山がそびえている。足元には六百山とそれの連なる三本槍などが見える。

K1の下りK2へ

K2 K1より

シャクナゲ

ここを登ればK2

西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳・ K1 K2登りより

霞沢岳 K2より

焼岳 K2より

笠ヶ岳・西穂高岳・奥穂高岳・明神岳・前穂高岳/三本槍・六百山 K2より

霞沢岳・焼岳 K2より

焼岳 K2より
 K2から本峰の霞沢岳へはほんの少し下って尾根を南方向へと進む。少し登りになってきたところでお花畑になりいろんな花を楽しんだ。山頂へは大きく時計方向に回りこむようにして登ると到着した。

シャクナゲ

ハクサンフウロ

コバイケイソウ

ミヤマキンポゲ

ハクサンイチゲ

ウサギギク

霞沢岳 山頂

霞沢岳 二等三角点(標高2646m)
 霞沢岳は、標高2646mで二等三角点になっている。山頂は細長くあまり広くはないが展望は360度抜群である。K1で見られた山々以外に遠くの山々まで見ることができる。素晴らしいの一言に尽きる。

 上高地にそびえる山だが人々は正面の穂高連峰の雄大さにひきつけられてほとんどの人がそちらに行ってしまう。上高地から眺める霞沢岳、三本槍は梓川から急峻に立ち上がって素晴らしい光景をかもしだしている。南穂高岳という山名になっていたら大賑わいでK1への登山道は登り下りの2本が必要なるだろうか。でも霞沢岳というなで霞んでいて知る人ぞ知る山になっている。この登山道は、徳本峠小屋の努力によってつくられたそうだ。

 上高地から近い山だが登山者が少なく静かな山登りができる。今日は先頭を行っていた男2人組は1人調子が悪くなりK1で引き返した。あとから登ってきた女性グループ4人は楽しそうに山とお花を楽しみながら霞沢岳を満喫していたようだ。そんな訳で今日の霞沢岳の登山者は合計8名だった。

霞沢岳 山頂にて

霞沢岳 山頂にて

霞沢岳 山頂

乗鞍岳・西穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳・明神岳・常念岳  K2・K1 霞沢岳より

御嶽山・乗鞍岳 霞沢岳より

穂高岳・明神岳・常念岳/ K2・K1 霞沢岳より
 下山はは往路引き返しだ。お花畑を楽しんだり素晴らしい景色を堪能しながら下山した。15時徳本峠小屋に無事下山した。

 徳本峠小屋は連泊で、今日も定員30名に対して27名とゆっくり峠の宿を楽しむことができた。明日は、焼岳登山の予定だ。

アオノツガザクラ

コイワカガミ

K2・K1・穂高連峰

アカモノ

K2からK1へ

イワツメグサ

焼岳 K1より

ミヤマアキノキリンソウ

シャクナゲ

徳本峠へ戻り

オトギリソウ

キヌガサソウ

サンカヨウ

徳本峠へ戻り

コウリンカ

小湿原の池

ジャンクションピーク
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霞沢岳
標高:2646m

三角点:二等
点名:霞沢岳
標高:2645.6m
所在:長野県松本市
地図:上高地








2013.07.31
コース
1日目
 新大阪(7:50)=[のぞみ110]=名古屋(8:42/9:00)=[しなの5]=松本(11:04/11:23)
 =[松本電鉄]=新島々(11:53/12:05)[バス]=上高地(13:10) 上高地西糸屋山荘 ()

2日目
 上高地(8:00)〜明神館(9:00/明神池散策/9:57)〜徳本峠分岐(10:00)〜霞沢岳分岐(12:00)〜
 徳本峠小屋(12:06/昼食/12:37)〜P2247(13:09)〜明神見晴らし(13:40/14:07)
 
徳本峠小屋(15:02) ()
3日目
 徳本峠小屋(6:10)〜ジャンクションP(7:09/7:20)〜小湿原(7:57)〜K1ピーク(10:02/10:23)〜
 K2ピーク(10:39/10:41)〜霞沢岳(11:06/11:21)〜 K2ピーク(11:46/昼食/12:17)〜
 K1ピーク(12:33/12:38)〜小湿原(14:08)〜ジャンクションP(14:51/15:00)〜徳本峠(15:42)
 徳本峠小屋 ()

4日目
 徳本峠(6:33)〜明神(8:00/8:04)〜上高地(8:47/焼岳登山中止・上高地散策/10:50) 解散
 [上高地散策(14:45)〜明神(13:30) 明神館 ()
]

天 候  7/29 雨  7/30 雨のち曇り  7/31 晴れ  8/1 夜半豪雨のち雨のち曇り
参加者 2名 
実施日 2013.07.29〜08.01