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石鎚山 弥山 天狗岳より |
日本百名山
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石 鎚 山
南尖峰 標高1982m 天狗岳 標高1982m 弥 山 標高1972m |
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土小屋〜東稜基部〜[東稜]〜南尖峰〜天狗岳〜弥山〜成就社〜山頂成就駅 |
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5月9日、石鎚山東稜に登った。5月8日夕方大阪南港を出発、9日登山をして東予港からフェリーで翌朝10日に帰阪した。
東予港に6時過ぎ入港、バスで石鎚山の登山口、土小屋に向かった。9時10分土小屋に到着、登山準備をして9時30分に出発。弥山に登る15名と東稜から弥山に登る14名とあわせて29名で歩き始めた。 |
石鎚山 土小屋より |
遥拝殿 |
石鎚山へ 登山口(標高1495m) |
瓶ヶ森 |
土小屋からの登山道は緩やかな尾根道で急な登りもなく快適に歩ける。15分ほど歩くと鶴ノ子ノ頭というピークがあるがそれには登らず巻いて進み、巻き終わればまた尾根に出る。 |
石鎚山へ |
石鎚山へ |
石鎚山へ(標高1540m) |
石鎚山へ |
石鎚山へ(標高1560m) |
石鎚山 ベンチ1より |
土小屋から歩き始めて35分ほどでベンチ1の休憩場所に到着小休止をとる。ここまでに所々でアケボノツツジが咲いていたが、ちょうどこのベンチあたりに沢山美しくアケボノツツジが咲いていて目を楽しませてくれる。あわせてその先に石鎚山が見え、北側には霧がおしよせて神秘さを物語っているようだ。 |
アケボノツツジ |
アケボノツツジ |
石鎚山へ(標高1580m) |
ベンチから少し登り小さなピークを二つほど越えていく、正面に石鎚山の雄姿が現れてくる。やがてベンチ3の東稜基部に到着する。 |
石鎚山 |
石鎚山へ |
石鎚山へ(標高1635m) |
石鎚山へ(標高1660m) |
アケボノツツジ |
石鎚山へ |
石鎚山 |
東稜基部(標高1670m) |
東稜へ登り始める |
ここで東稜登攀の準備をして、弥山登山グループに見送られて東稜を登りはじめた。少し登ると岩が出てきて早速ジャブを打ってきた。そこにはミネザクラが咲いていて緊張をほぐしてくれる。 |
天狗岳へ東稜を登る(標高1690m) |
ミネザクラ |
標高1700mあたりから抜きん出た岩峰以外は一面のクマザサのになる。クマザサにわずかに残された踏み跡を腰下まで入って藪漕ぎ状態で進む。時々見えない足元が滑ったり引っ掛ったりで緊張しながら登って行く。
クマザサの尾根の右側(北側)は大きく切れ落ちていて絶壁のようだ。やがて正面に大きな2つの岩峰見えてきて、右手前の大きな岩峰を巻きながら鞍部へと慎重に下って行く。そして鞍部から今度はその先の岩峰との鞍部へクマザサを掻き分け慎重に登って行く。 |
天狗岳へ東稜を登る(標高1760m) |
天狗岳へ東稜を登る(標高1830m) |
天狗岳へ東稜を登る(標高1840m) |
矢筈岩?(標高1840m) |
二つ目の岩峰を左に巻いて大きな尾根の岩の東側に出る。そしてしばらく尾根に沿って前進する。振り返るとS字に巻いて登ってきた2つの岩峰がそびえていた。
尾根に沿って前進していく、霧で足元がよく見えないので高所の感覚がないが見えたらかなり厳しそうだ。これから尾根を進んで行くがその尾根の壁が絶壁で凄そうだが霧で柔らかく包んでいるようだ。 |
天狗岳へ東稜を登る(標高1840m) |
天狗岳へ東稜を登る(標高1890m) |
石鎚山東稜 この尾根を登って行く(於:標高1890m) |
瓶ヶ森と東稜(於:標高1910m) |
石鎚山東稜を振り返る(於:標高1910m) |
標高1910m辺りから振り返ると登ってきた東稜が延びている。頭上に南尖峰の肩が見えてきた。この絶壁を登るのだがその前に右手が切り立った尾根の登りをこなさねばならない。霧で眼下がぼんやりしているが晴れていたらかなり厳しい。
絶壁の尾根を少し左へそれて次の岩峰との鞍部へと登った。ここで小休止をとった。かなりみんな緊張しているようだ。これからがメインイベントとなりそうな岩場の登攀だ。 |
南尖峰 |
南尖峰へアタック(標高1930m) |
南尖峰へ(標高1930m) |
南尖峰へ |
南尖峰へ 今までは序の口鞍部で一息(標高1940m) |
2つの岩峰の鞍部にたどりつく。ここで一息、小休止をとって緊張を和らげる。休憩後登り始めて直ぐ渋滞、危険度が増してきたのでロープを下げて安全確保して登るための準備だ。
今回のパーティーは、女性10人、男性4名の14名だ。男女とも岩場に強くない人が登るのに時間を要した。標高差10m余を登るのに約20分かかった。 |
ここから難所になる(標高1940m) |
東稜 登ってきた尾根を振り返る |
また少し登るとかなりきつい岩場が待っていた。ここからまた20分ほどで無事クリヤーした。登り切るとそこは南尖峰の肩になっていた。ここから南尖峰、天狗岳を越えて弥山へと続いている。 |
標高差10mの岩場全員登るのに約20分(標高1955m) |
岩場を登りきったピーク南尖峰の肩(標高1965m) |
南尖峰の肩に岩場をクリヤーして到着 |
南尖峰 |
南尖峰の肩から振り返ると、東稜の岩の尾根が切り立って続いていて素晴らしい眺めだ。大きな岩を越えて南尖峰の山頂に立つ。
南尖峰は、標高1982mで山頂は岩で曲がり変形した木がある。石鎚山の全貌が目の前に広がり感激だ。 |
南尖峰 山頂(標高1982m) |
南尖峰 山頂(標高1982m) |
南尖峰から東稜を振り返る |
南尖峰にて 前方は二ノ森 |
南尖峰にて 前方は天狗岳・弥山 |
二ノ森 南尖峰より |
石鎚山弥山・天狗岳 南尖峰より |
南尖峰山頂の岩を越えて行くと、天狗岳への鞍部が見えてくる。ここから眺める天狗岳は実に圧巻だ。右側が切り立った絶壁で稜線に沿って登っていく登山者。スリル満点の天狗岳だ。
みんな怖いのか左の草木のある側を登っている。リーダーが山頂に着いて皆を呼んでいる。ロープを2回も下ろし緊張しながら登ってきた頂だ。 |
天狗岳 山頂へあと一息 |
天狗岳 山頂へあと一息 |
天狗岳 山頂へあと一息 |
天狗岳 |
南尖峰 |
天狗岳 山頂へあと一歩 |
石鎚山 天狗岳山頂(標高1982m) |
天狗岳は、標高1982mで主峰の弥山より10m高い。山頂には燈篭が建っていて周囲は絶壁で風が強いと落下しそうな感じだ。南尖峰と違って山頂に木がなく岩だけなので展望は素晴らしい。 |
石鎚山 天狗岳山頂(標高1982m)と南尖峰 |
石鎚山 天狗岳山頂にて |
石鎚山 天狗岳山頂と南尖峰 |
石鎚山弥山へ 雨のため尾根をパスして巻いて進む |
天狗岳尾根と弥山 |
素晴らしい景色を堪能して弥山へと足を進める。雨で滑ると危険との判断で岩の細い尾根を進まず岩を巻いて弥山に行くことにした。弥山山頂が大きく見えてきたとき、弥山登山のグループが山頂にいてエールを交わした。弥山の登りは、行場の大鎖で岩場は〆になった。 |
石鎚山 弥山 |
石鎚山 弥山 |
石鎚山 弥山 |
石鎚山 弥山 |
石鎚山 弥山へ |
石鎚山 弥山へ |
石鎚山の主峰弥山に東稜基部から南尖峰、天狗岳を経て登ってきた。かなり登り応えのある登攀で素晴らしい経験をしたと思う。
石鎚山弥山は、標高1972mで山頂の一番高い岩の上に石鎚神社頂上社がお祀りしてある。一段下に拝殿がありそのまた下に頂上山荘がある。
予定より約1時間遅れて13時30分過ぎ山頂に到着して遅い昼食になった。残念ながら小雨も降ってきて天狗岳、周囲の山の景色を堪能することはできなかった。 |
石鎚山天狗岳 |
石鎚神社 頂上社 |
石鎚山山頂標識(標高1972m) |
14時昼食休憩を済ませ下山開始した。下りは行場を巻くように付けられた鉄階段を下った。二ノ鎖小屋があったところに新しく公共トイレと休憩所ができていた。 |
成就社へ |
成就社へ 鉄階段を下る |
成就社へ |
成就社へ |
成就社へ |
二ノ鎖小屋跡(標高1790m) |
二ノ鎖を過ぎると、景色も次第に広がってきた。下には前社森、剣山そして瓶ヶ森が雲海に浮んでいた。振り返ると今越えてきた東稜の峰、南尖峰、天狗岳、弥山が屏風のようにそびえて見える。
三ノ鎖を過ぎ夜明け峠まで後を振り返り振り返りながら石鎚山の余韻を楽しんだ。東稜の厳しい山歩きに比べてこのあたりの頑張ったあとのご褒美のような快適な山道だ。 |
矢筈岩・南尖峰・天狗岳・弥山 |
成就社へ |
一の鎖(標高1720m) |
前社森・剣山・瓶ヶ森・・・ |
成就社へ 正面は剣山(標高1690m) |
矢筈岩・南尖峰・天狗岳・弥山 |
石鎚山 矢筈岩・南尖峰・天狗岳・弥山 夜明け峠より(標高1660m) |
夜明け峠を過ぎてどんどん下ると前社森の売店に着き小休止をとる。「力あめゆ」が名物だそうだ。売店横は前社森の峰がそびえていて試し鎖が架かっている。休憩後少し下ると前社森の試し鎖の登り口がある。 |
前社森(標高1570m) |
前社森 試し鎖(標高1550m) |
ひたすら下ると八丁、鳥居があり登り返すと成就社の神門をくぐる。石鎚神社成就社に参拝して登山の無事を報告、これからの山登り安全を祈願した。成就社で弥山登山グループと合流して下山した。 |
成就社へ |
成就社へ(標高1340m) |
成就社へ |
神門 |
石鎚神社成就社(標高1405m) |
山頂成就駅へ |
石鎚山ロープウエイ 山頂成就駅(標高1300m) |
山麓下谷駅(標高440m) |
成就社から林道を下り、石鎚山ロープウエイで成就駅から山麓下谷駅へそして駐車場へと全員無事下山した。このあとバスに乗り温泉へと向かった。道の駅小町温泉で入浴し食事をして東予港へ戻った。船の出航までかなりの時間があったが参加した皆さんと歓談して過ごした。
迫力のある山登り、楽しい山登りを案内頂いたリーダさんに感謝申し上げます。参加者の皆さん楽しい山旅ありがとうございました。 |
駐車場に全員無事下山(標高400m) |
道の駅 小町温泉 しこくや |
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2007.04記録 2011.06記録 |
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石鎚山 弥山
標高:1972m
基準点:なし
所在:愛媛県西条市
地図:石鎚山
石鎚山 弥山 山頂 石鎚神社 頂上社 |
石鎚山 弥山 1972m 2015.05.09 |
石鎚山 天狗岳
標高:1982m
基準点:なし
所在:愛媛県西条市
地図:石鎚山
石鎚山 天狗岳 山頂 |
石鎚山 天狗岳 1982m 2015.05.09 |
石鎚山 南尖峰
標高:1982m
基準点:なし
所在:愛媛県西条市
地図:石鎚山
石鎚山 南尖峰 山頂 |
石鎚山 南尖峰 1982m 2015.05.09 |
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コース
5/8
大阪南港フェリーターミナル(22:00)=[オレンジフェリー]= (船中泊)
5/9
東予港(6:00/6:15)=[バス]==土小屋(9:10/9:29)=ベンチ1(10:05/10:11)=
ベンチ2(10:21)〜東稜基部(10:41/10:51)〜矢筈岩(11:35)〜南尖峰(12:57)〜
天狗岳(13:09/13:14)〜弥山(13:35/昼食/14:01)〜二ノ鎖小屋(14:21)〜夜明峠(14:45)〜
前社森売店(14:57/15:05)〜前社ヶ森・試し鎖(15:10)〜八丁(15:38/15:41)〜
石鎚神社成就社(16:03/16:12)〜山頂成就駅(16:30/16:40)=[石鎚山ロープウエイ]=
山麓下谷駅(16:50)〜駐車場(16:57/17:01)=[バス]=
道の駅小町温泉しこくや(17:40/19:10)==東予港(19:50/22:30)
=[オレンジフェリー]= (船中泊)
5/10
大阪南港フェリーターミナル(6:10)
天 候 5/9 小雨降ったり止んだり
参加者 14名
実施日 2015.05.08-05.10
ツアー 毎日新聞旅行 kawamura inada
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