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妙義神社〜大の字〜白雲山〜バラ尾根〜鷹戻し〜金洞山〜中之嶽神社 |
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11月1日から4日で妙義山に行った。第3日目の1月3日はいよいよ表妙義の縦走だ。ひしや旅館を6時40分出発。妙義神社の右奥の登山口から登り始める。 妙義山登山マップ |
ひしや旅館と妙義山 |
妙義神社大鳥居と妙義山(標高430m) |
表妙義縦走 大の字へ |
妙義山 |
妙義山山腹の大の字遠望 |
妙義神社 楼門 |
妙義神社 |
大の字・白雲山登山口(標高500m) |
大の字・白雲山登山口標高500mからジグザグの急登を登って行く。大の字まで標高差240mの思いのほか急登だが一般の山と同じようにジグザグに登って行く。 |
大の字へ |
大の字へ |
大の字へ |
大の字へ |
とにかく登り切るとテラスのようなところになり、ここでハーネス、ヘルメットを装着する。そして左奥のクサリの下がった岩を登ると大の字のところに着く。大の字は妙義大権現の「大」の字で、この白雲山の中腹にあり中仙道を旅する目標になっていた。余談だがこの大の字を白い塗料で、地域の旅館などの人が出て塗装するのだそうだが、歳を重ねてきたので今年は業者に頼んだら35万円もかかってしまったとの話だった。
大の字からは下界が見渡せかなり高度感がある。小さな岩のピークなので大の字は横から少し前寄りに見れる程度だ。うしろを振り返るとこれから登る白雲山が頭上にそびえていて、切立った岩のどの間を登っていくのか見当もつかない感じだ。本当にどこを見ても岩の絶壁、登山ルートが本当にあるのか心配される。 |
大の字はこの岩の上だ |
妙義大権現の「大」の字(標高740m) |
大の字から見上げる白雲山 |
榛名山・赤義山 大の字より |
大の字の岩から降りる |
今日始めてのクサリ場を下り第一関門を無事通過した。尾根を巻くようなイメージで登って行く、紅葉が美しい。大きな岩を巻いて登ると辻になる。中間道から登ってくる道の分岐のようだ。ペンキで「危険」と書かれている。
切立った岩の裾を落ちないように登って行くと急な岩場になり正面が岩屋になっている。奥ノ院の案内がありハシゴがかかっていて落ちそうだがお参りする。大日如来が祀られ、信者は大の字を目標にしてその奥にある奥ノ院にお参りしたそうだ。 |
白雲山へ |
白雲山へ |
白雲山へ |
奥ノ院(標高860m) |
白雲山へ 奥ノ院から急登の岩場始まる |
奥ノ院横から垂直のクサリ場が延びている。セルフビレイをとりながら慎重に岩に取っ付いていく。15mほどのクサリが2連で下がっていてかなり厳しい、クサリで30m登ると奥ノ院の上に出るここにはその上をトラバースする10mほどのクサリがあり、途中で奥ノ院の洞窟の中が見える。 |
白雲山へ |
白雲山へ |
白雲山へ |
岩間からの展望 |
白雲山へ |
白雲山へ 三連クサリ |
白雲山へ |
裏妙義(烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭)と浅間山 |
丁須ノ頭遠望 |
奥ノ院の岩場をクリヤーして30分余り岩稜帯や3連クサリを登り尾根に出る。看板を見つけられなかったのではっきりしないが、「見晴」というところだろうか。ここからの景色は素晴らしく、裏妙義の山谷急山、烏帽子岩、赤岩、丁須ノ頭、・御岳を一望できる。また奥には浅間隠山が見えていた。残念ながら浅間山は丁度雲の中に入っていた。 |
裏妙義(谷急山・烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭・御岳) 浅間隠山 |
白雲山へ |
白雲山へ |
今越えてきたピークを振返る |
白雲山へ |
大のぞきに到着 |
岩稜屋岩峰を越えながら前進する。途中「玉石」という岩があると案内にあったが見つけることができなかった。大のぞきに到着、大のぞきの岩には碑が立っていてその向うに浅間山が見えていた。このの展望の素晴らしく、裏妙義の山谷急山、烏帽子岩、赤岩、丁須ノ頭、・御岳を一望できる。また奥には先ほど雲の中だった浅間山そして浅間隠山も見えた。また妙義山独特の岩峰の尾根がそそりたっているのもすごい。 |
大のぞき(標高1010m) |
天狗のキレット? 大のぞきにて |
浅間山・浅間隠れ山 裏妙義 大のぞきより |
妙義の岩峰 大のぞきより |
大のぞきの先は大きく切れ落ちていて、天狗のキレットというかすごい絶壁だ。ここから30mのクサリ場で懸垂下降で下ったが、後続のグループが使えているのでリーダーがロープ仕舞いの間にセルフビレイしてクサリで下りた。
鞍部に下りて登り返すと天狗岳に着く。一息入れてまた下り、タルワキ沢の分岐に下る。途中、「顔面岩」があるとガイドに会ったが見つけられなかった。かなり緊張が続いているので足元手元ばかり見ていて周りを見る余裕がないのだろうか。 |
白雲山へ クサリ場30m |
白雲山へ |
天狗岳(岩) |
天狗岳(岩)頂上(標高1084m) |
白雲山へ |
タルワキ沢分岐(標高1010m) |
相馬岳?天狗岳? |
白雲山へ |
白雲山の主峰、相馬岳に到着した。相馬岳は、標高1104mで二等三角点になっている。山頂からは浅間山やこれから向かう金洞山が一望できる。
妙義山は、赤城山、榛名山とともに上毛三山と呼ばれている。妙義山は、「表妙義」と「裏妙義」があって、表妙義には白雲山、金洞山、金鶏山、裏妙義には谷急山、丁須ノ頭、御岳がある。
妙義山は、南西ある荒船山と同じ溶岩、凝灰岩、礫岩でできた溶岩体で周囲の柔らかい堆積層が浸食され溶岩の岩体が露出してこのような山容になったそうだ。険しい岩峰や尖った岩峰、奇岩など他にない特徴から日本三大奇景の一つになっている。ちなみに日本三大奇景とは、耶馬溪(大分県)、寒霞渓(小豆島)そして妙義山だそうだ。 |
白雲山 相馬岳に到着 |
相馬岳 山頂にて |
相馬岳 山頂 |
相馬岳 二等三角点(標高1104m) |
相馬岳 山頂 |
浅間山・裏妙義 相馬岳より |
八ヶ岳 荒船山 妙義山金洞山 相馬岳より |
金洞山 相馬岳より |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
相馬岳から急な斜面を降下、ザレ場になっていて落石多発、注意しながら慎重に下る。国民宿舎分岐まで下ると注意看板(他の個所にもあった)があり、この先鷹戻し、死亡事故多発、上級者でもザイル等の装備がない人は登山自粛して下さいとあった。
さっそく長いクサリ場があり、下りが続き鞍部から「バラ尾根」と呼ばれる尾根を越えたり巻いたりして進む。バラ尾根のピークと思われる岩の下を巻いて進むと次のピークに出る。 |
この先鷹戻し 死亡事故多発 ザイル等未装備は自粛を! |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山へ |
標高980mほどのピークから振返ると、今の登ってきた相馬岳の岩肌が迫ってくる。これから向かう先には金洞山が見えその一番手前には鷹戻しと呼ばれる絶壁が待ち構えている。一方裏妙義に目をやれば、谷急山、烏帽子岩、赤岩、丁須ノ頭、御岳が連なりその奥には浅間山、浅間隠山が展開している。 |
白雲山相馬岳 |
金洞山 |
裏妙義(谷急山・烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭・御岳) 浅間山・浅間隠山 |
展望のよかったピークを下ると鞍部「堀切」になり、中間道の分岐でまた危険の看板が立っていた。この先危険!金洞山縦走コースは、けわしい岩場が続き大変危険です。安全第一、楽しい登山にして下さいと記されていて、中間道へ誘導しているようだ。
さっそく切立った絶壁の下をクサリを頼りにトラバースして進む。女坂の分岐がありここからも下りてくださいと喚起しているようだ。 |
金洞山へ |
金洞山へ(標高1040m) |
金洞山へ クサリ場15m |
金洞山へ |
女坂分岐(標高900m) |
金洞山へ |
金洞山へ |
いよいよ今日の一番、鷹戻し基部に近づいてきた。標高約1000m足元は絶壁だ。ここから2段のハシゴを登り、150mのクサリが下がった絶壁を登っていくのだ。
垂直に付けれレたハシゴは難なくクリヤー、次は長いクサリ場だ。クサリにセルフビレイして登るがカラビナの架け替えが絶壁の途中で行なうためかなり時間がかかっているようだ。2人はロープでビレイしてもらって楽しそうに登っていた。垂直のクサリ部分は、足元をしっかりホールドしておけば一応安心だが、最後の横にトラバースして抜ける時は結構怖い。 |
金洞山へ |
金洞山へ(標高1000m) |
金洞山へ 2段ハシゴとクサリ150m |
鷹戻しを登る |
金洞山へ 鷹戻し基部 |
鷹戻しを登る |
鷹戻しを登る |
鷹戻しを登る |
鷹戻しを登る |
鷹戻しを登る |
鷹戻し頭で一息(標高1060m) |
鷹戻しの頭に出てホット一息ついた。ここからの展望も格別だ。裏妙義、浅間山、浅間隠山、相馬岳のある白雲山遠くにわずか赤城山も見える。そしてこれから登る金洞山が正面にそびえている。 |
裏妙義(谷急山・烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭・御岳) 浅間山・浅間隠山 |
白雲山 (後方に榛名山・赤義山がわずかに見える) |
金洞山 |
金洞山へ |
金洞山へ |
一旦下って登り返すと、中間道の石門群の中心部が眼下に広がって見える。大砲岩、そして大砲岩を眺めた「天狗のひょうてい」岩などなかなか見ごたえがある。
景色を見てる場合じゃない、ここから垂直に25m、2段のクサリ場だ。ここは時間がかかりそうなので全員、1段ずつ吊下げで降下した。 |
天狗のひょうてい(中央の岩で昨日登った)・大砲岩(中央やや右) 遠望 |
25m2段のクサリ場25m 1段目 |
25m2段のクサリ場 1段目 |
2段目のクサリ場を降りる |
2段目のクサリ場 ロープ回収中 |
2段のクサリ場を降りてほっと一息 |
25mの2段のクサリ場は、先に進んで振返ると恐ろしい絶壁だった。下の写真見ていただくと、岩の割れ目を25m降りたことになる。写真左はリーダーがロープを回収して1段目を懸垂下降している様子だ。 |
1段目のクサリ場 ロープ回収し懸垂下降 |
鷹戻しノ頭 中央の割れ目が2段のクサリ場 |
鷹戻しノ頭 |
鞍部まで下って登り返すと、今越えてきた鷹戻しノ頭がそびえている。あんな絶壁をよく無事登ってきたものだ。その奥には裏妙義、浅間山、浅間隠山が広がっている。少し下って一登りすると金洞山の最高峰東岳に到着する。 |
裏妙義(谷急山・烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭・御岳) 浅間山・浅間隠山 鷹戻しノ頭 |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山 東岳 |
金洞山 東岳山頂(標高1094m) |
東岳は、標高1094mで小さな岩の山頂だ。山頂下は絶壁で立っていても足が震えそうだ。ここから一旦下って登り返すと祠がお祀りしてある中之岳山頂だ。 |
金洞山 東岳山頂にて(標高1094m) |
金洞山へ |
金洞山へ |
金洞山 中之岳(標高1080m) |
中之岳は、標高1080mで山頂に祠があり展望は素晴らしい。振返ると先ほど越えてきた東岳は見える。浅間山も見える。眼下には石門群がそして妙義山の一峰、金鶏山も見える。 |
金洞山 東岳 中之岳より |
金洞山 東岳 |
浅間山 |
金鶏山 |
いよいよ縦走も終わりに近づいてきた。この中之岳を下り中之嶽神社下るだけになったのだ。しかし最後は25mの2段のクサリ場だ。時間もおしてきたのでロープ吊下げで2段一度に降下する。そのあと、岩の間のクサリ場を下り、陽の傾きかけた登山道をひたすら下る。 |
中之嶽神社へ下山開始 |
中之嶽神社へ クサリ場25m |
中之嶽神社へ リーダーが懸垂下降で降りる |
中之嶽神社へ クサリ場 |
中之嶽神社へ |
中之嶽神社へ |
中之嶽神社へ |
中之嶽神社 |
薄暗くなってきたところで中之嶽神社に全員無事下山した。妙義神社出発6時40分、中之嶽神社到着16時50分、行動時間が10時間10分の緊張の山旅だった。
リーダーさん本当にありがとうございました。ご一緒に頑張った皆さん良くやりました。
「死亡事故も起きているので、ザイル等のない人、登攀技術のない人は登らないでください」の看板があちこちにありました。経験があるから、ザイルに慣れているからと言っても過信は油断につながり事故になります。「自信」が「過信」にならないようお互い気をつけて楽しい山旅をしましょう。 |
中之嶽神社 |
中之嶽神社に全員無事下山(標高725m) |
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妙義山中間道に戻る |
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裏妙義丁須ノ頭へ |
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相馬岳
基準点名:相馬ヶ岳 等級種別:二等三角点
標高:1104m
所在:群馬県富岡市
地図:南軽井沢
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相馬岳 二等三角点 1104m 2015.11.03 |
天狗岳
基準点名:− 等級種別:−
標高:1084m
所在:群馬県富岡市
地図:南軽井沢
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天狗岳 1084m 2015.11.03 |
鷹戻し頭
基準点名:− 等級種別:−
標高:1060m
所在:群馬県下仁田町
地図:南軽井沢
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鷹戻し頭 1060m 2015.11.03 |
東岳
基準点名:− 等級種別:−
標高:1094m
所在:群馬県下仁田町
地図:南軽井沢
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東岳 山頂 1094m 2015.11.03 |
中之岳
基準点名:− 等級種別:−
標高:1080m
所在:群馬県下仁田町
地図:南軽井沢
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中之岳 山頂 1080m 2015.11.03 |
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コース 11/1 曇り 妙義神社
大阪(9:42)=[サンダーバード11号]=金沢(12:17/12:34)=[はくたか564号]=
高崎(14:36/15:12)=[普通]=松井田(15:36/15:40)=[送迎バス]=
妙議町 ひしや旅館(16:00/16:07)〜妙義神社参拝〜ひしや旅館(16:45) (泊)
11/2 雨 妙義山 中間道・富岡製糸場
ひしや旅館(6:43)=[送迎バス]=中之岳駐車場(6:58/7:05)〜中之嶽神社(7:07/7:12)〜
石門群登山口(7:18)〜第一石門(7:22)〜第二石門(7:30)〜第三石門(7:53)〜
第四石門(7:58/8:04)〜大砲岩分岐(8:07)〜大砲岩(8:16/8:24)〜大砲岩分岐(8:30)〜
あずまや(9:15/9:29)〜本読みの僧・中間道中間点(9:45)〜第二見晴台(10:02/10:08)〜
大黒ノ滝(10:17)〜妙義神社(10:32)〜ひしや旅館(10:45/昼食休憩/11:41)
=[乗合タクシー]=信金前(12:08)〜富岡製糸場(12:15/見学/13:22)〜[散策]〜
信金前(14:40/14:51)=[乗合タクシー]=妙義神社 ひしや旅館(15:25) (泊)
11/3 晴れ 表妙義縦走
ひしや旅館(6:38)〜妙義神社(6:41)〜登山口(6:48)〜
大の字(7:28/登攀準備・大の字/7:53)〜辻(8:02)〜奥ノ院(8:10/8:32)〜(8:52/9:01)〜
大のぞき(9:33)〜鞍部(10:02)〜天狗岩(10:18/10:22)〜タルワキ沢分岐(10:38)〜
相馬岳(10:54/11:12)〜国民宿舎分岐(11:29)〜[バラ尾根]〜堀切(12:40)〜
女坂・国民宿舎分岐(13:01)〜鷹戻し基部(13:30)〜東岳(15:11/15:15)〜
中之岳(15:36/15:50)〜中之嶽神社(16:50)〜中之岳駐車場(17:00/17:05)
=[送迎バス]=ひしや旅館(17:30) (泊)
11/4 晴れ 裏妙義 丁須ノ頭
ひしや旅館(6:40)=[送迎バス]=裏妙義・国民宿舎(6:56/6:58)〜登山口(7:05)
〜(8:41/登攀準備/8:54)〜丁須ノ頭(9:29/11:48)〜登山口(13:52)〜
国民宿舎(13:56/入浴/15:17)=[送迎バス]=横川(15:33/15:59)=[普通]=
高崎(16:30/16:55)=[あさま622号]=東京(17:52/18:10)=[のぞみ57号]=
新大阪(20:40)
天 候 11/1 曇り 11/2 雨 11/3 晴れ 11/4 晴れ
参加者 7名
実施日 2015.111.01-11.04
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima inada
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