妙義山裏妙義 丁須ノ頭
日本二百名山 
妙義山 裏妙義
国民宿舎裏妙義〜[籠沢コース]〜裏妙義・丁須ノ頭 (往復コース)
 11月1日から4日で妙義山に行った。第4日目11月4日は、裏妙義登山だ。第4日目は中間道の予定だったが雨のため第2日目になり、スライドして今日は裏妙義になった。しかし本日中に帰阪予定なので、登山は半日になり、裏妙義縦走は出来ないため、丁須ノ頭を往復することになった。

 ひしや旅館を6時40分、送迎バスで出発。国民宿舎裏妙義に7時前に到着、裏妙義へと出発した。

国民宿舎 裏妙義 (丁須ノ頭は左ピークの奥)

丁須ノ頭へ行程確認

丁須ノ頭へ
 林道をしばらく歩くと裏妙義の登山口があり、ここから登っていく。しばらく歩くと河原を渡り、沢沿いに登っていく。

丁須ノ頭へ 登山口を出発(標高460m)

丁須ノ頭へ

木々の間に裏妙義の岩峰が!

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ(標高560m)

丁須ノ頭へ(標高600m)
 標高600m辺りから沢に沿ってと言うより沢をつめていく登りになる。案内板によると、「籠沢コース」と記されていたので「籠沢」という名の沢なんでしょう。

 大岩を越えたり、クサリの下がった6mぐらいの岩を登っていく。足元は大岩小岩があり注意しながら乗り越えたり飛び越えたりしながら登っていく。

丁須ノ頭へ(標高595m)

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ(標高660m)

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ(標高860m)

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ
 標高910mあたりで岩が大きくなり危険度が増してきたので、ハーネス、ヘルメットを装着した。沢の幅も次第に狭くなりクサリも下がっているところが出てきた。沢の上は紅葉がまばゆく美しくなってきた。沢をつめた先がコルになっていて右の尾根を下れば横川への分岐だ。

丁須ノ頭へ(標高940m)

丁須ノ頭へ(標高1000m)

丁須ノ頭へ

丁須ノ頭へ(標高1010m)
 コルから丁須ノ頭の裾を半時計方向に大きくUターンするように巻いて北側から取付く。岩壁の裾をクサリで確保しながら進むのはおっかなびっくりで丁須ノ頭への構えがまだ出来ていないようだ。

丁須ノ頭へ(標高1030m)

丁須ノ頭へ(標高1010m)

丁須ノ頭へ(標高1020m)

丁須ノ頭に到着(標高1040m)

裏妙義 丁須ノ頭 表妙義 白雲山より
 丁須ノ頭の山容について、昨日表妙義の白雲山より撮影した写真を掲載。裏妙義の連山は、烏帽子岩、赤岩、丁須ノ頭の順にあり、右端の丸で囲んだピークの「丁」に今から登るところだ。

裏妙義 烏帽子岩・赤岩・丁須ノ頭 浅間山(バック)

丁須ノ頭  撮影:2015.11.03

 丁須ノ頭の長いクサリを登るとテラスに着く。このテラスで丁須ノ頭登頂の順番待ちの待機だ。リーダーが自力で山頂に登り、メンバーの登攀準備をしてくれている。

 山頂からビレイロープを下ろしてもらって、これから順番に大挑戦だ。一人目は北方稜線を登ったベテラン男、スムーズに登り拍手喝采。2番目の女性も順調に登頂、そのあと他グループの男性3人がクサリをつかってサササと登って降りてきた。

 テラスで待っているメンバーも続いて登攀、途中他グループの男性がクサリで登攀、力任せに登攀していたが事故につながりかねないと思った。

 自分の番が最後に廻ってきた。緊張が最高で最初の一歩がなかなか踏み出せない。登り始めがアンダーカットになっていて上が全く見えないのが怖かった。次はホールドはあるのだがアンダーカットの上に出るのに一苦労した。絶壁の上で三点支持し次のホールドを探すのに苦労した。みんなの声援を受け頑張ってなんとか山頂に立った。あまりの感動で写真を撮ってくれた人も震えていたようだ。下りはビレイロープで吊り下げてもらって無事降下した。ああ怖かった!死ぬかと思った!

 私達が登っている間にも多くの登山者がいたが丁須ノ頭の肩まで登って下山や縦走して行く登山者も多くいた。

丁須ノ頭(山頂標高1057m)

丁須ノ頭

丁須ノ頭

丁須ノ頭

丁須ノ頭に登攀

丁須ノ肩にて

丁須ノ頭に登頂(標高1057m)

丁須ノ頭

丁須ノ頭

丁須ノ頭
 丁須ノ頭からの展望は素晴らしく、裏妙義の山々、浅間山、浅間隠山、榛名山、赤城山、荒船山、八ヶ岳、表妙義の白雲山、金洞山と大パノラマを呈していた。女将さんがつくってくれた、おにぎりを美味しくいただき、至福の一時を過ごした。

裏妙義 浅間山・浅間隠山

浅間山

浅間山

榛名山・赤義山

八ヶ岳 荒船山 妙義山

表妙義 白雲山・金洞山
 素晴らしい時間を過ごし、余韻の残る中下山を始めた。巻き道のクサリ場を注意しながら下り、横川への分岐から登ってきた急な沢を下る。

丁須ノ頭をあとに国民宿舎へ下山開始

国民宿舎へ

横川分岐

国民宿舎へ
 登りは余り気にならなかったが、小さな石が転がっていて落石に注意しながら下った。狭い急な沢で落石を起こすと逃げ場がないので神経がピリピリになった。

紅葉

国民宿舎へ

国民宿舎へ
 しばらく下ると紅葉が美しい。荒々しい岩と鮮やかな紅葉がマッチしてとても感激だ。登る時クサリの下がっていた岩場は、ロープで吊り下げてもらって、いわばの最後を楽しんだ。

国民宿舎へ

紅葉

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

国民宿舎へ

登山口に下山
 下山するまで細心の注意をして下る折角、恐怖をよそになんとか登頂できたのにここで怪我をしたら台無しだ。そんなことで甲斐があって全員無事国民宿舎に下山できた。

消火訓練中の国民宿舎に全員無事下山

国民宿舎裏妙義
 国民宿舎で冷たいお風呂にはいり汗を流した。おお!寒。前日入浴の依頼をしておいたのにそんなこと聞いていませんとか。今から沸かしますとのことだ。さすが親方日の丸の公共の宿だ。来年3月には閉館とのこと。

 宿の送迎バスで、横川駅へ。ひしや旅館さん大変お世話になりました。横川駅は新幹線が出来て、信越本線の終点になった。信越本線は高崎から碓氷峠を越えて新潟までの本線であったが、新幹線が出来この松川までとなった。また、新潟までも分断され途中第三セクターになったりの路線だ。
峠の釜めしで有名な、おぎのやさんが松川駅前にあった。

 松川から信越本線で高崎に出て、新幹線あさま、のぞみを乗り継いで帰阪した。

 リーダーさん本当にありがとうございました。ご一緒に頑張った皆さん頑張りましたね。これほど厳しい山登りは生まれて初めてで素晴らしい経験になりました。これからも安全第一をモットーにいろんな山に挑戦して行きたいと思います。本当にありがとうございました。皆さんまた楽しい山旅をしましょう。

峠の釜めし おぎのや

JR横川駅
妙義山中間道に戻る ページ先頭へ
妙義表縦走に戻る    
 
丁須ノ頭

基準点名:−
等級種別:−
標高:1057m
所在:群馬県富岡市
地図:南軽井沢







丁須ノ頭 山頂 1057m 2015.11.04

コース
11/1 曇り 妙義神社
 大阪(9:42)=[サンダーバード11号]=金沢(12:17/12:34)=[はくたか564号]=
高崎(14:36/15:12)=[普通]=松井田(15:36/15:40)=[送迎バス]=
妙議町 ひしや旅館(16:00/16:07)〜妙義神社参拝〜ひしや旅館(16:45)  (泊)
11/2 雨 妙義山 中間道・富岡製糸場
 ひしや旅館(6:43)=[送迎バス]=中之岳駐車場(6:58/7:05)〜中之嶽神社(7:07/7:12)〜
石門群登山口(7:18)〜第一石門(7:22)〜第二石門(7:30)〜第三石門(7:53)〜
第四石門(7:58/8:04)〜大砲岩分岐(8:07)〜大砲岩(8:16/8:24)〜大砲岩分岐(8:30)〜
あずまや(9:15/9:29)〜本読みの僧・中間道中間点(9:45)〜第二見晴台(10:02/10:08)〜
大黒ノ滝(10:17)〜妙義神社(10:32)〜ひしや旅館(10:45/昼食休憩/11:41)
=[乗合タクシー]=信金前(12:08)〜富岡製糸場(12:15/見学/13:22)〜[散策]〜
信金前(14:40/14:51)=[乗合タクシー]=妙義神社 ひしや旅館(15:25)  (泊)
11/3 晴れ 表妙義縦走
 ひしや旅館(6:38)〜妙義神社(6:41)〜登山口(6:48)〜
大の字(7:28/登攀準備・大の字/7:53)〜辻(8:02)〜奥ノ院(8:10/8:32)〜(8:52/9:01)〜
大のぞき(9:33)〜鞍部(10:02)〜天狗岩(10:18/10:22)〜タルワキ沢分岐(10:38)〜
相馬岳(10:54/11:12)〜国民宿舎分岐(11:29)〜[バラ尾根]〜堀切(12:40)〜
女坂・国民宿舎分岐(13:01)〜鷹戻し基部(13:30)〜東岳(15:11/15:15)〜
中之岳(15:36/15:50)〜中之嶽神社(16:50)〜中之岳駐車場(17:00/17:05)
=[送迎バス]=ひしや旅館(17:30)  (泊)
11/4 晴れ 裏妙義 丁須ノ頭
 ひしや旅館(6:40)=[送迎バス]=裏妙義・国民宿舎(6:56/6:58)〜登山口(7:05)
〜(8:41/登攀準備/8:54)〜丁須ノ頭(9:29/11:48)〜登山口(13:52)〜
国民宿舎(13:56/入浴/15:17)=[送迎バス]=横川(15:33/15:59)=[普通]=
高崎(16:30/16:55)=[あさま622号]=東京(17:52/18:10)=[のぞみ57号]=
新大阪(20:40)

天 候  11/1 曇り 11/2 雨 11/3 晴れ 11/4 晴れ
参加者 7名
実施日 2015.111.01-11.04
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima  inada