アサヨ峰山頂と仙丈ヶ岳
日本三百名山  
早川尾根から鳳凰三山縦走
− Vol.1 −  
栗 沢 山 標高2714m アサヨ峰 標高2799m
北沢峠〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰
 8月26日から8月29日で早川尾根から鳳凰三山の縦走した。1日目8月26日は移動日で、大阪梅田をバスで出発し、伊那に向かった。

 梅田、7時20分出発、今回の参加者は3名だが、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根登山組10人ほどと混乗でのツアーだ。多賀、駒ヶ岳SAで休憩をとり、伊那ICから一般道を走り長谷の仙流荘13時の到着した。仙流荘バス停で30分ほど待って臨時のバスで北沢峠へ南アルプス林道を登っていった。

 北沢峠に14時20分過ぎに到着、懐かしい風景だ。長衛荘は、こもれび山荘に名が変わっていた。峠から少し下り、今日の宿長衛小屋に着いた。

 長衛小屋も名前が変わっていて、以前は北沢駒仙小屋だった。小屋は建て替えられ2013年シーズンから以前に使っていた「長衛小屋」に戻りリニューアルオープンしたそうだ。

 小屋の横の岩に、竹沢長衛のレリーフがある。北沢長衛は、戸台の案内人で南アルプスの開拓の父と呼ばれている。

 今日はそんな小屋に泊まって明日からの大縦走に備えゆっくりくつろいだ。

仙流荘バス乗場 南アルプス林道バス

北沢峠に到着

北沢峠(標高2036m)

長衛小屋へ

長衛小屋に到着

長衛小屋(標高1980m)
 2日目8月27日、午前3時前に起床、3時30分暗闇の中、早川尾根の大縦走を開始した。ヘッドランプを頼りに真っ暗な登山道を仙水峠へと登っていく。

 やがて仙水峠に近づくと真っ黒な先に朝焼けの空か広がり一気に元気が沸いてくる。左上には甲斐駒ヶ岳の岩の山塊が、右奥には鳳凰山のシンボル地蔵岳のオベリスクが朝日が射すのを今か今かと待っているようだ。一方振り返ると仙丈ヶ岳馬ノ背にお月さんが輝き沈んでいくところだ。

長衛小屋(標高1980m)を3時30分出発

仙丈ヶ岳馬ノ背に沈むお月さん

仙水峠に朝が来た

仙水峠に朝が来た

甲斐駒ヶ岳・摩利支天 仙水峠(標高2264m)より

今日の到達地点地蔵岳 仙水峠より
 仙水峠で朝焼けを楽しんで栗沢山へと標高差450mの急な尾根を登っていく。登り始めて数分でご来光が木々の間に揚がってきて周囲の景色が輝き始めた。

栗沢山へ

栗沢山へ

木々の間からご来光(5:18)

栗沢山へ

栗沢山へ

栗沢山へ
 標高2400m辺りで森林限界になり、周囲の景色が楽しめるようになる。甲斐駒ヶ岳の白い岩峰が大きく見え始めた。

 ハイマツの緑の中を登っていく、頭上の三角形の山頂を目指していくがなかなか近づかない、結構厳しい登りだ。緑のハイマツの中に白い岩が増えてくる。ちょっとした岩場になってくるが疲れを忘れて栗沢山山頂に登りきる。

駒津峰・甲斐駒ヶ岳・摩利支天

栗沢山へ

栗沢山へ

甲斐駒ヶ岳・摩利支天

栗沢山へ

栗沢山へ

栗沢山へ

地蔵岳・・・観音岳・・・・アサヨ峰

栗沢山へ

栗沢山へ

鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳・摩利支天・八ヶ岳
 栗沢山は、標高2714mで素晴らしい展望の山だ。仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳そして鳳凰山の地蔵岳、観音岳、北岳、間ノ岳、塩見岳などとこれから縦走する早川尾根、アサヨ峰などの大パノラマが楽しめ大満足だ。

栗沢山 山頂(標高2714m)

鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳・摩利支天・八ヶ岳

鋸岳

甲斐駒ヶ岳・摩利支天

地蔵岳・観音岳・アサヨ峰・・・北岳・間ノ岳・塩見岳

地蔵岳・観音岳・アサヨ峰

北岳・間ノ岳

地蔵岳・観音岳・高嶺

仙丈ヶ岳
 早川尾根の大縦走を始める。先ずはアサヨ峰を目指して歩き始める。アサヨ峰は2つのピークが見えるが山頂は奥に見える遠いほうだろうか。

アサヨ峰へ

アサヨ峰

アサヨ峰・北岳

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ
 しばらく下り、小さなピークになったところから振り返ると、おわんを伏せたような栗沢山その右側に甲斐駒ヶ岳が見えてくる。

 仙丈ヶ岳、栗沢山、頭を覗かせている鋸岳そして甲斐駒ヶ岳、遠くに八ヶ岳を眺めながら楽しく歩く。アサヨ峰はだんだん近づいてと言いたいがなかなか遠くのままだ。

栗沢山・鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳

栗沢山

甲斐駒ヶ岳

アサヨ峰

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ
 広々としたハイマツの緩やかな眺めの中を進み、所々に荒々しい岩があり高度を稼いでいくようだ。同じような繰り返しをしながら登っていく。展望が素晴らしいので楽しく登っていけるがなかなか山頂は先のようだ。

栗沢山・鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

甲斐駒ヶ岳

アサヨ峰へ

鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

栗沢山・鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳

仙丈ヶ岳

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

栗沢山・鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳
 アサヨ峰の山頂近くまで登ってきた。小さなピークが4つ、5つあり露岩岩を越えていくと山頂に着く。

アサヨ峰へ

甲斐駒ヶ岳

蓼科山・八ヶ岳・・・御座山・・・瑞牆山・金峰山・国師ヶ岳・乾徳山・茅ヶ岳方面

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰・北岳

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰へ

アサヨ峰 山頂に到着
 アサヨ峰は、標高2799mで三等三角点になっている。山頂は大きな岩が幾重にも重なっていて三角点その岩の横にあった

 ここへ来て新たな発見、鳳凰山の肩に富士山が見えてきた。山頂は今まで述べた山々に富士山が加わり充実した眺めになり、大満足だ。

アサヨ峰 山頂

アサヨ峰 山頂

アサヨ峰 山頂

アサヨ峰 三等三角点(標高2799.4m)

仙丈ヶ岳

地蔵岳・・観音岳・高嶺・薬師岳・辻山・毛無山 富士山

地蔵岳・・観音岳・高嶺・薬師岳・辻山・毛無山 富士山

富士山

北岳・間ノ岳・塩見岳

鋸岳・駒津峰・甲斐駒ヶ岳 蓼科山・八ヶ岳
 アサヨ峰の山頂で素晴らしい景色を堪能し、早川尾根を鳳凰山へと向かって歩き続ける。
 次ページに続く
Vol.2へ続く
   
栗沢山

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2714m
所在:山梨県南アルプス市
地図:仙丈ヶ岳


栗沢山  

栗沢山 山頂 2714m 2018.08.27
アサヨ峰

基準点名:鳳凰山
等級種別:三等三角点
標高:2799.4m
所在:山梨県南アルプス市
地図:仙丈ヶ岳


アサヨ峰 山頂           アサヨ峰 

アサヨ峰 三等三角点 2799.4m 2018.08.27
 

コース
8月26日  晴れ  大阪=伊那=長谷=北沢峠
 大阪梅田(7:20)=[バス]=多賀SA=駒ヶ岳SA=伊那IC=
長谷・仙流荘(13:02/13:38)=[路線バス]=北沢峠(14:23/14:26)〜
南アルプス長衛小屋(14:36) (泊)
8月27日  晴れ  仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜高嶺〜地蔵岳〜鳳凰小屋
 長衛小屋(3:30)〜仙水峠(4:57/5:13)〜H2560(6:03/6:12)〜栗沢山(6:38/6:52)〜
アサヨ峰(7:53/8:10)〜ミヨシノ頭(8:46)〜H2555(9:05/9:11)〜早川尾根ノ頭(9:58)〜
早川尾根小屋(10:03/10:2555)〜広河原峠(10:54)〜H2465(11:18/11:26)〜
赤薙沢ノ頭(11:53)〜白鳳峠(12:09/12:19)〜H2560(12:54/12:59)〜
高嶺(13:27/13:39)〜アカヌケ沢ノ頭(14:23)〜地蔵岳(14:31/14:53)〜
鳳凰小屋(15:25) (泊)
8月28日  曇り一時雨  観音岳〜薬師岳〜苺平〜夜叉神峠
 鳳凰小屋(6:07)〜鳳凰小屋分岐(7:04/7:15)〜観音岳(7:41/7:53)〜
薬師岳(8:20/8:29)〜薬師岳小屋(8:35)〜砂払岳(8:40)〜南御室小屋(9:27/9:38)〜
苺平(10:14/10:25)〜杭立峠(11:32/11:46)〜H1850(12:23/雨具着用/12:18)〜
夜叉神峠(12:44/12:46)〜夜叉神峠BS(13:29/13:36)=[タクシー]=
南アルプス温泉ロッジ(13:54) (泊)
8月29日  曇り  甘利山=長谷・仙流荘=大阪
 温泉ロッジ(8:03)=[バス]=甘利山登山口(9:02/9:09)〜甘利山(9:38/9:44)〜
甘利山登山口(10:08/10:15)=韮崎IC=諏訪IC=仙流荘(13:09/入浴・昼食/15:27)=
伊那IC=恵那峡SA=多賀SA=大阪(21:14)

参加者 3名
実施日 2018.08.26-08.29
毎日新聞旅行 (上級) inada