武尊山(左)・中ノ岳(右)に続くやせ尾根 家ノ串山より
 日本百名山 
武 尊 山 標高2158m
武尊スキー場〜前武尊〜剣ヶ峰〜中ノ岳〜武尊山〜武尊牧場スキー場
 
 10月7日から10月10日で日光白根山、武尊山、谷川岳に登った。

 10月9日登山2日目は、武尊山だ。ロッヂたかやまから送迎バスで武尊スキー場の一番上のリフト近くまで送って頂いた。標高はすでに約1600m、ロッヂたかやまは標高約850mなので一気に標高差750mもバスで稼いでしまった。

 ここからスキー場の脇を登って登山道に入って行く。紅葉が美しく楽しみながら登る。やがてリフトが下に見えてくるとスキー場とお別れで標高約1800mになる。

武尊スキー場を出発

武尊スキー場を出発

スキー場を後に登山道に入る

紅葉

登りが続く

登山道の周りが美しい
 スキー場から歩くこと約1時間でお地蔵さんに到着。ここから10分ほど登ると前武尊山頂に到着する。

 前武尊は、標高2040mで三等三角点になっている。山頂には日本武尊像が建っている。武尊山の名前の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征伝説とか。

クマササと紅葉の間を登る

お地蔵さん

前武尊に到着

日本武尊像

前武尊 三等三角点(標高2039.7m)

前武尊山頂標識
 武尊山の尾根の縦走がここから始まる。前武尊を少し下ると目の前に剣ヶ峰が見える。円錐形、四角錐でもなく屋根型の山容になっている。見る方角を帰れば円錐状に見える筈だ。現在剣ヶ峰は通行できなくなっていて右側をまいて進む。やがて右側にも岩峰がありその鞍部に出る。鞍部には剣ヶ峰岩峰群の鞍部という標識が建っていた。ここから先ほどの岩峰を左に巻いて進む。

剣ヶ峰

剣ヶ峰

剣ヶ峰

剣ヶ峰の右側を巻いて進む

剣ヶ峰岩峰群の鞍部

剣ヶ峰岩峰群の鞍部標識

剣ヶ峰鞍部から左側を巻く

剣ヶ峰を巻き終えると武尊山が見えてくる

剣ヶ峰を下る

家ノ串へ登り返し
 剣ヶ峰を巻きおえる辺りから前方に武尊山へ続く山々が見え始める。一旦下り登り返しになり、家ノ串山までクマザサの登りになる。後を振り返ると剣ヶ峰、前武尊が見える、剣ヶ峰は円錐形だ。

剣ヶ峰を振り返る

家ノ串へ登り返し

剣ヶ峰・前武尊(後)を振り返る

家ノ串へ登り返し

家ノ串山 山頂
 家ノ串山、家ノ串は標高2103mでクマザサに覆われた展望の良い山だ。後方には剣ヶ峰、前方には中ノ岳そして武尊山と美しい。

 家ノ串を少し下ると中ノ岳まで岩のヤセ尾根が続く。足元に注意しながら素晴らしい景色を思う存分楽しむ。武尊山から続く西側の尾根の景色も剣ヶ峰山などがあり素晴らしい。また右端の中ノ岳の尾根頭の岩壁が紅葉していてとても美しい。

剣ヶ峰

剣ヶ峰山方向を望む

武尊山(奥)

武尊山

剣ヶ峰山・武尊山・中ノ岳

中ノ岳へのやせ尾根を行く

中ノ岳尾根頭の岩壁と遠く至仏山

武尊山・中ノ岳

武尊山・中ノ岳

剣ヶ峰山・武尊山・中ノ岳

中ノ岳へのやせ尾根を行く

武尊山・中ノ岳

中ノ岳尾根頭の岩壁

中ノ岳へ

中ノ岳へ

中ノ岳南の分岐
 家ノ串からの鞍部を過ぎると中ノ岳への急登が少し続きやがて、中ノ岳南分岐の到着する。下山時はここから武尊牧場へ下る予定だ。

 中ノ岳のピークは踏まず、大きく下を巻いてクマザサの間を進む。少し下ると菩薩界の水と言う水場がある。その先、武尊山との鞍部には三ッ池があり、一つ目の池には鳳の池と書かれていた。

 三ッ池を過ぎると武尊山山頂まで登りが続く。とはいっても山頂までは直ぐだ。山頂直前に大きな岩がありその横に日本武尊像が建っている。

中ノ岳を巻いて武尊山へ

菩薩界の水

武尊山

三ッ池 鳳の池

日本武尊像

武尊山
 武尊山山頂に到着、この山も人気があるのか山頂は超満員だ。なんとか順番に記念写真を撮り合ったりした。にぎわう狭い山頂で昼食にした。

 武尊山は、標高2158mで一等三角点になっている。山頂には方位盤、御嶽山大神碑などがあった。展望は素晴らしく縦走してきた中ノ岳、家ノ串、剣ヶ峰そして前武尊がそして隣の尾根の剣ヶ峰山などの稜線が素晴らしい。遠くは至仏山方向、男体山方向、谷川岳方向の山々も展望できる。

 武尊山の由来は前記したが、沖武尊また北アルプスの穂高岳と区別するため上州武尊山とも呼ばれている。武尊山は成層火山で八ッの主な峰からなっている。主峰は武尊山で縦走してきた前武尊、剣ヶ峰、家ノ串、中ノ岳そして縦走時眺めていた西峰、剣ヶ峰山、獅子ヶ鼻山を総称して武尊山と言うそうだ。

武尊山 山頂

武尊山 山頂にて

武尊山 御嶽山大神

武尊山 一等三角点

中ノ岳

剣ヶ峰山方面を望む

中ノ岳・家ノ串山・剣ヶ峰 山頂より

武尊山を下山開始

中ノ岳

三ッ池

中ノ岳南の分岐を武尊牧場へ下る
 武尊山を下山し、中ノ岳南の分岐に戻った。武尊牧場への道、ここから泥仕合をしながらクサリ場を下りなお泥試合を続けるとやがて美しいブナ林になるという案内だ。

 クマザサの道を快適に歩いていると突然泥濘がやってきた。泥濘の連続だが、正面に至仏山が美しく見え少しは和める。

 クサリ場がやってきた。上下する人で大渋滞になっている。クサリ場には余り人が居ないようなのだが、一人ひとり順番に登り下りしているからだ。少し時間がかかったが全員クリヤー、広い尾根に出る。振り返ると降りてきた岩壁が切立っていた。

武尊牧場へ

泥んこ道の始まり

足元を気にしながら下山

至仏山

クサリの岩場を下る(上り下りで大渋滞)

クサリの岩場を下る

クサリの岩場を下る

クサリの岩場を通過尾根に出る

クサリの岩場のピーク(右肩から下った)

ナナカマド
 泥んこは依然として続き結果的にはブナ林に入る頃まで続いた。セビオス岳?で小休止、さらに下って武尊避難小屋まで下り、小休止をとった。

至仏山 セビオス岳?より

セビオス岳を下る

紅葉

武尊避難小屋に到着
 武尊避難小屋を過ぎると紅葉が素晴らしくなり、ブナ林の紅葉と合せて非常に美しい。時々陽が射しその都度歓声が上がる美しさだった。

 そんな美しいブナ林を楽しめるのも泥んこ試合の後だけに格別だ。シラカバ林になって所々に赤い実をつけたナナカマドが出てくると武尊牧場に到着だ。

 牧場売店前で休憩し、リフトに乗らずに歩いて下山した。アスファルト道なので最後の歩きには厳しい限りだ。牧場から送迎バスでロッヂたかやまに立ち寄り、水上温泉郷の旅館みやまへ向かった。

 今夜は素晴らしい旅館で、ご馳走を一杯頂き、温泉に浸かってくつろいだ。

紅葉

泥んこは中ノ岳より延々続く

紅葉

紅葉

紅葉 ブナ林が美しい

紅葉 ブナ林が美しい

紅葉 ブナ林が美しい

紅葉 ブナ林が美しい

紅葉

紅葉 シラカバも美しい

武尊牧場スキー場 休憩所に下山

菅武尊牧場スキー場を歩いて下る 駐車場に到着
1日目 日光白根山
3日目 谷川岳
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コース
10/7
  大阪駅(9:12)=[サンダーバード9号]=金沢(12:01/12:07)=[はくたか13号]=
  越後湯沢(14:51(15:09)/15:15)=[送迎バス]=片品・花咲 ロッヂたかやま(16:33) (泊)
10/8
  ロッヂたかやま(6:40)=[送迎バス]=丸沼・白根山麓駅(7:15/7:33)=[ロープウエイ]=
  山頂駅(7:50/8:00)〜血ノ池地獄分岐(8:22)〜七色平分岐(8:35)〜日光白根山(10:04/10:29)
  〜五色沼避難小屋(11:12)〜五色沼(11:30/昼食/12:00)〜五色山分岐(12:27)〜
  弥陀ヶ池(12:31)〜菅沼登山口(14:06/14:16)=[送迎バス]=ロッヂたかやま(15:20) (泊)
10/9
  ロッヂたかやま(6:00)=[送迎バス]=武尊スキー場(6:28/6:35)〜前武尊(7:41/7:51)〜
  剣ヶ峰岩峰群鞍部(8:14)〜家ノ串山(8:54)〜中ノ岳南分岐(9:35/9:40)〜三ッ池〜
  武尊山(10:14/昼食/10:49)〜中ノ岳南分岐(11:17/11:20)〜武尊避難小屋(13:16/13:24)〜
  リフト売店(14:27/14:40)〜武尊牧場登山口(15:21/15:23)=[送迎バス]=
  ロッヂたかやま(15:33/15:36)=[送迎バス]=水上温泉郷 旅館みやま(16:46) (泊)
10/10
  旅館みやま(6:00)=[送迎バス]=土合駅(6:38/7:06)=[ロープウエイ]=天神平駅(7:21/7:23)
  〜熊穴沢避難小屋(8:05/8:10)〜天狗ノ留まり場(8:40)〜ザンゲ岩(9:10)〜
  肩の小屋(9:22/9:32)〜谷川岳・トマノ耳(9:39/9:47)〜谷川岳・オキノ耳(10:02/10:14)〜
  トマノ耳(10:30)〜肩ノ小屋(10:34/昼食/10:55)〜ザンゲ岩(11:04)〜天狗ノ留まり場(11:25)〜
  熊穴沢避難小屋(11:56/12:06)〜天神平駅(12:41/12:55)=[ロープウエイ]=
  土合駅(13:03/13:08)=[送迎バス]=旅館みやま(13:21/入浴/14:30)=[送迎バス]=
  水上駅=上毛高原駅(15:23/16:22)=[MAXたにがわ418号]=東京(17:40/18:03)
  =[ひかり483号]=新大阪(21:13)

天 候  10/7 晴れ 10/8 晴れ 10/9 晴れ 10/10 晴れ
参加者 14名 
実施日 2011.10.07〜10.10
ツアー 毎日新聞旅行