熊野古道大雲取越 石畳の古道 | |
熊野古道 | |
中辺路[大雲取越] 大雲取山 標高966m | |
熊野那智大社〜那智高原公園〜登立茶屋跡〜舟見茶屋跡〜色川辻〜地蔵茶屋跡〜 大雲取山〜地蔵茶屋跡〜越前峠〜円座石〜小口自然の家 |
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1月26日から28日で熊野古道中辺路、大雲取越と小雲取山を歩いた。2日目1月27日は、大雲取越で途中大雲取山に登り、小口まで歩いた。 陽が射し始めたので窓から那智の滝を覗いてみると素晴らしい光景になっていた。昨日は日陰だったが輝く太陽に照らされてまばゆい光景だ。 |
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那智の滝 美滝山荘より |
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那智の滝 美滝山荘より |
那智の滝 美滝山荘より |
美滝山荘より |
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7時45分、美滝山荘を出発、先ず石段を登って熊野那智大社にお参りした。那智大社は、改修工事中で幕が張ってあり朱色の社殿は見られなかった。続いて青岸渡寺にお参りし、いよいよ長い一日が始まる。 | |
熊野大社・青岸渡寺へ(標高260m) |
熊野大社・青岸渡寺へ |
熊野那智大社(改修工事中) |
青岸渡寺 |
那智の滝 |
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青岸渡寺の右奥から早速石段を登り始める。予想はしていたが急な石段の古道が続く。一丁石、二丁石と登り、三丁石で那智高原公園方面へと登っていく。 | |
熊野古道 ここから大雲取越に出発(標高340m) |
大雲取越 熊野那智大社から小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
登りきると広い公園になっている。旅館からここまで標高差約300m一気に上がり公園で標高550mだ。ここから公園をあとに小口に向かって大雲取越の古道を本格的に歩き始める。 | |
大雲取越 小口へ |
那智高原公園(標高550m) |
古道は緩やかな尾根沿いの道で、石畳が延々と続く。約30分で標高差約110mを登ると、登立茶屋跡を通過する。途中、木々の間から烏帽子岳が見え、左肩に烏帽子岩も見えた。右下にはほぼ並行して林道が延びている。 | |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
烏帽子岳 左肩に烏帽子岩が見える |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 登立茶屋跡(標高660m) |
登立茶屋跡からさらに標高差220mぐらいまで石畳の道を登っていく。石畳の道はしっかりしていて、手入れもされているとは言えなんと強固な道だ。この石畳の石はどうやって運んできて石畳にしたのか、考えられない。 中辺路は、平安時代から鎌倉時代に皇族貴族が延べ100回以上も繰り返した熊野御幸の参拝道になったそうだ。 |
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大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
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大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
標高875m辺りのピークに到着、舟見茶屋跡だ。ここから太平洋が広がり勝浦の岬、大地町の舵取崎などシルエットでまばゆい陽が神々しく見えた。 | |
太平洋が広がり勝浦の岬・大地町舵取崎 舟見茶屋跡より |
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大雲取越 小口へ |
大雲取越 舟見茶屋跡(標高875m) |
舟見茶屋跡から少し下ると、舟見峠を通過、さらに下ると林道に出る。色川辻で林道をほんの少し進んでまた古道に入り下っていく。林道の間に、八丁の掘割の標識があったがよく分からなかった。 | |
大雲取越 舟見峠(標高865m) |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 色川辻(標高770m) 林道に出る |
大雲取越 小口へ すぐに古道に入る |
大雲取越 小口へ |
林道から古道を少し下って登り返しまた下ると、林道になり突き進む。さらに古道を進むと林道に出る。標識に沿って林道をしばらく歩く。林道にはうっすら雪が積もっていて、所々凍結していて滑りそうだ。先の方に建物が見えてきた。 | |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ 林道を渡る(標高805m) |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 林道合流(標高810m) 地蔵茶屋跡まで林道歩き |
大雲取越 小口へ |
つらら |
大雲取越 地蔵茶屋跡 休憩所 |
地蔵茶屋跡に到着、地蔵茶屋休憩所や東屋休憩所mトイレなどがあり、山裾に大雲取地蔵尊がお祀りしてある。 | |
大雲取越 地蔵茶屋跡 東屋休憩所 |
大雲取越 地蔵茶屋休憩所 |
大雲取地蔵尊 |
大雲取越古道から大雲取山へ(標高705m) |
しばらく休憩して、大雲取越の古道から離れて、大雲取山に登った。山頂に通信施設があり登山道ではなく、車道を山頂まで登っていく。車道は、うっすら雪が積もっていて所々凍結していて自由に歩けない。下山時の転倒を心配しながら登っていく。 | |
大雲取山へ |
つらら |
大雲取山へ |
大雲取山へ |
大雲取山へ |
大雲取山 山頂 |
みなさんの足取りが早くついて行けなく少し遅れて山頂に到着した。山頂では、みんな弁当を広げていたがいそいで私も頂いた。 大雲取山は、標高966mで三等三角点になっている。展望は、大塔山、法師山、果無山脈などが見渡せる。 三角点は、山頂のど真ん中にアンテナ鉄塔が建っていて2分され、フェンスの向こうのピークにあった。三角点へはフェンス脇をよじ登ったりしてやっと見つけることができた。こんな配慮のないアンテナ鉄塔は初めてだ。 |
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大雲取山 山頂(標高9666m) |
大雲取山 山頂(標高966m) |
大塔山・法師山方面と果無山脈 |
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大雲取山 山頂で昼食 |
大雲取山 山頂 |
アンテナフェンスを廻りこんで三角点へ |
大雲取山へ |
大雲取山 三角点峰 |
大雲取山 三等三角点(標高966.2m) |
大雲取山 山頂をあとに往路を下る |
地蔵茶屋跡へ |
地蔵茶屋跡に下山 |
大雲取越に戻り 小口へ(標高705m) |
大雲取山からの下山は多数の人がアイゼンを着けて下った。なんとか無事登山口の地蔵茶屋跡に下山。 ここからまた大雲取越に戻り、歩き始めるが即、古道は通行止めになっている。出発時から通行止めは分かっていたがその看板にぶつかった。 ここから150mほど先で土砂崩落のため通行止めになっているのだ。従って古道で石倉峠を越えることができない。 2006年9月の台風21号で土砂崩落になり地蔵茶屋跡から石倉峠が通行止めになっていた。2017年11月より、迂回路が整備され通行可能になったと言うことだ。迂回路は、林道のようで高低差はあまりないが距離は、2倍ぐらいだ。 |
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大雲取越に戻りすぐ迂回路(林道)に入る |
この先150m石倉峠まで土砂崩落のため通行止め |
大雲取越 迂回路を歩く |
大雲取越 迂回路を歩く |
大雲取越 迂回路を歩く |
大雲取越 迂回路を歩く |
迂回路から大雲取越古道へ(林道合流) |
大雲取越 小口へ |
迂回路を巻いて歩き、石倉峠からの古道出合い、大雲取越の古道歩きに戻る。登り口で少し休憩して、今日最後の登りに挑戦する。 越前峠へ標高差約110m、石段の古道を頑張って登りきる。先ほどの舗装道路の山登りに比べると比較にならな。しんどくても古道歩きは素晴らしい。 |
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大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ(標高740m) |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
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大雲取越 越前峠 |
大雲取越 越前峠(標高850m) |
越前峠を越えると小口までずっと下りだ。しばらくこ道を下るとやがて石畳の急な下りになる。胴切坂と呼ばれるように急な下り、足元に注意していて写真はなしだ。 | |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 同切坂 石畳の急な下り坂(写真なしm(_)m) |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 石畳の古道 |
大雲取越 楠の久保旅籠跡 |
大雲取越 小口へ |
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楠の久保旅籠跡に下り休憩、さらに下ると、「円座石(わろうだいし)」があり苔むしている。石には阿弥陀仏、薬師仏、観音仏が刻まれている。あとは、ひたすら下ると大雲取越登り口に下り着く。 | |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
円座石(わろうだいし) |
大雲取越 小口へ |
大雲取越 小口へ |
大雲取越登り口に到着 |
大雲取越登り口 |
小口集落 宿舎へ |
小口自然の家に到着 |
小口の集落を通って今日の宿舎、小口自然の家に全員無事到着。さっそく疲れを癒そうとお風呂に入る。ところがどっこい、生温いお湯で温まるどころか次第に寒くなってくる。1泊8000円とは言えそれはないだろうと思う。震えながら夕食を頂いてあすに備えて就寝した。 今日の宿舎、小口自然の家は元々中学校で、自然を生かしたレクリエーションや教育の場、古道歩きや観光に利用されているようで、最近外国人が多いとか。 |
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プロローグ大門坂に戻る 小雲取越へ | |
大雲取山 基準点名:口色川 等級種別:三等三角点 標高:966.2m 所在:和歌山県那智勝浦町 地図:紀伊大野 大雲取山 山頂 |
大雲取山 三等三角点 966.2m 2018.01.27 |
コース |
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